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2018-12-31

十二国記 最新刊は 2019 年発売でしょうか?

本関連で 2018 年のニュースを振り返ってみると、12 月 12 日に発表された「十二国記」の最新刊予告が個人的に一番嬉しかった気がします。

「十二国記」は、短編集では「丕緒の鳥」が 2013 年に、長編では「黄昏の岸 暁の天」が 2001 年に発売されてから新作が発表されていませんでした。

第一稿が編集部に届いたということで、2019 年内の発売が期待できます。400 字詰原稿用紙にして 2,500 枚。あの「屍鬼」が 3,500 枚で単行本上・下巻、文庫本全 5 巻でしたから、文庫本では 4 巻ほどになりそうでしょうか? かなり大長編です。

どんな大冒険が繰り広げられるのか、今から楽しみです。

2016-03-02

ゼロの使い魔 Kindle まとめ買いが 47% オフ(書籍版と比べて)

5 年振りの新刊が出たライトノベル「ゼロの使い魔」。Kindle 版の値段を見ると安く値段が設定されています。まとめ買い 21 巻分の値段は 6,987 円。書籍版は一巻 636 円ですので、21 巻分の値段は 13,356 円。つまり Kindle 版は 47.69% オフのお買い得となります。

値段は、最初の巻が最も安く、後期の割り引き率が落ちています。詳細は次の通りです:

  • 1 〜 4 巻: 106 円
  • 5 〜 10 巻: 270 円
  • 11 〜 20 巻: 438 円
  • 21 巻: 563 円

あとがき

友達が「ゼロの使い魔」の 1 巻から 4 巻が 106 円発売されていると聞き、まとめ買いの値段を見てみたら、かなりお買い得だったのでドーンと買ってしまいました。この割り引きがいつまで続くか分かりませんが、全巻入手するには良い機会かもしれません。

2016-02-26

ゼロの使い魔 21 巻・発売!

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「ゼロの使い魔」シリーズ最新刊 21 巻が発売されました。Amazon から届いた最新刊が手元にあります。

作者ヤマグチノボル氏の永眠により完結はないと思っていただけに、感動ひとしおです。

週末、これを読むのが楽しみです。

2015-08-08

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 9巻は 9/12 発売

最近楽しみにしているライトノベル「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」(通称: ダンまち) の最新巻 第 9 巻が Amazon で 9/12 発売になっていました。

このシリーズは、3, 4 か月に一度のペースでコンスタントに出ているので、待つ身としても嬉しいですね。Kindle 版で読んでいますが、書籍の発売日とほぼ同時に Kindle 版も出るのもありがたいです。

2015-02-05

物理学科卒が楽しめる SF 小説

友達に「物理科卒の僕でも面白いと思える SF 小説を教えて」と言われました。題名だけ挙げるのも探しにくかろうし、自分のコメントを添えたらそれなりの文量になるので、ブログの記事にすることにしてみました。Kindle 版がある場合は Kindle 版へ、ない場合は文庫版へリンクを張ってあります (Kindle 版が欲しくない場合は、サイト内に文庫版のリンクがあるので辿ってください)。

選んだのは 10 作品。順不同です。基準は初めて SF に読む人にも親しめる作品としています。

星を継ぐもの by ジェイムズ・P・ホーガン

研究者 SF の傑作。

近未来。月面で宇宙服を着た死体が発見されました。科学的測定の結果、死後 5 万年という信じがたい事実が判明します。死体は異星人なのか。先史超古代文明なのか。それとも? 謎を解くべく集められた各分野の第一人者たち。やがて、科学者は二つの分派に分かれます。物理学者ハント博士をリーダーにする集団と、生物学者ダンチェッカー教授をリーダーにする集団です。お互いが、自説をくり広げ、相手の矛盾をつき、自論の穴を埋め、そして助け合う。

この小説に悪人は出てきません。登場人物たちは、皆、謎を解かんとする研究者たちばかり。人間ドラマだけで十分に面白い SF が作れる好例です。

続編「ガニメデの優しい巨人たち」「巨人たちの星」は、本作で友情を築いたハント博士とダンチェッカー教授が、今回の謎の延長線の出来事に力を合わせて立ち向かうもの。一気に三作まとめてどうぞ。シリーズ最終巻「内なる宇宙」は、「巨人たちの星」発刊後、十年経ってから出された待望の続編。SF のディープさが強めに出ている作品です。

