2006-12-11

007 カジノ・ロワイヤルで使われたポーカー・ゲーム「テキサス・ホールデン」

先日、007 カジノ・ロワイヤルの感想エントリーで。

パンフレットにはポーカーのルール解説を入れておいて欲しかったです。そういうわけで、次のエントリーでは、ポーカー・ゲームの簡単な解説をお届けしましょう。

life@aka: 007 カジノ・ロワイヤル より引用

と書きました。予告通り、カジノ・ロワイヤルで使われたポーカー・ゲームの解説をまとめてみます。

といっても、私はポーカーをやったことがありません。あくまでカジノ・ロワイヤルを理解するために必要な最低限のルールを紹介できればと思います。参考サイトは、下記の通りです。

ポーカーの基本

ポーカー・ゲームは、52 枚のカードで行なわれます。つまり、スペード、ハート、ダイヤ、クラブの各 13 枚です。ジョーカーは使いません (ジョーカーを使うポーカーをワイルド・ポーカーと呼ぶそうですが、カジノ・ロワイヤルではジョーカーなしのルールです)。

ポーカーは、5 枚の札でポーカー・ハンド (ポーカーの役) を作り、役の高さを競います。役を作る合い間に、ベット (賭け) を行ない、勝者に支払れるチップを決めます。

Texas Hold'em

ポーカーには、沢山の派生ルールがあります。カジノ・ロワイヤルのパンフレットによると、劇中で使われたのは「テキサス・ホールデム (Texas Hold'em)」というルールだそうです。

テキスサ・ホールデムは、手札 2 枚と共有の 5 枚のカードから役を組み合わせて、役を作ります。

ポーカー・ハンド (役)

ポーカー・ハンドは、あらゆるポーカー・ゲームでほぼ共通しているようです。弱い役の順からポーカー・ハンドの解説をします。全部で 10 種類あります。

ノー・ペア
役なし。下記の役以外の全て。
ワン・ペア
同じ数字のカード 2 枚からなるペアを一組。残りの 3 枚は何でもよい。
ツー・ペア
ワン・ペアを 2 つ。つまり、同じ数字のカード 2 枚からなるペアを二組。残りの 1 枚は何でもよい。
スリー・カード
同じ数字のカードを 3 枚揃える。残りの 2 枚は何でもよい。
ストレート
5 枚のカードの数字が連続並びになっている。スート (クラブとかハートとか) は何でもよい。
フラッシュ
5 枚全てが同じスート。つまり、5 枚全部がクラブ。もしくはハート、もしくはダイヤ、もしくはクラブ。カードの数字は不問。
フルハウス
ワン・ペアとスリー・カードの組み合わせ。同じ数字のカードを 3 枚揃え、残る 2 枚も同じ数字のペアになっている。
フォー・カード
同じ数字のカードを 4 枚揃える。残りの一枚は何でもよい。
ストレート・フラッシュ
ストレートかつフラッシュ。つまり、5 枚全てが同じスートでかつ数字の並びが連続になっているもの。
ロイヤル・フラッシュ
同じスートで 10, J, Q, K, A を集めること。10 以上のカードでフラッシュをすること。ロイヤル・ストレート・フラッシュと呼ばれることもある。

なお、役の主要部の数字を併せて呼ぶこともあります。例えば、「KK876」は「K のワン・ペア」。「JJ663」は「J と 6 のツー・ペア」。「66622」は「6 と 2 のフルハウス」という具合です。

もし、同じ役を作った人がいたら、主要部の数字をまず比較します。例えば、「KK873」(K のワン・ペア) と「7742A」(7 のワン・ペア) は、同じワン・ペアですが、K の方が 7 より大きいので、K のワン・ペアが勝ちます。

テキサス・ホールデムのゲームの流れ

テキサス・ホールデムのゲームの流れを簡単に紹介します。なお、ベット・ラウンドについては後述します。

  1. ブラインド・ベッド: ディーラー左の 2 人はチップを強制的に賭けさせられる。いくら賭けるかは、ゲーム前に参加者の間で決められる。
  2. ディーラーは時計回りにカードを配る。配るカードは、一人に対して 2 枚。
  3. ベット・ラウンド 1
  4. バーン・カード: ディーラーはデッキの一番上のカードを捨てる (不正にカードを覗いた人がでないようにするため)。
  5. ディーラーはデッキの上から 3 枚のカードを取り、表向きにテーブルに出す (計 3 枚のカードがテーブルに曝される)。
  6. ベット・ラウンド 2
  7. バーン・カード
  8. ディーラーはデッキの上から 1 枚のカードを取り、表向きにテーブルに出す (計 4 枚のカードがテーブルに曝される)。
  9. ベット・ラウンド 3
  10. バーン・カード
  11. ディーラーはデッキの上から 1 枚のカードを取り、表向きにテーブルに出す (計 5 枚のカードがテーブルに曝される)。
  12. ベット・ラウンド 4
  13. ショー・ダウン: プレイヤーは自分の手札を曝す。
  14. ディーラーは、公開の 5 枚とプレイヤーの 2 枚の計 7 枚から 5 枚を選び、プレイヤーごとに役を宣言する。そして、一番強い役を作った人にチップを渡す。引き分けの場合は、同じ額のチップを山分けさせる。

