2006-08-27

リスログ「好きなレクイエム 100 選」

livedoor リスログにて、「好きなクラシック 100 選」なるテーマを作りました。

詳しい事は後日 clmemo@aka で記事にするつもりですが、リスログの簡単な紹介をば。リスログは、ソーシャル・ランキングと呼ばれるサービスの一つで、私的ランキングを皆で持ちよってランキング付けをしようというものです。

今回、私が作ったテーマは「レクイエム」。レクイエムは宗教曲の一つで、日本語では「鎮魂歌」とか「死者へのミサ曲」と訳されています。ラテン語で書かれた典礼文が教会によって定められており、作曲家はその詩に対して曲を付けます。とはいっても、典礼は時代によって変わっていますし、作曲家もそのルールを 100% 守っているわけではないので、全てのレクイエムが同じ詩を持っているわけではありません :p

それはともかく、レクイエムは、沢山の作曲家の作品があります (Wikipedia には 50 人以上の作曲家の名前が挙がっています!)。有名所では、モーツァルト、ヴェルディ、フォーレによる三大レクイエムがあり、他にも、ドヴォルザークやベルリオーズの作品もよく聴かれます。シューマンやシューベルト、それにリストもレクイエムを書いているだなんて知っていましたか? (少くとも私は知りませんでした :p)

「好きなレクイエム 100 選」では、そんな沢山あるレクイエムを「作曲者 - 曲名」という形でランキング作りしてみようという試みです。自分の好きな作曲家のレクイエムの私的ランキングを作って、是非エントリーしてみて下さい。マイナーな、こんなレクイエムも好き、というのがありましたら、そちらも是非ランキングに追加を :)

ちなみに、ランキングに「作曲者」の他に「曲名」を書くようにしたのは、作曲者によっては複数のレクイエムを書いている場合があるからです (例えば、ビクトリアは 4 声のレクイエムと 6 声のレクイエムの 2 曲のレクイエムを書いています)。また、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」やブリテンの「戦争レクイエム」のように、単なる変わり種のレクイエムがあることも配慮に入れました。

どうぞ皆さん、奮ってご参加下さい :)

ちなみに、私のランキングは、一位モーツァルト、二位ヴェルディ、三位フォーレです (なんて変わり映えしないんでしょ :p)。それ以下のランキングについてはリスログを見て下さいね。

2006-08-25

映画「ゲド戦記」批判

公開初日に観た「ゲド戦記」。あまりのヒドさに、言葉少ななエントリーを書きました。あれから数週間、ようやく自分の言葉でどう悪い作品だったのか表現できるまで落ち着いたので、ちゃんと書いてみます。

なお、このエントリーは、ネタバレを含みます。そういうのが嫌な方は、お読みにならないで下さい。

また、このエントリーは原作既読者を対象にしています。というのも、私は原作のファンであり、原作ファンの視点でしか映画を観ていないからです。今の私に、原作を未読の方々の視点を想像することは出来ません。どうぞご容赦下さい。

映画を観に行く時の覚悟

世間には、ジブリの作品として云々、宮崎吾朗監督は云々。という批判があります。これらの批判は、ジブリ作品への期待の裏返しだと私は思っています。高品質なアニメーションを創造し続けて来たジブリにしては、映画の質が低かった。だから怒っているのではないか、と。

映画を観る前に、私は Yahoo! 映画のユーザーレビューを読みました。試写会を観た人達のレビューが (その時は) 並んでいました。

レビューには、「声が聴き取りにくい」「内容が理解できない」「意味不明」「ヒドい出来だった」という評が大勢を占めていました。

そこで私はこう考えました。

映画ゲド戦記はジブリの作品としては質が悪く、監督も初めてということで、厳しい評が多いのだろう。しかし原作を忠実に映画化したから分かりにくい映画になったのかもしれない。原作は、難しいテーマを描いているし、映画としての盛り上げ所も少い。ロード・オブ・ザ・リングも人と地名が多すぎて分かり難いという批判もあったしね。そういう意味では、逆に原作に忠実だと期待してもいいのかも。

よし。映画そのものの出来は悪いことを覚悟しよう。むしろ、原作との忠実さを知ることを目的に、映画を見に行こう。

その時、100 近い評を読んだのですが、原作との乖離について言及しているものはなかったのです。

そうして、私は、ジブリとしては質が低いことを覚悟して、映画館に出かけました。

しかし、実物は、私の予測の上を行く低品質だったのです。アニメーション技術も、脚本も、原作への忠実度も、物語の世界観もひどい出来でした。

アニメーション

アニメーション、というか映画には、いくつかのテクニックがあります。監督としての見せ方というのでしょうか。

この点でレビューに挙がっていた問題点は、主に二つでした。一つは、急な場面転換が多いこと。確かに、原作を読んでいても、話の流れに置いてきぼりになりかける場面転換がいくつかありました。