ファウンデーション by アイザック・アシモフ

未来史 SF の傑作。

アシモフの未来史シリーズの中でも傑作とされる「ファウンデーション三部作」(ファウンデーション、ファウンデーションと帝国、第二ファウンデーション) です。

時は数万年先の未来。人は銀河帝国を築き、銀河系を支配していました。しかし、人類を統計学的に扱う「心理歴史学」をひっさげて登場したハリ・セルダンは、銀河帝国はやがて崩壊し一万年の暗国時代を迎えると予測します。セルダンは帝国に更迭され死を迎えることになりますが、その前に 2 つのファウンデーションを銀河の両端に置きました。暗黒時代は避けられないけれども、一万年を千年に短くすることはできる。そのために、人類の科学知識を一か所に集めた科学者集団「ファウンデーション」を設立したのです。

三部作の前半は、辺境の地にあるファウンデーションが力を増してゆく過程を描きます。後半はミュータント・ミュールの物語。人類を統計学的に扱えるのは、いかに優秀な人間であろうとも、銀河系全体に広がる人類総数から比べれば逸脱した存在となりえないから。ところが、「心理歴史学」の根幹を揺るがす存在が登場します。それがミュータント。ミュールはその超常的な力で新勢力を一代で形成し、ファウンデーションを瓦解させます。しかし、ハリダンは言いました 2 つのファウンデーションを置いた、と。第二ファウンデーションは存在するのか? 存在するなら、どこにあるのか? ファウンデーションの残党とミュールによる第二ファウンデーション探しが始まります。

SF ミステリーとしても優秀な作品です。

夏への扉 by ロバート・A・ハインライン

タイムトラベル SF の傑作。

SF でオール・タイム・ベストをとると、常に上位に入ってくる不朽の名作です。猫が好きで、女の子とのロマンスも欲しくて、タイムトラベルものの SF が好きなら、なにも迷う必要はありません。

難しい科学者も、頭を痛める歴史学もミュータントも出てきません。ちょっとの不幸と裏切りに立ち向かう青年を描いた作品。題名の通り「夏への扉」が開くような、爽やかな読後感があります。この読後感こそ、オール・タイム・ベストに君臨し続ける理由なのかもしれません。

エンダーのゲーム by オースン・スコット・カード

軍事 SF 極まれり。

異星人の大規模侵攻により大被害を受けた地球。来たるべき第二次大規模侵攻に向けて、少年たちは人類の存続をかけた軍事トレーニングを受けます。天才少年エンダー・ウィッギンの活躍を描いた作品。

最近、映画化されましたが (不安的中といいましょうか) 非道い出来でしたね。

長編一冊。ボリュームがありますけど、主人公の心情・脇役たちの姿をしっかり描いています。ストーリーテラーと言われたオースン・スコット・カードのがっしりした構成力に支えられた文章に時間を忘れることでしょう。個人的には旧訳の少しぶっきらぼうな文体の方が好きなのですが、それは言っても仕方のないことですかね。

続編「死者の代弁者」も名作ですが、より SF 色を濃くして活劇が少なくなっているので、「エンダーのゲーム」と同じノリで読むと調子を崩します。もし読むなら、ある程度、濃い SF になじんでからがおススメです。

タウ・ゼロ by ポール・アンダースン

特殊相対論を味付にした傑作。

有人による恒星間飛行。そのために光の速度に向かって加速を続けてゆくスペース・シップ。特殊相対論に従って、光の速度に近づくごとに、船は重くなり、船内の時間はゆるやかになってゆきます。そして、中間地点。エンジンを逆にして減速する予定でした。ところが、まさかのエンジン・トラブル。減速することができなくなってしまう緊急事態。

果たして、目的の星に着く前に解決方法は見つかるのか。クルーは長旅の果てに何を見るのか。

執筆当時、内容があまりに「最新科学」すぎて読者をおいてきぼりにしてしまったそうですが、今なら常識!? ラスト・シーンの素晴らしさを十分に楽しむことができるでしょう。

アルジャーノンに花束を by ダニエル・キイス

どうやったら、こんな作品が書けるんですか?

SF 大会でアシモフが作者ダニエル・キイスに聞いたとされる言葉です。キイスは「私もそれが知りたい。またこんな作品を書きたいのでね」と返したとか。後に映画化された時の邦題は「まごころを君へ」。この邦題は、多くの SF 作品をオマージュとして使った「新世紀エヴァンゲリオン」の劇場版最終話のサブタイトルとしても使われました (ちなみに TV 版最終話はハーラン・エリスンの短編「世界の中心で愛を叫んだけもの」)。

それほどに影響の大きかった作品です。

一人の青年が天才になってゆく過程。彼の変化を驚き喜んでいた周囲は、やがて自分達の想像を越えた天才と化す青年と向き合うのが辛くなってゆきます。そして、自分の「先」が分かってしまった青年の苦悩。とても悲しくて美しい物語です。

