2010-06-29

This is it でギターを弾いていた Orianthi を聞く

マイケル・ジャクソン一周忌ということで、トレインチャの「Never Can Say Goodbye」に続いて Orianthi の 2 つのアルバムを聞いています。

Violet Journey

Orianthi (オリアンティ) は、マイケル・ジャクソンの「This is it」でギターを弾いていた女性です。「Black and White」のところで、マイケルが「もっと高い音を!」「ここは君が一番輝く場所なんだから」と言っていた女性ですね。

ファースト・アルバムは「Violet Journey」(2005)、セカンド・アルバムは「Believe」(2009) です。「Violet Journey」はセルフ・リリース作品で入手困難だったようですが、2007 年にユニバーサルと契約した際、改めて再リリースされて日の目を見たそうです。

個人的な好みで言うと、「Believe」よりも「Violet Journey」の方が好きです。若くて粗削りなんですが、ギターに比重が高いのが好き。自分の好きな風にやってる感じが何とも自然です。映画 This is it に見た彼女は、むしろこちらの方が近いかな。

一方「Believe」は、ちゃんとしたプロデューサーがついて大手のプロダクションがバックについて、逆に彼女の音楽性を檻に入れてしまったような窮屈さを感じます。ギターも「Violet Journey」時代より上手くなっているんですけど、本当にそういうギターを弾きたいのかな? と思ってしまう。それからアルバム作りがボーカル重視になっているのも This is it 好きからすると物足りないと思う。

結局、映画「This is it」の中での Orianthi の姿をアルバムの中で探してしまっているのですね。いけないと分かっていながらも、映画の印象って強烈でなかなか抜けきれません。もう少し時間が経ったら、「Believe」も楽しめるようになるのかしら。それまでは「Violet Journey」がヘビー・ローテーションしそうです。

Believe
Orianthi
Believe
曲名リスト
1. According to you
2. Suffocated
3. Bad news
4. Believe
5. Feels like home
6. Think like a man
7. What's it gonna be
8. Untogether
9. Drive away
10. Highly strung
11. God only knows

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マイケル・ジャクソン THIS IS IT(特製ブックレット付き) [Blu-ray]

2010-06-27

HMV が 7/1 まで 15 倍ポイント・キャンペーン

6 月に HMV が大キャンペーンを行ないました。

今回のキャンペーンは 2010-07-01 (木) までですが、6 月のキャンペーンを越える内容となっています。その内容は以下の通り。

  • 邦楽 & アジア、マルチバイ 2 点で 30% オフ
  • 洋楽、マルチバイ 3 点で 30% オフ
  • CD どれでも 2 点以上購入でポイント 10 倍
  • もしくは、CD どれでも 5 点以上購入でポイント 15 倍

マルチバイ割引は今までで最高の 30% オフ。更に 5 点以上の購入で CD のポイントは 15 倍。つまり、CD を 5 点以上買うと、ほとんどの商品は 30% オフな上にポイントが 15 倍も付くというのです。今までの HMV のキャンペーン史上、最大のキャンペーンではないでしょうか?

10 倍ポイント・キャンペーン適用商品はどうなる?

今回のキャンペーンとは別に、ジャズとクラシックの予約 CD に対しては 10 倍ポイント・キャンペーンが行なわれています。そこで、クラシックの予約 CD を 5 点以上買ってみました。すると、付与ポイントは 10 倍ではなく 15 倍になりました。

安心して予約 CD の注文もできますね。

ダイヤモンド会員は?

HMV の VISA 会員で会員ランクがダイヤモンド会員になっていると、ポイントが自動で 2 倍になります。

しかし、過去の 15 倍ポイント・キャンペーンでは「ダイヤモンド会員の 2 倍ポイント特典」は例外として適用されませんでした。今回はどうでしょう? 試しに 5 点以上の商品を購入してみると、(私はダイヤモンド会員なので) 15 x 2 = 30 倍ポイントが付与されることになりました。ありがたいことです。

あとがき

そんなわけで、あと 4 日しかありませんが、買いたい CD が溜っている方はこの機会、是非活用してみてはいかがでしょうか。

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2010-06-26

Never Can Say Goodbye (Trijntje Oosterhuis)

昨日 (2010-06-25) はマイケル・ジャクソンの一周忌ということで、彼へのトリビュート・アルバムを聞いていました。アルバム名は Never Can Say Goodbye。歌手は Trijntje Oosterhuis。トレインチャと読むそうです。