もう一つは、説明的な会話が多いこと。映画の重要な部分を、ほとんどが登場人物の会話に放り込んでしまっています。結果、話しが長く、興に乗らない作品になりました。「アニメーション」が形になっていたのは、アクション・シーンだけ。それ以外は、まるで、ラジオの朗読を聞いているような気分でした。その上、声が聞き取りづらい。となったら、面白くもないでしょう。

でも、それは別にいいのです。

下手に塗りたくられた空や街並みを、ロード・オブ・ザ・リングのように流して見せる演出のもいいんです。

ウサギが、ルパン三世からカメオ出演した悪役よろしく、オーバー・リアクションで話すのもいいんです。

よくはないけど、いいんです。

でもね。

ゲドの手が変に大きく描かれるのは、困ります。

アレンが歩幅通りの距離を歩いてくれないのは、困ります。

※影のアレンの歩きも変でしたが、あれは演出でしょう。

デッサンを正しくとか、人が地面を歩くとか、そういうのって、アニメーションの基本でしょう?

残念なことに、映画「ゲド戦記」はテレビで放映されてるアニメよりも出来がヒドいです。ジブリの作品の中に素人っぽさが見えるというより、素人の作品の所々にジブリの技術が見える感じです。

脚本

映画「ゲド戦記」は、原作の第三巻「さいはての島へ」を映画化しています。

原作「さいはての島へ」のあらすじはこうでした。魔法の力が失われ、世界の秩序が崩れるという異変が起きます。その原因は不死を願う魔法使い「クモ」が「両界の扉」を開けたことでした。ゲドは王子アレンを連れて旅に出ます。ゲドは、「さいはての島」でクモを退け「両界の扉」を閉じ、全ての魔法を使い果たします。(詳しいあらずじ)

映画版「ゲド戦記」はどうでしょう。映画版でも、原作と同じく世界の均衡が崩れています。ゲドはアレンを連れて旅に出ます。クモが現れ、「両界の扉を見付け不死にならん」とする野望を語ります。アクション・シーンがあって、クモは殺されます。

映画版の問題は、世界の均衡が崩れている理由が分からないことです。原作を読んでいれば、両界の扉を開けたからだと推測はつきます。しかし、映画版では、この両界の扉をゲドは閉じないのです。扉が閉じなければ、世界の均衡は元に戻りません。これはどうしたことでしょう。

映画をよく見ると、クモは両界の扉を見つけたと言ってはいますが、開けたとは言っていません。もしかしたら、扉は開いていないのかもしれません。扉を開けようとしているクモを倒すだけで、解決になっているのでしょうか? いえ。扉が開いていないのであれば、世界の均衡が崩れた理由が分かりません。

では、世界の均衡が何故崩れてしまったのでしょう。映画版では、満足のいく説明はありません。そして、肝心の問題が宙に浮いたまま、映画は終わります。

これが、多くの人々に、物語がよく分からなかったと思わせる原因でしょう。

原作への忠実度

映画は、原作から名前とアイデアだけを拝借したとしか思えない程に、原作を改悪しています。

一番まずいのは、ゲドと再開したテナーがゲドを「真の名」で呼ぶ所です。ゲド戦記の世界では、真の名は乱りに口に出さない事がルールです。真の名を教えることは、例えていうなら、銀行通帳と印鑑とパスワードを他人に預けるようなものです。にもかかわらず、他に誰が聞いているか分からない家先で、大声で「ゲド」とテナーは口に出します。呆れて物が言えません。

ゲド戦記の世界観として、絶対に疎かにしてはいけない真の名がこの扱いなのですから、他もひどいものです。

三巻に登場しないテナーやテルーが登場するのはいいとして、アレンは親を殺すし、影に追われるし。アースシー (多諸島世界) なのに、海に出ることもない。

こと、魔法に到っては、ひどい扱いです。魔法の剣で魔法を弾いたり、城に入ると力が入らなくなり魔法が使えなくなったり。原作に、そんな便利な道具は出てきましたっけ? いつから、ゲド戦記の世界は、RPG のような簡単な作りになったんでしょう。

ディズニー映画の「ライオン・キング」は、手塚治虫の「ジャングル大帝」のパクリだと言われていました。しかし、まだライオン・キングの方が、登場人物の名前が違うだけで、原作に忠実と言えそうです。

