2009-06-30

ヱヴァ新劇場版:破 <三回目>

昨日、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の三回目の観賞に行って来ました。

昨日は、高校時代にエヴァが東京テレビで放映されていた時分から一緒にエヴァを語りあった友人と一緒に映画館に行って来ました。彼も公開初日の私と同じように、ストーリーの「破」っぷりに衝撃を受けて動揺しまくりました。エヴァへの思い入れが強いと、「破」は心落ち付けて見るのは大変ですね。その確認が出来て嬉しかったです。きっと彼も二回目を観に行くことになるでしょう。

私はと言えば、三回目の観賞なのでかなり映画を楽しめました。初めて観た時は、エエッと思った新登場キャラ、新シーン、新音楽 (歌?) も、ストーリーにハマっていると思えるようになりました。エヴァ「破」を見て動揺した方々は、三回は観ないといけないかもしれません (体験談)。

どうやら明日は「映画の日」らしいので... (以下略)。

2009-06-29

ヱヴァ新劇場版:破 <二回目>

昨日、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の二回目の観賞に行って来ました。

公開初日 (一昨日) に観た時は、あまりの「破」っぷりに...

正直、まだ自分の中で咀嚼しきれていません。受け取めきれていません。

life@aka: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より引用

という状況でした。二回目ともなるとどうなるのか分かっているので、映画として楽しむことが何とか出来たような感じです。そして今夜、三回目を観に行きます。

2009-06-28

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

昨日は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の公開初日。東京は町田市のグランベリー・モール 109 シネマズにて、初回を観てきました。

「序」は感動でした。「破」は衝撃でした。

「破」は今までの予告通り、ストーリーが今までの TV 版から外れて行きます。しかし、いくらストーリーが外れようと、ヱヴァはエヴァでした。とても懐かしいエヴァがありました。といっても「序」で見られる懐かしさではありません。

「序」は、思い出と再び出会う懐かしさでした。旧友と会う懐しさ、故郷に戻る懐しさに近いものがありました。変化があっても、「戻ってきた」という安心感のある懐しさでした。しぐさの一つ一つに、昔を思い出す、心地良い懐しさです。

「破」は、TV をリアル・タイムに見ていた時の「居心地の悪さ」を思い出させる懐しさです。10 年以上も前、TV 東京で放送されていた当時の感覚を思い出します。先の読めないストーリーにドキドキし、「信じられない、何が起きてる、何が起きようとしている、これからどうなる?」当惑まじりに次の週を楽しみにしていた感覚。その感覚が「破」にはあります。

正直、まだ自分の中で咀嚼しきれていません。受け取めきれていません。

そういうわけで、これから 2 回目を見に行きます。ええ、これからです。

rel

2009-06-12

デイヴィッド・エディングス氏、死去

一週間前程のニュースですが、ファンタジー作家のデイヴィッド・エディングス氏が亡くなりました。2009 年 6 月 2 日死去。77 歳でした。

エディングス氏の代表作は、「ベルガリアード物語」とその続編「マロリオン物語」。この他、ベルガリアード、マロリオン物語からのスピン・アウトで「魔術師ベルガラス」と「女魔術師ポルガラ」。それとは別に騎士スパーホークの物語として「エレニア記」「タムール記」があります。

と知ったかで書いていますが、エディングス氏の作品をまだ一冊も読んでいません。本屋で見かけては、読みたいと思いつつ、本の厚さに敬遠して手を出せないでいたのでした。

そして気が付けば、エディングス氏死去。冥福を祈ると共に、このファンタジー・シリーズを手に取ろうかと考え中です。

予言の守護者 - ベルガリアード物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)

2009-06-11

トラウマイスタと「他のひとの悲しみ (On Another's Sorrow)」

週刊少年サンデーの連載「トラウマイスタ」(中山敦志)が、今週号 (2009 年 28 号) で最終回を迎えました。

トラウマイスタの大筋は、主人公らがアートマンという能力 (ジョジョでいう所のスタンド) で敵と対抗していくというバトルもの。能力の獲得のためには、自分のトラウマを乗り越える必要があります (それで題名が「トラウマ」イスターというわけ)。