テキサス・ホールデムでは、手札の交換はありません。

ベット・ラウンド

ベット (賭け) は、勝者が手にするチップをプレイヤー同士が決める作業です。ポーカーにおいて、一番スリリングなシーンではないでしょうか。

ベットは、ディーラーの左隣から左回りに進みます。プレイヤーには、自分のベットの時に、ゲームを降りる・賭けるチップを釣り上げる・同額のチップを払う、の三つの選択肢があります。誰かが賭けるチップを釣り上げたら、もう一周して全員が同額のチップを払うことを確認します。

例えば、ABCDE の五人が順に並んでいたとします。C さんが賭けるチップを釣り上げたら、続く D→E→A→B さんが同額のチップを払うかゲームを降りるかするのを確認します。もし、A さんが更に賭けるチップを釣り上げたら、今度は B→C→D→E さんの順で同じように同額のチップを払うかゲームを降りるのを確認します。

ここで、ベットに関する用語も抑えておきましょう。

Raise (レイズ)
賭けるチップを釣り上げること。
Call (コール)
前の人と同額のチップを払うこと。
Fold (フォールド)
ゲームを降りること。フォールドすると、それまでに賭けたチップは全て失うことになる。

これらの用語を使ってベット・ラウンドを説明すると、「レイズしたプレイヤー以外のプレイヤーが全員コールもしくはフォールドすると、ベット・ラウンドが終わる」ということになりましょうか。

なお、最終ベット・ラウンドに限っては、「オール・イン」と言って、レイズされたチップに足りなくても全てのチップを出すことでコールしたことにできるようです。

あとがき

以上でテキサス・ホールデムの解説はお終いです。これで映画をより楽しく観てもらえればと思います。今回は、映画で使われたテキサス・ホールデムのやり方に解説を絞りましたが、興味のある方は上記参考 URL などを参照して、ご家庭でも遊んでみては如何でしょうか。

6 件のコメント:

  1.  ふむふむ。
     よく判りました。
     有難うございます。
     ベットの段階で「ポーカーフェイス」が活躍する訳ですね~。
     こういうルールを知っていると、映画がより楽しくなりますね。
     西部劇でも、よく出てきますし。

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  2. よかったぁ。この解説を書くまで、テキサス・ホールデムのルールは全く知らなかったんです。なので、他の人が読んで分かる解説になってるか不安でした。

    > ベットの段階で「ポーカーフェイス」が活躍する訳ですね

    ですです。カジノ・ロワイヤルの中の役者さんは、みんな、素晴らしいポーカー・フェイスの演技をしてくれてますよ。見る側としても、そこが一番の見所なわけで... 「オール・イン」って台詞が、とっても格好良かったです :)

    > 西部劇でも、よく出てきますし。

    はい。西部劇で使われるゲームはテキサス・ホールデムじゃないと思いますけど、ベットの用語と役はポーカー共通なので楽しめると思います。

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  3. 私はpokerをモラトリアムの時友人の下宿でよくやりました。
    修学旅行時もやりました。
    お金を賭けなくても良いので、@akaさんも親しい友人と楽しんでみてください♪

    *ワンペアからロイヤルストレートフラッシュまでの出る確率を計算してみると少し確率のお勉強になりますよ。

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  4. fujikiseki さんがやっていたのも、テキサス・ホールデンだったのですか? 私の周りには、(テキサス・ホールデン) ポーカーのルールを知らない人ばかなりなので遊べないです。いつか友達集めてやってみたいですね〜。

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  5. 私の(というか昔の連れ同士やっていたのは)テキサス・ホールディングなどという高級なものではなかったです。
    Raise,Callはゲームに取り入れていませんでした。
    それから前述の確率の問題にも関係しますけども、
    ジョーカーのいれないポーカーだとスリーカード、フルハウスが
    あまりにも確率的に出ないので、ジョーカーを入れて遊んでいました-;)

    ゲームを終えて次のゲームへ行く時、うまくシャッフルできていないので、前のゲームと同じ役ができやすかったのは覚えています;)

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  6. テキサス・ホールデンが高級かどうかは別問題だと思いますけど、おそらく fujikiseki さんがなさったのは日本で良くはやっているクローズド・ポーカーの一種だったんでしょうね。

    皆で複雑なゲームを楽しめるのって、楽しくて良いと思います。シャッフルが上手くいかなくてもね :)

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