あなたの人生の物語 by テッド・チャン

これが SF です。

今回紹介する中で、唯一の短編集です。どの短編も SF の結晶です。SF が知りたい? なら、テッド・チャンを読めばいいよ。「あなたの人生の物語」を読めばいいよ。本書が出てから、こう言えるようになりました。

一編だけ紹介しましょう。「バビロンの塔」。ご存じ、「バベルの塔」のことです。旧約聖書の創世紀では、天にも届く塔を人間が作ろうとして神の怒りを買ったとされています。これは、ユダヤ教やキリスト教のお話。では、その「バベルの塔」を (バベルの塔が建ったとされる) バビロン神話に持ちこんだら? バビロンの神々はバビロンの塔を壊さないでしょう。塔は天に届くまで建設が続くでしょう。そうしたら、何をする? 何が待っている? その答えを本短編の主人公が教えてくれます。まず思いつきが凄いですし、バビロンの塔を上る描写が素晴らしいし、主人公の目的にまたびっくり。

表題作の「あなたの人生の物語」は涙なしに語れない。

マルドゥック・スクランブル by 冲方 丁

SF でカジノ。

日本人作家が SF で世界に飛び出して、ヒューゴー賞を狙えるレベルの作品を書いた。本書を読み終わった時の感想です。

三冊に分かれていますが、「マルドゥック・スクランブル」という本を三分冊しただけです。主人公バロット、相棒ウフコック、仲間のドクター・イースター。64 口径リボルバーをあやつる敵役ボイルド。魅力的な人間ばかりです。

この上に、この世界でも最新にして違法な SF ギミックを搭載する法律「マルドゥック・スクランブル-09法」が上乗せされて、SF 活劇が華々しくなるわけですが、本作の読みどころはカジノ!! SF でカジノ? SF でカジノです。テキサス・ホールデン (ポーカー)、ルーレット、そしてブラックジャック。SF ギミックを使ったイカサマ入りのポーカー勝負も面白いのですが、カジノの最終関門アシュレイとのブラックジャック勝負は SF の高みを見せてくれる名勝負。カジノ・シーンだけで、2 巻の後半から 3 巻の中盤までひっぱる大ボリューム。白熱しない方が無理ってもんです。

新世界より by 貴志 祐介

千年後の日本より。

貴志祐介という作家は、表面上は歯車の合った素敵な「日常」を描きつつも、裏に潜む「悪意」を描くのが上手いと最近思うようになりました。それは「悪の教典」における教師だったり、「新世界より」における SF 的な世界観だったりするわけです。サイコ・スリラーでも SF でも、傑作を書けるというのは稀有だと思います (それを言うと、冲方丁はバリバリの SF を書いた後に時代劇を書いていて更に訳が分かりません)。才能すごすぎです。

というわけで、千年後の日本。サイキック (主にテレキネシス) が日常生活にとけこみ、バケネズミという人工進化させたネズミとの共生 (?) 関係を営む主人公たち。でも、テレキネシスを持つということは、簡単に犯罪が行なえるわけで、子供たちの知らないうちに「させない仕組み」が出来上がっていて、やがて歴史の中へと沈み大人たちも知らなくなってゆく。そんな未来で「歴史」という見えない歯車がついに壊れ始めるのが本書の読みどころ。

主人公たちの子供時代を描いた第一部が壮大な序章で、大人になってからの第二部が本編というところでしょうか。過去レビューもあわせてどうぞ。

ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語 by 定金 伸治

研究者 SF。

最後はちょっとライトノベルというかジュブナイルな SF です。「星を継ぐもの」と同じく、本書も研究者が主人公ですが、前者が大人な研究者たちの「研究」を描いていたのに対して、後者のこちらは研究者のたまごが研究室で「実験」している姿を鮮やかに描いたものとなっています。

一つの実験をするために、準備機器を購入して整備して、使えるようにマニュアル読んで、準備する。実験の方向性を定めるために数多くの論文を読んで、研究の背景を知る、未研究な分野を知る、論文の不備を他の論文から知る、自分たちの持てる機材・技術・時間、そしてお金で出来ることを考えて、実験計画を立て、試行を繰り返して、それでも良い結果が出なかったり。実験系の研究室にいたことがあれば、そうそうと頷くことしきりな作品です。

時代設定も面白くて、十九世紀末。研究の主題は「花火」の作成。そこに万博といった発表会の機会が巡ってくるんです。ライトタッチな作品ですが、もっと評価されても良いと思うので紹介します。

あとがき

面白い SF は沢山あって、リストアップしていったらいくらでも並んだので 10 に絞り込みました。それでもコメントを書き出すと止まらなくなりました。

古典な SF 作家として、スウィフト、ヴェルヌ、ドイル、ウェルズも紹介したかったですし、黄金時代の作家ではクラーク、シマック、ヴォークト、ディック、スタージョン、ベクター、コードウェイナー・スミス、ポール、ニーヴン etc. も紹介したかったです。最近では、ティプトリー Jr、スターリング、ブリン、シモンズ、ウィリス、ミエヴェル、上田早 etc. も紹介したかったですね。

