2006-12-26

CD を 80 枚程注文しました

サイドバーの一番下をご覧下さい。HMV のロゴがあります。

そうです。HMV のアフィリエイトを始めました。このロゴから HMV に入って買物をして下さると、私の財布に 3 % のアフィリエイト料が入ります。

いや、いや、いや。別に、それはいいんです。アフィリエイトを始めたことは、話の枕です。

本題はこちら。HMV のクラシック・ボックスがお買い得ってこと。

アフィリエイトを始めたことだし、と HMV を覗いてみて一時間後。82 枚の CD を注文していました。

HMV で輸入ボックスが安い

現在 HMV では、輸入盤を 3 組以上買うと 25% OFF になるマルチバイ・キャンペーンをやっています (随分前からやっているような気もしますが ^^;)。そんな中でも目玉とも言えるのが、クラシックの Brilliant レーベルの The Masterworks と Cascade レーベルの Premium Edition です。

Brilliant レーベルの The Masterworks は、一人の作曲家の主要作品を 40 枚一組にまとめてしまおうという企画です。通常価格、一万円。それがキャンペーンで、9000 円前半まで値が下がり、更にマルチバイ・キャンペーンを適用すると 7,716 円になります。

私はかねてよりヘンデルに興味がありました。ヘンデルって、バッハと同じ時代の大作曲家なのに「メサイア」「王宮の花火」「水上の音楽」くらいしか有名なものがないですからね。そういうわけで、ヘンデルの The Masterworks を注文しました。

ヘンデルの他にも、ハイドン、メンデルスゾーン、バッハ、ベートーヴェン、モーツァルトといった作曲家の Masterworks が発売されています。

もう一つのお買い得商品は、Cascade レーベルの Premium Edition です。こちらも、激安の CD ボックス・セットです。40 枚一組で、通常価格が 6,404 円。キャンペーン価格で 5,736 円。更にマルチバイ・キャンペーンで 4,803 円!

私は、バッハの 40 枚組を注文しました。ブランデンブルグ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、無伴奏チェロ組曲、平均律クラヴィア曲集、フランス組曲、イギリス組曲、インヴェンションとシンフォニア、管弦楽組曲、ゴルドベルク変奏曲、無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ、トリオ・ソナタ、他オルガン曲とハープシコード曲を入れて 40 枚。カンタータや受難曲が抜けているので、主要とはいえないかもしれませんが、いい感じの選曲です。

プレミアム・エディションは、バッハの他に ベートーヴェンモーツァルト、それからオムニバス集があります。ただ、ベートーヴェンのボックスは、CD の収録順序がバラバラになっているのが気になります。また、モーツァルトのボックスは、選曲が悪いように思います。特にオペラを抜粋でしか収録していないのが嫌です。

さて、ヘンデルとバッハのボックスだけで 80 枚注文しました。けれど、HMV ではこれを二組として計算します。マルチバイ・キャンペーンは「三組以上の購入」で適用されるので、もう一組買わなくてはなりません。最後の一組は、デ・サーバタのヴェルディのレクイエムを注文しました。デ・サーバタについては、また後日エントリーにしましょう。

HMV は商品へのアフィリエイト・直リンクを提供していないので、上のリンクを辿って CD を注文しても、私の懐には一銭も入りません。HMV のアフィリエイトは、Amazon などから比べて五年位い遅れているような気がします。

HMVジャパン

2006-12-24

くりすます・いぶ

皆さん、今日はクリスマス・イブですよ。

クリスマス・イブってどんな日か知ってますか?

夕方になるとケーキが安く売られたり、帰り道がイルミネーションで明るくなったり、家庭では七面鳥 (鶏の場合も多いですね) を食べたりする日のことですよ。え? 実家は遠い? そんな人は、近くの音楽ホールに出かけましょう。学生オケが 1000 円でヘンデルのメサイアやベートーヴェンの第九を演奏していまーす。そうです。クリスマス・イブって、みんなが楽しくなれる日なんですよ。

えっ? カップル? それはどこかのスーパーで売ってるものなのですか?

ref

2006-12-12

Great Pianists - George Cziffra

Great Pianists という 10 枚組の CD ボックスが、HMV から届きました。

注文したのが、2006 年 8 月 26 日。発売予定日は、9 月 20 日でした。その後、10/31, 12/1, 12/15 と三度、発売日が延期になり、2006 年内の発売はないんじゃないかと諦らめかけていた所、ようやく商品が発送されたわけです。

この Great Pianists という 10 枚組ボックスは、AURA という音源が所有していた「10 人のピアニストのライブ録音」が入っています。一人一枚で 10 枚です。私の目的は、9 枚目。ジョルジュ・シフラの 63 年録音です。

まず、録音が良いことに驚きました。ライブ録音なので、音が悪いと思っていたのです。ピアノの音がちゃんと入っていて、聴きやすかったです。

そして演奏。シフラのライブ録音はすごいと聞いていたので、爆演の類だと思っていました。テクニックが前面に出ているものだと思っていました。甘かったです。とても丁寧で、ゆっくりな所は哀愁ただようばかり。特に、ハンガリー狂詩曲 6 番のラッサン (ゆっくりな舞曲) がたまりません。速い所もキビキビと弾かれていて、シフラ節も健在です。とても、よかった。