物語の世界観

物語を描くには、世界観の構築が不可欠です。映画「ゲド戦記」は、世界観が砂上に構築されているように感じます。

例えば、王子アレンは自身の影に追われています。これは、ゲド戦記の一巻目「影との戦い」から得たアイデアでしょう。

「影との戦い」で影に追われたのはゲドでした。ゲドは、若さ故に魔法で自身の影を呼び出してしまいます。最初は、影から逃げていたゲドも、最後、自身の影と向き合い影を受け入れます。

映画版で影に追われるのはアレンです。魔法の使えないアレンは、どうやって影を生み出したのでしょう。どうやら、自分の心の弱さを受け入れられないことから、影が生まれたようです。葛藤から「影」が生まれる。なんてお手軽な設定でしょう。世界のルールに従うなら、魔法の存在は魔法から生み出されるべきです。そこを魔法なしで解決してしまうあたり、製作者の都合で物語が進んでしまっています。そんなものだから、魔法の剣や力を無力化する城などという、マンガのような道具が出てくるのです。だから、製作者の都合と原作の厳格な枠組が混ざって、チグハグで説得力のない世界観が出来上がったのでしょう。

出来の悪い世界観は、物語のしまりを無くし、観客の多くを困乱させたと思います。

あとがき

映画版「ゲド戦記」の出来については、原作者のル=グウィンさんもおかんむりのようです。

映画を観た人の中には、原作とは別に考えて、映画は映画として楽しめばいい、という考えの方もいらっしゃるようです。事実、原作を読まずに映画を観て、映画「ゲド戦記」を感動したと言う人もラホラ。どうやら、「親殺し」というキーワードと宮崎親子の関係をからめて観ると楽しめるらしいです。そういう見方もあるのかと目から鱗でした。

けれどね。例えばロミオとジュリエットを映画化したら、対立する両家にやって来た用心棒が両家の人達を皆殺しにする話になったらどうでしょう。登場人物にロミオとジュリエットが居ても、それは「ロミオとジュリエット」の映画化じゃなくて、「用心棒」の映画化だと言いたくなりませんか?

少くとも、今回の映画は「ゲド戦記」ではないと思います。この映画が「ゲド戦記」と呼ばれるのは、原作ファンとしてはツラい思いです。

2006-11-16 修正

今年のルパン三世スペシャルは 9/8 放映

毎年、金曜ロードショーで公開されているルパン三世のスペシャル番組。いつもは 7 月下旬放映ですが、今年は少し遅れて 9/8 放映だそうです。タイトルは「ルパン三世 セブンデイズ ラプソディー」とのこと。

上記情報を、eventcast にも登録しました。よろしければ、ご覧下さい。

去年は、せっかく放送開始から見始められたのに、途中で眠りこけて、気付けばラスト・シーンになっていたので、今年こそちゃんと見たいものです。

2006-08-18

むれ源平 石あかりロード

香川県は高松市牟礼町の「石あかりロード」を見て来ました。

牟礼町という町は、二つのことで有名です。一つは、源平合戦。那須の与一が「扇の的」を射たとされる史跡が残っています。

もう一つは、石の町。牟礼町は良質な花崗岩の産地 (?) で、その石は庵治石 (あじいし) と呼ばれるそうです。彫刻家ノグチ・イサムも、1969 年からは五剣山と屋島の間にあるこの地 (牟礼町) にアトリエと住居を構え、以降 20 年余りの間、石の作家である和泉正敏をパートナーに制作に励みました。 (イサム・ノグチ庭園美術館/The Isamu Noguchi Garden Museum Japan) とのこと。町には、イサムノグチ庭園美術館もあります。

石あかりロードは、牟礼町の石の町としての顔を見るイベントです。

具体的には、コトデン八栗駅から駒立岩までの約 1km の道沿いに並べられた約 170 個の石灯籠を鑑賞するというものです。1 km の道のりの半ばには、休息所が一か所設けられています。歩き疲れても、大丈夫です :p。

ちなみに、石あかりロードの石灯籠は、時代劇に出てくるような大人の背丈ほどもあるようなものばかりではありません。一番小さなものは、机の上に置ける程の大きさです。石灯籠は、二つとして同じものはなく、一つ一つが様々な趣向の凝らされた藝術品です。例えば、古代エジプトのテーベ神殿を型取ったものとか、月でうさぎが餅つきをしている形をあしらったもの、などなど。石をこんなに細工できるのかと感心してしまいます。そのうちのいくつかは、家にインテリアに持って帰りたくなるほどです (実際、石灯籠の大半は値段がついているので、買って帰れそうです。お値段は、最低一万円、最高八十万円)。