すみません。思いつくものは多いですけど、十本紹介するだけで精一杯でした。面白かったら、コメントください。

2015-02-03

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 本編第 6 巻 & 外伝第 3 巻、Kindle 版予約受付中

最近、ライトノベルを読む頻度が減りました。そんな中、私が新刊を待ちわびているシリーズの一つがこちら。「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」です。3 巻が出たあたりで存在を知り、既刊の本編 5 巻・外伝 2 巻までを買いました。

このシリーズ、そこそこ (?) かなり (?) 人気だと思うのですが、Kindle 化が遅いです。例えば、本編第 6 巻は 2014 年 11 月 14 日に出ているというのに、Kindle 版はまだ出ていないのですから!!

私はこのシリーズを Kindle で買い始めたので、Kindle 版で揃えようと思っています。去年からずっと首を長くして、最新刊が Kindle 化されるのを待っていました。そして、ようやく、予約が始まったのです。嬉しいことに、本編第 6 巻と外伝第 3 巻の配信開始日が同じ日です。配信予定日は 2/12 (木)。

もちろん、ポチリしました。2/12 が楽しみです。

と言っているうちに、文庫版は本編第 7 巻の予約が始まっているんですよね。こちら、一刻も早い Kindle 化をお待ち申し上げます! (ちなみに 7 巻の発売日は 4/16 とのことです)

2015-01-26

Kindle の角川フェアで「魔女の宅急便」全 6 巻購入、1,200 円

1/31 まで Amazon が Kindle 60% オフ・セールを行なっています。

ネットを検索すると、この手のオ型フェアはちょくちょく行なわれているようです。今回を逃しても、また別の機会があるでしょう。

閑話休題

魔女の宅急便を購入

図書館で全巻読み終えたにもかかわらず、手元に置いておきたくなる本ってありますよね。かといって、スペースがないからダンボールの中に入って封印されるのが目に見えてるような本。そんな本が角川の本でありました。

角野栄子原作「魔女の宅急便」全 6 巻です。

この 6 冊の合本が 1,200 円。

ポチリと押してしまいました。手元にあるだけ。それだけ。いつ読み返すのか分からないけれど、キキの成長物語を読み直したいです。

私は、児童文学が好きなんですねぇ。

ちなみに、ジブリ版「魔女の宅急便」を見た方は原作を読むとびっくりしますよ。かなりストーリーが違いますから。

2014-12-09

台東区中央図書館を活用しています

台東区に引越して 2 か月あまりが過ぎました。本好きな私にとっては嬉しいことに、台東区中央図書館がわが家の近く、職場の目の前にあります。

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近代的な建物ですよね。こちらは台東区の生涯学習センター。中央図書館は生涯学習センターの 1・2 階に入っています。

図書館は随分と IT 化されていて、図書館カードさえあれば無人貸出機で本を借りることができます。写真は図書館 2 F にある貸出機です。

図書館カードを入れて、借りる本の冊数を入力、すると機械が借りる本を勝手に読み出して貸し出し業務終了。あっという間です。

台東区立図書館のページからは (当然) ネットから本を予約することもできます。本が図書館に届いたら、電話もしくはメールでお知らせが入ります。図書館のおススメはメール。

中央図書館では予約した本は「予約本」コーナーに置かれています。このコーナーにはラベルの振られた棚が並んでいます。入り口にある機械に図書カードを通すと、自分が予約した本が「どのラベルの棚」にあるかが表示されます。予約本コーナーに入って、棚の中から自分の予約した本を探し、そして予約本コーナーの出口に設置されている「貸し出し機」(2 F にある機械と同じもの) を使って貸し出し処理を行ないます。

図書館員は貸出業務などには煩わされず、専らリファレンスなど IT 化しきれない作業を行なっています。

所蔵は図書館が揃える本は大低揃っていて、その上で、ライトノベルやマンガなども置いています。ライトノベルでは先日「アルスラーン戦記」を借りて読みました。マンガは私はまだ借りていませんが、「鋼の練金術師」が全巻揃っているようです。

中央図書館は使いたおしがいがありそうなので、どんどん利用してゆきたいです。

  • 開館 (月〜土): 9:00-20:00
  • 開館 (日、祝): 9:00-17:00
  • 休館: 第 3 木曜日、年末年始、特別整理期間

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2014-11-19

J. P. ホーガンの SF 名作「星を継ぐもの」、Kindle 化!

星を継ぐもの (創元SF文庫)

ハード SF の名作。ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」が電子書籍化。Amazon では Kindle 版が予約受付中です! 発売予定日は 2014 年 12 月 12 日。

「星を継ぐもの」は、近未来の地球を舞台に「5 万年前の人の化石が月面で発見された」という謎に挑む作品。彼は人間か異星人か? 5 万年前に超古代文明はあったのか? 彼は月面で何をしていたのか? 何故、死んだのか?