Great Pianists は、残り 9 枚をまだ聴いていないのですが、この一枚だけでも買う価値はありました。10 枚組で 1731 円。よい買い物をしました。

2006-12-11

007 カジノ・ロワイヤルで使われたポーカー・ゲーム「テキサス・ホールデン」

先日、007 カジノ・ロワイヤルの感想エントリーで。

パンフレットにはポーカーのルール解説を入れておいて欲しかったです。そういうわけで、次のエントリーでは、ポーカー・ゲームの簡単な解説をお届けしましょう。

life@aka: 007 カジノ・ロワイヤル より引用

と書きました。予告通り、カジノ・ロワイヤルで使われたポーカー・ゲームの解説をまとめてみます。

といっても、私はポーカーをやったことがありません。あくまでカジノ・ロワイヤルを理解するために必要な最低限のルールを紹介できればと思います。参考サイトは、下記の通りです。

ポーカーの基本

ポーカー・ゲームは、52 枚のカードで行なわれます。つまり、スペード、ハート、ダイヤ、クラブの各 13 枚です。ジョーカーは使いません (ジョーカーを使うポーカーをワイルド・ポーカーと呼ぶそうですが、カジノ・ロワイヤルではジョーカーなしのルールです)。

ポーカーは、5 枚の札でポーカー・ハンド (ポーカーの役) を作り、役の高さを競います。役を作る合い間に、ベット (賭け) を行ない、勝者に支払れるチップを決めます。

Texas Hold'em

ポーカーには、沢山の派生ルールがあります。カジノ・ロワイヤルのパンフレットによると、劇中で使われたのは「テキサス・ホールデム (Texas Hold'em)」というルールだそうです。

テキスサ・ホールデムは、手札 2 枚と共有の 5 枚のカードから役を組み合わせて、役を作ります。

ポーカー・ハンド (役)

ポーカー・ハンドは、あらゆるポーカー・ゲームでほぼ共通しているようです。弱い役の順からポーカー・ハンドの解説をします。全部で 10 種類あります。

ノー・ペア
役なし。下記の役以外の全て。
ワン・ペア
同じ数字のカード 2 枚からなるペアを一組。残りの 3 枚は何でもよい。
ツー・ペア
ワン・ペアを 2 つ。つまり、同じ数字のカード 2 枚からなるペアを二組。残りの 1 枚は何でもよい。
スリー・カード
同じ数字のカードを 3 枚揃える。残りの 2 枚は何でもよい。
ストレート
5 枚のカードの数字が連続並びになっている。スート (クラブとかハートとか) は何でもよい。
フラッシュ
5 枚全てが同じスート。つまり、5 枚全部がクラブ。もしくはハート、もしくはダイヤ、もしくはクラブ。カードの数字は不問。
フルハウス
ワン・ペアとスリー・カードの組み合わせ。同じ数字のカードを 3 枚揃え、残る 2 枚も同じ数字のペアになっている。
フォー・カード
同じ数字のカードを 4 枚揃える。残りの一枚は何でもよい。
ストレート・フラッシュ
ストレートかつフラッシュ。つまり、5 枚全てが同じスートでかつ数字の並びが連続になっているもの。
ロイヤル・フラッシュ
同じスートで 10, J, Q, K, A を集めること。10 以上のカードでフラッシュをすること。ロイヤル・ストレート・フラッシュと呼ばれることもある。

なお、役の主要部の数字を併せて呼ぶこともあります。例えば、「KK876」は「K のワン・ペア」。「JJ663」は「J と 6 のツー・ペア」。「66622」は「6 と 2 のフルハウス」という具合です。

もし、同じ役を作った人がいたら、主要部の数字をまず比較します。例えば、「KK873」(K のワン・ペア) と「7742A」(7 のワン・ペア) は、同じワン・ペアですが、K の方が 7 より大きいので、K のワン・ペアが勝ちます。

テキサス・ホールデムのゲームの流れ

テキサス・ホールデムのゲームの流れを簡単に紹介します。なお、ベット・ラウンドについては後述します。

  1. ブラインド・ベッド: ディーラー左の 2 人はチップを強制的に賭けさせられる。いくら賭けるかは、ゲーム前に参加者の間で決められる。
  2. ディーラーは時計回りにカードを配る。配るカードは、一人に対して 2 枚。
  3. ベット・ラウンド 1
  4. バーン・カード: ディーラーはデッキの一番上のカードを捨てる (不正にカードを覗いた人がでないようにするため)。
  5. ディーラーはデッキの上から 3 枚のカードを取り、表向きにテーブルに出す (計 3 枚のカードがテーブルに曝される)。
  6. ベット・ラウンド 2
  7. バーン・カード
  8. ディーラーはデッキの上から 1 枚のカードを取り、表向きにテーブルに出す (計 4 枚のカードがテーブルに曝される)。
  9. ベット・ラウンド 3
  10. バーン・カード
  11. ディーラーはデッキの上から 1 枚のカードを取り、表向きにテーブルに出す (計 5 枚のカードがテーブルに曝される)。
  12. ベット・ラウンド 4
  13. ショー・ダウン: プレイヤーは自分の手札を曝す。
  14. ディーラーは、公開の 5 枚とプレイヤーの 2 枚の計 7 枚から 5 枚を選び、プレイヤーごとに役を宣言する。そして、一番強い役を作った人にチップを渡す。引き分けの場合は、同じ額のチップを山分けさせる。

