- ref. life@aka: 魔女の宅急便 (角野 栄子)
- ref. life@aka: 魔女の宅急便 2 キキと新しい魔法 (角野 栄子)
- ref. life@aka: 魔女の宅急便 3 キキともうひとりの魔女 (角野 栄子)
- ref. life@aka: 魔女の宅急便 4 キキの恋 (角野 栄子)
「魔女の宅急便」シリーズの 5 作目です。13 歳で魔女として一人立ちしたキキは、19 歳になりました。
魔女の宅急便〈その5〉魔法のとまり木 (福音館創作童話シリーズ)
角野 栄子 佐竹 美保
福音館書店 2007-05-20
Amazonで詳しく見る by G-Tools
コリコの町にやってきて、6 年も経ちました。十代ともお別れなキキです。子供なキキの物語は、本作をもって終了します。
6 年も経つと町も変わります。「2 六月のベール」でおソノさんがキキに言う言葉が印象的でした。
あいかわらずねえ、キキのおてんばは。でも、それだから、安心な魔女ってみんな思っているのよ。昔は、魔女は、ひどいことをする人っていわれていたじゃない。なにかいやなことがあると、魔女のせいにして。この町の人だってずっとそう思っていたのよ。でもキキの仕事を見ているうちに、人のせいにしたがる気持ちっていうのかしら……それがだんだんと消えていったみたい。おたがいさま。もちつ、もたれつが、気持ちがいいって思うようになったのね。これも魔法なのよ、きっと
「キキだけが変わったんじゃない。キキのおかげで、町も変わったの。それも、もちつ、もたれつよね」ということです。
といっても、良いことだらけじゃありません。キキもまだ十代ですからね。失敗もします。ジジが恋をします。魔法が「とまり木」に行ってしまって、空が上手く飛べなくなったりもします。いろんな悩みと、心のこもったおすそわけで、キキはコリコの町で二十歳を迎えるのでした。
最後のページで、キキととんぼさんは結婚します。おめでとう!!
0 件のコメント:
コメントを投稿