様々な謎を巡って、科学者達が論争を重ねます。次第に、物理学者ハント博士と生物学者ダンチェッカー教授によって率いられる二大派閥が対立。時に協力し、時に議備を戦わせ、相手を論破したと思ったら新たな謎が両陣営を更なる謎へ突き落とす。目立たない科学者の発見が、思わぬ大進展へと結びつく。

「星を継ぐもの」には真実を求める科学者達の物語で、「敵」という存在なしにスリリングなストーリーを展開できることを証明した稀有の名作です。

ハント博士とダンチェッカー教授の活躍は「巨人たちの星シリーズ」として続き、全 4 巻で完結します。続編「ガニメデの優しい巨人たち」と第三部「巨人たちの星」も 12/12 発売で予約受付中。第四部「内なる宇宙」は上下分冊で 12/19 発売が予定されています。

ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) 巨人たちの星 (創元SF文庫)

内なる宇宙 上 (創元SF文庫) 内なる宇宙 下 (創元SF文庫)

2014-04-28

マンガ版「四方世界の王」 4/30 よりウェブにて連載再開 & 最終章突入

定金伸治の小説「四方世界の王」。1 巻の発売は 2009 年 1 月。最新刊・第 6 巻の発売は 2011 年 8 月。第 7 巻の発売予定は 2011 年 11 月とありましたが、既に 2 年半もの時が流れました。

マンガ版も原作に追いつき休載。「四方世界の王」シリーズの完結は望むべくもないか? と思っていましたが、月刊少年シリウス 2014 年 6 月号の付録に、マンガ版「最終章」と銘打って第 24 話・第 25 話が掲載されていました。待望の連載再開です。しかも、マンガ版の方が原作より先に進んで... 最終章?

ともかく、連載再開です。連載場所は月刊少年シリウスではなく、ウェブ。水曜日のシリウスで掲載。

付録に収録された 24・25 話は 4/30 日更新分で公開。続く 26 話は 5/24 日更新が決まっているそうです。

マンガ版が続くということは粗筋は出来ているはずですが、マンガ版と原作小説では着地点を同じにするのでしょうか? 原作の方も続きが読めると嬉しいのですが、どうなのでしょう。少しは第 7 巻の期待をしても良いのでしょうか?

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原作

マンガ版

2013-09-29

古典部シリーズ「遠まわりする雛」から「心あたりのある者は」 (米澤穂信) 〜人の死なないミステリー

最近、遅ればせながら米澤穂信の古典部シリーズを楽しんでいます。古典部シリーズは作者のデビュー作にして、現在 5 作の既刊が出ています。「ビブリア古書堂の事件手帖」や「万能鑑定士 Q の事件簿」と同じく「人の死なないミステリー」であり、学園物ミステリーとして上質なシリーズとなっています (早く続刊でないかな?)

既刊五冊の題名を順に挙げてみます。

  1. 氷菓 (2001)
  2. 愚者のエンドロール (2002)
  3. クドリャフカの順番 (2005)
  4. 遠まわりする雛 (2007)
  5. ふたりの距離の概算 (2010)

探偵役に「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」を標榜する折木奉太郎。ヒロイン・千反田える。「データベースは結論を出さない」と嘯く親友・福部里志。奉太郎の幼なじみで福部に恋する伊原摩耶花の四人がメイン・キャラクター。

氷菓 (角川文庫) 愚者のエンドロール (角川文庫) クドリャフカの順番 (角川文庫) 遠まわりする雛 (角川文庫) ふたりの距離の概算 (角川文庫)

心あたりのある者は

古典部シリーズはどれも面白いのですが、ミステリーというのはネタバレせずに紹介するのが難しい。そこで取り上げるのが、古典部シリーズ唯一の短編集「遠まわりする雛」から「心あたりのある者は」です。

登場するのは主人公・折木とヒロイン・千反田の二人。部室に二人が居た所、校内放送が一本。

「十月三十一日、駅前の巧文堂で買い物をした心あたりのある者は、至急、職員室柴崎のところまで来なさい」

この校内放送の内容から、どういう意味で放送が行なわれたのか推理を展開していくというもの。ミステリーを嗜む人なら、ハリイ・ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」などを思い出すお題ではないでしょうか? 本短編は正にその系譜に乗った佳作です。