展示されてる石灯籠のサンプル写真は、PDF で下記サイトから見ることができます。

このイベントは、2006-08-05 から始まっていて、2006-09-30 まで続くとのこと。もちろん、灯籠に灯の入った所を見ないと面白くありませんから、日没に弁礼町をお訪ね下さい。石あかりは、毎日点灯して、夜十時位いまでやっているそうです。駐車場もあるので、車でのアクセスも可能です。

夕涼みを兼ねて、弁礼町まで足を伸ばしてみるのもよいかもしれませんよ。

2006-08-15

平井製麺所 わが屋の手のべ

香川県 (讃岐) で麺と言えば、うどんです。が、香川県のもう一つの麺の名産、小豆島のそうめんも忘れてはいけません。

今日は、平井製麺所でそうめんを頂きました。500 円です。写真はありません (撮り忘れちゃった ^^;)。

午前中、オリーブ公園を楽しんで、さぁ、お昼ご飯を食べよう、という話になりました。それで、ガードマンの人に美味しい所はありませんか? と聞いてみました。

ガードマンの最初の答えは、オリーブ公園内にあるレストランが美味しいよ、とのこと。ええ、園内の人間であれば、そう答えるのはお約束ですね。それで、二番目のオススメは? と聞けば、道を 500 m ほど下りた所にそうめんを食べさせてくれる所があるというではありませんか。それが、平井製麺所でした。

平井製麺所は、そうめんを製麺する会社です。前日までに予約して行くと、箸分け体験というのをやらせてくれるとか (14 時〜16 時)。

製麺所の前には、簡易テーブルが用意され、そうめんを頂くことが出来ます。お値段 500 円。そうめんを食べるのに、予約は要りません。家族でやっているらしく、とてもアットホームな雰囲気です。

今回、飛び入りで製麺所にやって来たので箸分け体験はできず。おそうめんを注文。出来たてのせいでしょうか。そうめんにコシがあります。量は少し大目のように感じましたが、ペロリと食べてしまいました。帰り際には、製麺所で打っているうどんも頂いちゃいました。

実を言えば、私は讃岐の生まれにもかかわらず、小さい頃はそうめんが一番好きという子供でした。家では、皆がうどんを食べてる中、一人だけそうめんを食べていたこともしばしばありました (ダシはうどんと同じものを使うので、そうめんを別に作る手間は少ないのです)。最近は、うどんも好きになり、そうめんを食べる機会もめっきりと減りましたが、ひさしぶりに食べて、「やはり、夏はそうめんだな」と思うのでありました :)

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2006-08-14

びんび屋 刺し身定食

びんび屋から望む瀬戸内海 びんび屋で夕食をとりました。そうです、お味噌汁ランキングのエントリーで「わかめ」を買う店として紹介した、あの「びんび屋」です。ちなみに、左の写真はびんび屋の前、道路一本挟んだ所から望んだ海です。

びんび屋は、徳島県にある活魚屋さんで、採れたての魚を丼や定食にして出してくれます。もとは、トラックの運転手が、徳島から香川に荷を運ぶ際に立ち寄る食堂でした (少くとも私が生まれる前からあったそうです)。最近 (ここ、2、30 年?)、美味しさに引き寄せられて、県外からの客も来ているようです。徳島から香川に向かう高速道路が出来て、客足が遠のくかと思いましたが、相変わらず繁盛しています。

明石海峡大橋方面からアクセスする場合は、鳴門 IC で高速道路を降ります。IC を降りると、すぐに「香川」と「徳島」への分岐点が現れるので、「徳島」方面に出ます。その後、一般道で「香川」の表示が出ますから、香川方面に向かいます。すると、国道 11 号線に出ます。あとは、一本道ですので道なりに進みます。一度海岸線沿いを走った後、少し海から外れますが、心配せず道に従って下さい。10 分も行けば、再び海岸線沿いを走るようになります。左手に「びんび屋」が現れるので、駐車場に入りましょう。

明石海峡大橋以外からのアクセス方法は知りません。ごめんなさい。Google Maps でも見て、探して下さい m(_ _)m

びんび屋 久しぶりに訪れたびんび屋は、改装されて奇麗になっていました。昔は、ほんとに旨しいものを食べさしてくれる食堂という感じだったのに、美味しいものを出す定食屋さんになっちゃってました。でも、人の列はすごいんですよね。一番人の混む六時過ぎに行ったせいもありますが、店に入るまで少々待ちました。

