2009-09-23

新潟のオーディオ・ショップ「オーディオ関本」を訪ねました

実家のオーディオ・システムが、20 年近いロング・ランを経て限界に近づいています。壊れたら 10 万円程の新システムを、と悠長なことを考えているのですが、それなら私が使っているスピーカーと CD プレーヤーを譲ってはどうか? という話になりました。

それで、シルバー・ウィークにものは試しとスピーカーを持って帰りました。イギリスの QUAD 社のスピーカー QUAD 11L と村田製作所のスーパーツィーター muRata ES103A です。スピーカーを替えてそれほど音が変わるのか? 半信半疑な親も、音を聴いて悪くないと納得してくれたようです。

冬休みにでも、CD プレーヤーを持って帰りましょうか。

余った資金でアンプを買ってもらえば、新システムの完成です。

ところが、新潟の地にはオーディオ・ショップが見当たりません。Google で色々探してみて、「オーディオ関本」というお店があることを知り、昨日、訪ねてみました。

オーディオ関本

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オーディオ関本は、端正な住宅街の中にありました。前面をフル・ウィンドウにしていて、中が覗ける形です。部屋がゴチャゴチャしてなくて、内装がきれいなのが見てとれます。高級そうなオーディオが並んでいる分、お店に入るのには少し勇気が入りますね。でも、全くお店の様子が分からないよりはいいです。

展示品

お店でメインに鳴らしているシステムは 3 つありました。

入り口には Myryad の MXC7000 (CD プレーヤー) に、Octave の V80 (アンプ)、そして Davon のスピーカー。Myryad の CD プレーヤーは、目下、(自分の) 購入候補の一つなので必然目につきます。Octave の V80 も将来のアンプにと考えている一品。Davon は、一度は周りの人達に聞かせたいと思っている、とても優秀なスピーカー。

この組み合わせだけで、かなり趣味の良いオーディオ・ショップだなぁ、と感じます。

二つ目のシステムは、Aura の Aura Note (CD プレーヤー/アンプ一体タイプ) が B&W のトールボーイ型スピーカー (XT8 かな?) を鳴らしていました。個人的には、B&W は 805S 以外、特に好きでないのでスルー。

三つ目のシステムは奥の部屋にありました。鳴っているスピーカーは、Sonus faber の Guarneri Memento! アンプは Jeff Rowland のプリとメインに、CD プレーヤーは (おそらく) Esoteric。

Sonus faber のスピーカーは、上から下までほぼ全て聞いていて、上位機種では Stradivari Homage, Amati anniversario, Cremona M を特に好いています。言い換えると、Guarneri Memento にはあまり魅力を感じていませんでした。でも、それは Guarneri Memento の実力を知る機会に巡まれなかったということなのでしょう。今回、オーディオ関本さんの部屋で鳴っていた Guarneri Memento は、とても上品な音で、魅了されるものでした。特にピアノに透明感があって良かったです。時間があれば、Sonus お得意の弦の音も聞いてみたかったです。

きっと、このお店は、「最終目標を Guarneri Memento クラスに置く人達」を客にしているんだろうなぁ、と感じました。

あとがき

店員さんの物腰はやわらか。我々初心者向けに丁寧に説明して下さって、とても好感が持てました。

ただ、「本格的にオーディオを始めるなら」と提示されたアンプのお値段が「20 万円以上」。少し? いや、大分、予算オーバーです。更に突っ込んで、「QUAD 11L に合わせるアンプ」を聞くと、Accuphase E-250 (実売 25 万円) との声が。QUAD 11L に合わせるというより、先のグレードアップを見込した提案をして下さった模様。

うちの親は、そんなにオーディオに凝る人間ではないので、そこまで先を見据えた提案をされてもね。ちょっと困ってしまいました ^^; 何か 10 万円前半で、良いアンプはないものかしらん。

PS. 帰り際にショーケースに目を向けると、NuForce の iCon (実売 3.5 万円前後のコスト・パフォーマンスの高いアンプ) が置いてあったので、高い商品だけ売っているお店ではないと思います。