もちろん、謎を解き明かすにはこの発言の前後にある情報がないといけないわけですが、二人が思考し推論し解答へ至るところが読み所なわけです。実際、この短編は高く評価され、第 60 回日本推理作家協会賞短編部門の候補作になったとのこと。

一つの校内放送から謎解きする醍醐味。ミステリー好きにはお勧めの一品です。

九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)
九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)

2013-07-02

十二国記 最新短編集「丕緒の鳥」

小野不由美の十二国記シリーズ最新刊「丕緒の鳥」が 2013 年 6 月末に発売されました。実に 12 年ぶりの新刊ということで、ファンの皆さんはこの報を喜んでいたんじゃないでしょうか。

私は、幸い一昨年に十二国記のファンとなったので、医度ようタイミングで新刊が出てくれました。最初は図書館で既刊全巻を読破していましたが、教在は手元に新潮文庫の完全版が全て揃っていましす。

「丕緒の鳥」は雑誌 (?) に掲載された二編 (今までどの単行本にも未収録) と、書き下ろし二編の計四編からなる短編集だそうですね。実は、手元に本は届いているのですが、仕事が忙しくて本が読めません。時間を細切れにして本を読むことは出来ますが、こういう本は音楽をかけながら、ゆっくりリラックスして読みたいのでね。本を読むのは今月末になりそうです (涙)。

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫 お 37-58 十二国記)
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫 お 37-58 十二国記)

2013-04-14

「ゼロの使い魔」のヤマグチノボル氏、死去

ライトノベル「ゼロの使い魔」シリーズで有名なヤマグチノボル氏が 2013 年 4 月 4 日、逝去なさったとのことです。享年 41。

代表作である「ゼロの使い魔」シリーズは 2004 年にスタート。本編 20 巻、外伝 5 巻が発売されました。最新刊第 20 巻は 2011 年 2 月に発売。ヤマグチ氏は、シリーズが残り二巻で完結すること。ストーリーは出来ていること。を公にし、癌の治療を終えたら執筆を続けたい旨をファンに伝えていましたが、その夢は実現することはありませんでした。

思い返せば、あの時代。電撃文庫の「灼眼のシャナ」と MF 文庫の「ゼロの使い魔」と言えば、戦うヒロイン・ちょっと頼りない主人公、という設定でライトノベル界の二大看板的な人気がありました。続きが気になって、発売日に購入・読破していたのも懐しい思い出です。

「ゼロの使い魔」の続きが読めないのでは? そんな心配はずっとありましたが、ついにその日がやって来ました。無念だったと思います。ヤマグチノボル氏の冥福を祈ります。

2013-01-28

せどり男爵数奇譚 (梶山季之) 〜 日本の古書ミステリーのはしり

昨日、古書ミステリーとして「ビブリア古書堂の事件手帖」を紹介しました。

このビブリア古書堂シリーズに遡ること 40 年弱。日本で最初の古書ミステリーとされるのが、梶山 季之 (かじやま としゆき) (1935-1975) の短編集「せどり男爵数奇譚」です。オール讀物の 1974 年 1 月号から 6 月号まで連載され、同年一冊の本として出版されました。作者の死の前年の作品となります。

「せどり男爵」の話はビブリア古書堂シリーズでも出て来るので、こちらを先に読んでビブリア古書堂を読むも良し、ビブリア古書堂を読んで本書を読むもまた楽しです。

物語は、作家たる「私」がせどり男爵こと笠井菊哉に出会うことから知る「古書の世界」です。これが、本に狂った人間ばかり出て来てビブリオ・マニアにはたまらんのでしょうな。

短編の題名も一ひねりしてあって、全てに麻雀の役の名前が入っています。そして、物語もその役にからめた様な筋書きになっているんですね。ここに、短編のタイトルを挙げておきましょう。

  1. 色模様一気通貫
  2. 半狂乱三色同順
  3. 春朧夜嶺上開花
  4. 桜満開十三不塔
  5. 五月暗九連宝燈
  6. 水無月十三么九

いずれも、下四文字が麻雀の上がり役です。大雑把に役の説明をします (加しくは麻雀の解説をお読み下さい)。「一気通貫」は同じ種類の数牌を 1 〜 9 まで揃える役。「三色同順」は同じ数の並び (1・2・3 など) を萬子・索子・筒子で揃える役。「嶺上開花」はカン (同じ牌を四つ集めること) した時に引く嶺上牌でアがる役。「十三不塔」は一順目で 14 牌中 13 牌が完全にバラバラな状態でかつ 1 種だけ 2 枚重なっている役 (ローカル役で採用されないことが多いようです)。「九連宝燈」は「アがった者は死ぬ」と言われるほど難しい役で、同種の数牌を「1・1・1・2・3・4・5・6・7・8・9・9・9」と集め、あと一枚同種の数牌を加えて完成する。「十三么九」は今では「国士無双」という役名で知られており、数牌の 1・9 及び字牌各一種 (白・発・中・東・南・西・北) を集め、あと一枚数牌の 1・9 か字牌を揃える役。