びんび屋 刺し身定食 席に座って注文したのは刺し身定食 (1500 円)。ごはんに、わかめの味噌汁、刺し身の盛り合わせに一品がつきます。写真を見て分かるように、びんび屋のウリはわかめです (もちろん採れたての魚もイイですよ!)。ごはん茶碗より口の広い椀に、これでもかと肉厚のわかめが入っています。GEROPPA さんが「飲む」のではなく「食べる」が適当 (life@aka: お味噌汁ランキング (食欲バトン))とおっしゃっるように、汁だと思ってあなどってはいけません。むしろ、おかずと考えてもよいくらい。

びんび屋の刺し身は、比較的大きな切り身になって出てきます。歯応えがあって、旨みがにじみ出て、とても美味しいです。びんび屋では、自家の漁船で毎日漁に出て魚を手に入れるため、鮮度が高いんですね。なので、遠洋漁業でないと手に入らない、マグロなんかは注文してはいけません。きっとそういう魚は市場か何かで手に入れたものでしょう。本当のびんび屋の美味しさが味わえません。瀬戸内で取れる魚を食べましょう。

本当なら、刺し身定食に入ってた魚を書き並べたい所ですが、魚に詳しくないのとメモを取り忘れたのとで、今回はお魚の名前はパス。確か、鯛と甘えびが入ってたのは覚えているんですけどね :p。

店を出る時は、忘れずに「わかめ」も買って帰りました :)

追記

びんび屋は、下町の食堂といった感じのお店です。運転中にお腹が空いて、駈け込むタイプのお店です。恩師や恋人を誘っての食事や商談に使うような、レストラン・お食事処ではありません。お気をつけ下さいませ。

2006-08-13

明神池畔 嘉門次小屋 イワナの塩焼き定食

長野県は上高地に行って来ました。朝、7 時頃バスターミナルを出発。河童橋から梓川に沿って明神池・明神橋そして徳沢へ。新村橋まで足を伸ばした後、逆岸を引き返して、再びバスターミナル。その足で、田代池・田代橋に寄って、大正池まで。そこからタクシーで駐車場に戻る。という道のりです。

穂高連峰を望み、梓川を見下しながら歩く山道には、鴬の啼き声が聞こえてきました。セミの音など聞こえぬ、涼しく爽やか。幸い雨に降られることもなく (前日は雷があったそうです)、朝から夕方まで、じっくりと楽しむことができました。

嘉門次小屋

明神池畔 嘉門次小屋 イワナの塩焼き定食 上高地での朝食は、明神池畔の嘉門次小屋で頂きました。

食べたのは、焼きたてのイワナです。嘉門次小屋には、生け簀があって、採れたてのイワナを囲炉裏で焼いてくれます。イワナ単品で 900 円。ご飯にお味噌汁、一品と香の物がついた定食が 1500 円。私は定食を注文しました。

料理を運んできた男の人が言うには、頭から骨ごと食べられるとのこと。隣のテーブルについた旅行客も、店員さんに「頭から...」と言われ、「えー」と声を上げていました。秋魚を焼いてる私達のような都会の人間には、びっくりな感覚ですよね。

実際、頭に噛じりつくと、ホント。バリバリと食べれてしまいます。煮干や目刺しの場合、頭の部分は塩味が濃いものですが、こちらのイワナの塩焼はそういうことはありません。全体の塩加減も調度よく、あっという間に平らげてしまいました。

テーブルのすぐ横には、イワナを放してる池があります。店の方が、池に入って、これから焼くイワナを選っては、気絶させるべく平手打ちしていました。ペシペシッという音を聞きながら、戸外で食べる食事は、いと美味しゅうございました。

2006-08-08

第 88 回全米プロゴルフ選手権まであと一週間

来週末 8/18-8/21 にかけて、ゴルフのメジャー最終戦、全米プロが開催されますね。

先程、eventcast の全米プロのイベント・ページに TV 放映の情報を加えました。今年は TBS 系で放送されます。ただし、TBS では、予選はハイライトのみの放映だそうです。もし、BS-i が見られるようでしたら、そちらで全日程を放映するとのことです。私の家は、BS-i 見れたかしらん (;_;)。

先日の全英オープンでは、タイガー・ウッズが強さを見せつけて優勝しました。ここ最近、タイガー・ウッズは不調でしたが、全英オープンのプレーぶりは (2000 年にグランド・スラムを達成した時程ではないものの) 1998 年頃の強さを思い起こさせるものがありました。全米プロでも、あの強さを見せつけてくれるのでしょう。楽しみです。

そうそう、今回の全米プロでは丸山茂樹も登場しますね。全英オープンで姿が見られなかったので、寂しかったです。ひさしぶりの丸ちゃんスマイルも、楽しみ楽しみ。