テキサス・ホールデムでは、手札の交換はありません。

ベット・ラウンド

ベット (賭け) は、勝者が手にするチップをプレイヤー同士が決める作業です。ポーカーにおいて、一番スリリングなシーンではないでしょうか。

ベットは、ディーラーの左隣から左回りに進みます。プレイヤーには、自分のベットの時に、ゲームを降りる・賭けるチップを釣り上げる・同額のチップを払う、の三つの選択肢があります。誰かが賭けるチップを釣り上げたら、もう一周して全員が同額のチップを払うことを確認します。

例えば、ABCDE の五人が順に並んでいたとします。C さんが賭けるチップを釣り上げたら、続く D→E→A→B さんが同額のチップを払うかゲームを降りるかするのを確認します。もし、A さんが更に賭けるチップを釣り上げたら、今度は B→C→D→E さんの順で同じように同額のチップを払うかゲームを降りるのを確認します。

ここで、ベットに関する用語も抑えておきましょう。

Raise (レイズ)
賭けるチップを釣り上げること。
Call (コール)
前の人と同額のチップを払うこと。
Fold (フォールド)
ゲームを降りること。フォールドすると、それまでに賭けたチップは全て失うことになる。

これらの用語を使ってベット・ラウンドを説明すると、「レイズしたプレイヤー以外のプレイヤーが全員コールもしくはフォールドすると、ベット・ラウンドが終わる」ということになりましょうか。

なお、最終ベット・ラウンドに限っては、「オール・イン」と言って、レイズされたチップに足りなくても全てのチップを出すことでコールしたことにできるようです。

あとがき

以上でテキサス・ホールデムの解説はお終いです。これで映画をより楽しく観てもらえればと思います。今回は、映画で使われたテキサス・ホールデムのやり方に解説を絞りましたが、興味のある方は上記参考 URL などを参照して、ご家庭でも遊んでみては如何でしょうか。

2006-12-02

007 カジノ・ロワイヤル

映画の日に、「007 カジノ・ロワイヤル」を観て来ました。カジノ・ロワイヤルは、イアン・フレミングの原作では 007 シリーズの一作目。映画では 21 作目にあたる作品です。ジェームズ・ボンドが 00 (ダブル・オー) ナンバーをもらう前のエピソードが最初に入り、その後主題歌。そして、本編、007 の初任務が描かれます。

今回、私が気になったのは、6 代目ジェームズ・ボンドを襲名したダニエル・グレイグ (Daniel Craig) です。新ボンドは、一体どんな演技をするんだろうってね。それで見てみたら、これがとってもいいんです。ちょっとニヒルで悪役っぽい表面に、感情の露出具合がピッタシはまってて、スパイが主役の映画を見てるんだなぁと思いました。ダニエル・グレイグと比べると、ティモシー・ダルトン (4 代目) とピアース・ブロスナン (5 代目) は美男子すぎるかなぁ。

スパイと言っても、ジョン・ル=カレが描くようなスパイじゃなくて、やっぱりスーパーヒーローのスパイなんですけどね。でも、最近の 007 はスーパーマンみたいに無敵ぶりが強調されてた感じ。今回の 007 は「ものすごく優秀なスパイ」です。自信満々すぎる態度を M に嗜められたり、それで敵に裏をかかれたり、とパーフェクトなスパイじゃないんです。その分、ハラハラするシーンが盛り沢山。特に、カジノのシーン。ダニエル・グレイグは、未完の 007 を上手く演じています。ピアース・ブロスナンでは (格子良すぎて) 演じきれなかったでしょう。

ストーリー文句を言うなら一点だけ。少し複雑です。テンポが早過ぎて、ちょっと筋を追うのが困難な所がありました。う〜ん、これはもう一回見なさい、という制作者側の罠なのでしょうか。

それからカジノ・ロワイヤルのクライマックスであるポーカー・シーン。映画の中でポーカーの説明が全くないのはいいとして (話の流れが悪くなりますからね ;)、パンフレットにはポーカーのルール解説を入れておいて欲しかったです。そういうわけで、次のエントリーでは、ポーカー・ゲームの簡単な解説をお届けしましょう。

2006-12-01

今日は映画の日

2006 年 12 月 1 日。映画の日ですね。

今日は、「007 カジノ・ロワイヤル」の公開初日でもあります。

私は、最終の回で、カジノ・ロワイヤルを見て来るつもりです。ボンド役が 6 代目に変わったということなので、楽しみです。