役からストーリーを予測するも良し。読み終えてから、タイトルを見直して納得するも良し。なかなか凝った作品です。40 年前のレトロな雰囲気とともに楽しめる一冊。

せどり男爵数奇譚 (ちくま文庫)
せどり男爵数奇譚 (ちくま文庫)

2013-01-27

ビブリア古書堂の事件手帖 〜 人の死なない古書ミステリー

人の死なないミステリーに嵌ってる安宅です。最近は、万能鑑定士 Q シリーズから足を伸ばして、三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズに手を出しています。人は死なない。本の話は出てくる。ミステリーとしても楽しめる。一粒で三つ楽しい短編集です。

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
三上 延
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ワトスン役は五浦 大輔 (ごしま だいすけ) 。本好きながら、読書に拒否反応を起こす 23 歳。ホームズ役は篠川 栞子 (しのはら しおりこ) 。祖父の古書店「ビブリア古書堂」を引き継いだばかりの本の虫、女店長。二人の恋心 (?) も同シリーズの楽しみの一つです。

ビブリア古書堂シリーズの特徴を二つ挙げてみましょう。

第一に、本の蘊蓄が詰まっていること。各短編、一冊の本が「キー」になってミステリーになるんですが、作品の背景だとか著者のエピソードだとか、本好きにはたまらない蘊蓄が詰まっています。読んだことのない本でも大丈夫。タネ明かしにならない様にある程度工夫をこらしているので、むしろその本を読みたくなってしまうのですよ。

二つ目の特徴は、短編集 (大体、3〜4 つの短編で構成) に一つの大きな流れがあることです。短編は一つずつ独立しているのですが、その中で少しずつ小さな伏線が張られていて、それがまた全体のミステリーになっている趣向が張られているのです。第二巻はその傾向が薄いのですが、一巻・三巻は構成をよく練っていて、思わずもう一度本を読み直したくなります。

あとは主人公の栞子さんが可愛いい!! ってことですかね。初心だし、人見知りだし、性格は良い (?) し。それでいて、本のことになると目を輝かせるんですから、本好きにはたまらないキャラクターです。

人の死ぬミステリーに疲れたら、是非、ビブリア古書堂をどうぞ。

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)

4 巻は 2/22 発売

Amazon にはまだ表紙が出ていませんが、4 巻の予約が始まってます。発売は 2/22 とのこと。もう一か月を切りました。楽しみです。

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

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2012-09-25

吸血鬼ドラキュラが生まれる前の吸血鬼小説たち

先日、スティーブン・キングの「呪われた町」を読みました。1975 年に出版されたキングの長編第二作。現代に吸血鬼が現れたら、というストーリーを上手くホラー小説にまとめ上げた一品です。吸血鬼を殺すには心臓に杭を打つ、吸血鬼は招かれないと家の中に入れない、十字架は有効だが信仰がないと力が発揮されない... と吸血鬼の「規則」に則った上で現代風なアレンジが利いています。

呪われた町 (上) (集英社文庫) 呪われた町 (下) (集英社文庫)

さて吸血鬼といえばドラキュラ。ドラキュラ以前・以後にも吸血鬼をあつかった小説は多いです。ドラキュラ以後の作品は「呪われた町」を含め沢山あるので脇に置いておいて、興味があるのはドラキュラ以前の作品。ところが Wikipedia吸血鬼を題材にした作品の一覧には小説の出版年がありません。

この「呪われた町」集英社文庫・新装版の解説はドラキュラ以前の吸血鬼の小説が詳しい。これは! と思ったので、メモ代わりにまとめてみます。

なお、吸血鬼の小説については下記ウェブページも詳しかったので、併せて参考にしました。

「吸血鬼ドラキュラ」以前

最初の吸血鬼小説はジョン・ポリドリの短編です。ポリドリは詩人のバイロン卿の主治医兼友人だったとのこと。1816 年 5 月、ポリドリとバイロンはスイスのレマン湖畔にある別荘ディオダティ館に滞在していました。そこに詩人のパーシー・シェリーとその愛人メアリー (後に結婚してメアリー・シェリーとなる) がやって来ます。ここからは解説をそのまま引用します。

暇つぶしにそれぞれ怖い話を書こうという話になり、この競作ゲームから、二つの歴史的な名作が誕生した。一方がメアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』、他方がポリドリの「吸血鬼」。世界三大モンスターのうち二つが、ディオダティ館の一夜をきっかけに文学の世界で花開いた