最初は少し絵が個性的なバトル・マンガでした。でも最後のバトルの前夜。好きな人に告白をした直後、彼女が爆死させられ、なし崩し的に最強の敵と戦闘。ここからの展開がすごかった。トラウマをバネにするマンガだけに、ここで最強の敵といい勝負をするのかと思えば、齒牙にかけられることもなく完敗。ジャンプならここから修行が始まるんでしょうが、修行なし。主人公はそのまま敵地に突入。仲間は何も知らずに、置いてきぼり。敵の表の顔は大企業の社長、というよくあるパターン。で、敵の会社に乗り込んで大暴れ。かけつけたマスコミに映る主人公は、もうテロリスト。ここまでやるか! と。しびれました。久しぶりに熱いマンガでした。

最終回

最終回は平和になった主人公達の日常が描かれました。そこで出てきたのが、William Blake の On Another's Sorrow という詩です (サンデーには Willam Blake と誤記されています)。少し心を打たれたので調べてみました。

William Blake (英) は 1757 年生まれの画家、詩人、銅版画職人。On Another's Sorrow は、1789 年出版の The Songs of Innocence (無垢の歌) に収録された詩です。詳細は Wikipedia をどうぞ。

銅版画職人だったブレイクは1787年頃、独自のレリーフ・エッチングの手法を開発。それを用いた彩色印刷(illuminated printing)により、1789年、詩集『無垢のうた』(Songs of Innocence)を発行した。これはブレイクの彩色印刷による詩作品の最初のものである。その後、詩集『経験のうた』(Songs of Experience)の広告が1793年に出たが、結局発行されることはなかった。『無垢のうた』と『経験のうた』が合本となり、ひとつの詩集として1794年に発行されたのが『無垢と経験のうた』である。

無垢と経験のうた - Wikipedia より引用

この On Another's Sorrow の日本語訳全文は青空文庫で読むことができます。

オリジナルの英語版は Google Books 等で読むことができます。せっかくなので、こちらに転載します:

Can I see another's woe,
And not be in sorrow too?
Can I see another's grief,
And not seek for kind relief?

Can I see a falling tear,
And not feel my sorrow's share?
Can a father see his child
Weep, nor be with sorrow filled?

Can a mother sit and hear
An infant groan, an infant fear?
No, no! never can it be!
Never, never can it be!

And can He who smiles on all
Hear the wren with sorrows small,
Hear the small bird's grief and care,
Hear the woes that infants bear --

And not sit beside the nest,
Pouring pity in their breast,
And not sit the cradle near,
Weeping tear on infant's tear?

And not sit both night and day,
Wiping all our tear away?
O no! never can it be!
Never, never can it be!

He doth give His joy to all:
He becomes an infant small,
He becomes a man of woe,
He doth feel the sorrow too.

Think not thou canst sigh a sigh,
And thy Maker is not by:
Think not thou canst weep a tear,
And thy Maker is not near.

O He gives to us His joy,
That our grief He may destroy:
Till our grief is fled and gone
He doth sit by us and moan.

蛇足ですが、トラウマイスタの最後の 3 ページに書いてある部分「トラウマは逃げるためにあるのじゃなく、乗り越えるためにある! 乗り越えるための力こそ勇気なんだ!! その勇気の翼ひとつで、どこにでも飛んでいけるさ。」は On another's sorrow の一節ではありません。

トラウマイスタ 1 (1) (少年サンデーコミックス)
対訳 ブレイク詩集―イギリス詩人選〈4〉 (岩波文庫)

2009-06-04

「スター・トレック」

9/2 (火) に映画「スター・トレック」を観て来ました。2 回目の観賞です。

一回目はジャパン・プレミア試写会 (2009-05-12)。これが面白くて、楽しくてしょうがない。帰りの電車の中で、テーマ音楽が頭から離れませんでした。

映画が公開されたら観に行こうと決めて、一昨日、観に行って来たわけです。

2 回目ともなると筋が分かっているので、伏線もよく見えますし、動きが速すぎて終えなかったシーンも分かり易かったです。初めて見た時はそれほどとも思わなかったのですが、最後の戦いであわやという所にワープで現れるエンタープライズ号には鳥肌が立ちました。

6 月は、「アルマズ・プロジェクト」、「ターミネーター 4」、「エヴァンゲリオン 破」と目玉作品が目白押しなのですが、どれか一本と言われれば「スター・トレック」が一押しです。もしかしたら、3 回目も観に行くかもしれません :p