レ・ミゼラブル 25 周年記念コンサート [Blu-ray] で主役ジャン・バルジャンを演じた Alfie Boe (アルフィー・ボー) が「Bring Him Home」という CD を出していたので買ってみました。
お気に入りの曲
1 曲目、「Les Misérables」から「Bring Him Home」。オリジナルに忠実。ハープの音で始まり、ボーの「God on High〜」。ストリングスがサポートして続きます。ライヴ盤よりも丁寧に歌っています。CD でボーの「Bring Him Home」を聞くなら、この一枚を取ることになるでしょう。
3 曲目、映画「ムーラン・ルージュ」から「Come What May」。映画「ムーラン・ルージュ」は既存曲を巧みにアレンジして素晴らしいミュージカルに仕上げていましたが、この映画のための新曲も少ないながらありました。「Come What May」は映画のために作られた新曲です。映画自体、最近の作品ですからカバーされる回数が少なく、サントラ以外で聞くことがありません。Alfie Boe と Kerry Ellis によるデュエットは力強く聞いていてグッと来ます。オリジナルより良いかも。。。
4 曲目、映画「チキ・チキ・バン・バン」から「Hushabye Mountain」。原作は 007 シリーズのイアン・フレミング。主演に「メリー・ポピンズ」で「チム・チム・チェリー」を歌ったディック・ヴァン・ダイク。「ハッシャバイ・マウンテン」はダイクが子供達に歌う子守歌です。ボーはこれをしっとりと歌い上げます。大人の子守歌という感じです。
6 曲目、「My Fair Lady」から名曲「On The Street Where You Live」(君住む街で)。期待以上の出来。幅のある声域が必要で、スローテンポながら力強く歌う必要のある「On The Street Where You Live」は、もしかしたらボーの得意とする曲なのかもしれません。
8 曲目、「Man of La Mancha」から名曲「The Impossible Dream」。意外とおちついちゃってて普通でした。もっと迫力があるかな? と思っていたのですが...。共演者 (Matt Lucas) がいたから、本気になれなったのかな?
12 曲目、映画「女王陛下の007」から挿入歌「We Have All The Time In The World」(愛はすべてを越えて)。ボンド・シリーズ第 10 作目。主演はジョージ・レーゼンビー。そしてこの挿入歌を歌ったのは、あのルイ・アームストロング!! いやあ、良い曲です。ボーは正統的に、ゆっくりペースで歌います。CD を締めくくるのに最高の一曲です。
あとがき
「On The Street Where You Live」と「The Impossible Dream」以外はマイナーなミュージカル・ナンバーを集めた一枚です。で、聴きどころはむしろ有名じゃない曲だったりします (特に「Hushabye Mountain」ね!)。ちょっと勇気が要るかもしれませんけど、良いですよ。
もちろん、ボーの「Bring Him Home」を聞きたかったら、買いの一枚です。
関連エントリー
Bring Him Home
Alfie Boe
曲名リスト
1. Bring Him Home
2. Pure Imagination
3. Come What May (duet with Kerry Ellis)
4. On The Street Where You Live
5. We Have All The Time In The World
6. The Impossible Dream (duet with Matt Lucas)
7. Hushabye Mountain
8. Tell Me It's Not True
9. Some Enchanted Evening
10. As If We Never Said Goodbye
11. If I Loved You
12. If I Ruled The World
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