ポリドリの「吸血鬼」はそれほど出来が良かったわけではなかったらしく、そのまま消え去ります。私も未読です。Amazon で「ポリドリ」で検索すると「ドラキュラ ドラキュラ―吸血鬼小説集」という本がヒットします。レビューを読むと、本書にポリドリ作の「吸血鬼」が収録されているとのこと。

一方、メアリー・シェリーのフランケンシュタインは今でも読まれる名作になりました。

フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))

プレストの吸血鬼ヴァーニーについては情報が少なく未読です。先述のウェブページに説明があったので引用します。

この作品は868ページという大作だが、著者は明らかでなく、『ペニー・ドレットフル』なる三流週刊誌に複数の著者によって連載されていたもので、主人公ヴァーニー卿の描写にはルスヴン卿からの借用が多いと言われている。

この作品は売れたことは間違いないが完全な読み捨ての消耗品で、現在ではほとんど入手不可能となっており、そのかぎりで「幻の傑作」といわれるが、読書界での評価は当初から極めて低く、「ルスヴン卿」と同じく現在では吸血鬼小説の系譜の中で語られるだけの存在となっている。

吸血鬼小説の系譜 より引用

ルスヴン卿はポリドリの吸血鬼に出てきた登場人物です。868 ページという大作ながら「読み捨ての消耗品」と言われると、読むにも覚悟が要りますね。日本語訳はあるのかしらん?

ヴァーニーに続いて、1872 年に「吸血鬼カーミラ」が登場します。カーミラは女性です。女吸血鬼ですね。中編ですが、間伸びすることなくカーミラに狙われた女性が次第に衰弱する姿はなかなか読みごたえがあります。作者のレ・ファニュは幻想小説を得意にしていた作家で、このカーミラが代表作とされています。

吸血鬼カーミラ (創元推理文庫 506-1)

そして、1897 年にブラム・ストーカーによる「吸血鬼ドラキュラ」が登場します。吸血鬼 (ヴァンパイア) の代名詞ドラキュラ伯爵。吸血鬼退治のヴァン・ヘルシング博士。ドラキュラ伯爵を追い詰めるミナ・ハーカーといった吸血鬼物では代表的面々が本作で登場しました。

吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)

ヘルシング教授は「ドラキュラ」で名を馳せて様々な作品に登場する様になります。「呪われた町」でもこんな一文が...

彼らは揃って病室を出た。廊下で、ベンがジミーの顔を見ながらいった。「マットを見てだれかを連想したかい?」

「ああ」と、ジミーが答えた。「ヴァン・ヘルシング教授を連想したよ」

呪われた町 (下) p.202 より引用

ハリウッドでは「ヴァン・ヘルシング」という映画も作られました。ヘルシング役はヒュー・ジャックマンでした。

ヴァン・ヘルシング [Blu-ray]

ミナ・ハーカーはアメコミ「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」の主要登場人物となり、そのアメコミは「リーグ・オブ・レジェンド」という題名で映画化されました。原作では吸血鬼にならなかったミナが、映画では吸血鬼になっている不思議はありましたが...

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ドラキュラの作者ブラム・ストーカーは、その功績からホラー小説・ダークファンタジー小説にアメリカのホラー作家協会が贈る文学賞の名前にもなっています (see ブラム・ストーカー賞)。

「呪われた町」に関連して

最後に、「呪われた町」の様に現代に現れた吸血鬼を描いた作品を紹介します。「十二国記」で有名な小野不由美が「呪われた町」に触発されて書いた作品として「屍鬼」。文庫版で全五巻という大長編。未読ですが、すごく有名なので読んでみたいところ。

屍鬼〈1〉 (新潮文庫) 屍鬼〈2〉 (新潮文庫) 屍鬼〈3〉 (新潮文庫) 屍鬼〈4〉 (新潮文庫) 屍鬼〈5〉 (新潮文庫)

映画では「フライトナイト」が好きです。1985 年と 2011 年に映画化されています。1985 年版では、吸血鬼を信じていなかったピーター・ヴィンセント (似非ヴァンパイア・ハンター) がお気に入りの手鏡で自分を見つめていたら、後ろを通った吸血鬼の姿が映らなくて正体に気付くオチ。良く出来ていました。2011 年版はバトルシーンが多くなっていますが、ピーター・ヴィンセントが少年時代に両親を吸血鬼に殺されていた過去を入れたり、1985 年版では主人公チャーリーに理解を示さなかった母親との関係が良い方向に修正されていたりと、細かな手直しが入っていて映画を面白くしています。笑ったのは銀の銃弾で撃たれて「銀の銃弾は狼男用だ」と吸血鬼が言い放つシーン。細かい所まで吸血鬼のルールを守っている良作です。

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