トレインチャはオランダの歌手。私は寡聞にして知らなかったのですが、オランダでは国民的な歌手なんだそうです。そしてマイケルのファンでもあったようですね。

歌唱力は十分。マイケルの歌い方を真似るのではなく、あくまで自分のスタイルに取り込んで歌い込んでいます。編成はバックにギターが一本だけ (ウルグアイ出身のジャズ・ギタリスト Leonardo Amuedo)。それに一部コーラス隊が入るだけ。下手な味つけをしていません。

収録曲は以下の通り:

  1. Never Can Say Goodbye (Jackson 5 時代の同名アルバムより)
  2. Baby Be Mine (「スリラー」に収録)
  3. Music & Me (モータウン時代のソロ 3rd アルバム「ミュージック・アン・ミー」に収録)
  4. Lady In My Life (「スリラー」に収録)
  5. I Want You Back (Jackson 5 時代の 1st アルバム「Diana Ross Presents the Jackson 5」より)
  6. One Day In Your Life (モータウン時代のソロ 4th アルバム「フォーエヴァー・マイケル」に収録)
  7. I Just Can't Stop Loving You (「バッド」に収録)
  8. メドレー Don't Stop Till You Get Enough 〜 Working Day & Night 〜 Wanna Be Starting Something (「オフ・ザ・ウォール」と「スリラー」に収録。このトラックのみサックス奏者の Candy Dulfer が参加)
  9. Can't Help It (「オフ・ザ・ウォール」に収録)
  10. Rock With You (「オフ・ザ・ウォール」に収録)
  11. Human Nature (「スリラー」に収録)
  12. Gone Too Soon (「デンジャラス」に収録)
  13. I'll Be There (Jackson 5 時代の 5th シングル、アルバム未収録?)
  14. You Were There (マイケルがサミー・デイビス Jr. のために書き下ろした曲)

あと、私のディスクには隠しトラックとして「smile」が収録されていました。スマイルは、チャップリン映画「モダンタイムス」でかかった曲ですね。マイケル・ジャクソンは、「ヒストリー」の 2 枚目でこの曲をカバーしています。

このアルバムの中では、5 曲目の「I Want You Back」が好きです。ちょっと少年っぽいパワーにあふれた歌いっぷりに元気をもらいました。

Never Can Say Goodbye

別のトリビュート・アルバム

ちなみに、トリビュート・アルバムとして Bob Boldwin という鍵盤奏者/アレンジャー (?) も「Never Can Say Goodbye」というアルバムも発売しています。私も HMV に予約したのですが、どういうことかまだ届いていません。聞くのを楽しみにしているのですが...

Never Can Say Goodbye (Dig)

2010-06-11

Joan Baez/5 のブラジル風バッハ第 5 番 アリア

「こんな音楽があったんだ! 〜 目からウロコの CD ガイド」(みつとみ俊郎) という本を図書館で借りてみました。クラシック音楽も少し紹介されていますが、ポップスをメインに CD 紹介している本です。有名所では、カトリーヌ・ドヌーヴ、エディット・ピアフ、ジプシー・キングス、平井堅、女子十二楽坊、美空ひばりと続きます。クラシック音楽も少しだけ。メンゲルベルグのマタイ受難曲とかリパッティやデュ・プレ、グレン・グールドなどが取り上げられています。

こんな音楽があったんだ!―目からウロコのCDガイド

いろんなタイプの楽曲を紹介しているので、読んでいると「あ、この CD うちにもあった!」と思ったり、「ちょっとこの CD 気になるな」と思わせてくれます。お高くクラシック音楽批評したり、一つのジャンルに縛られていないのが本書の良い所でしょう (逆に専門的な本を望む場合、本書は向きません)。

Joan Baez/5

そんな中で注目を引き、HMV で注文してしまったのがこれ。Joan Baez の 「5」というアルバムです。少し引用してみましょう。

「ドナ・ドナ・ドナ」とか「勝利をわれらに」とかいった、かなり政治的なメッセージ色の強い曲をたくさん歌っていた中で、絶的に忘れてはならない異色の一曲がある。それが、ブラジルのクラシック作曲家エイトル・ヴィラ=ロボスの「バキアナス・ブラジレイラス第五番」という作品。(中略)

クラシックの名曲なので、大勢のソプラノ歌手がレコーディングしているが、その中でもこのジョーン・バエズ盤がきわめつけ。私は、この作品のすべての音源を聴いたが、彼女を超える盤にいまだに出会ったことがない。

「バキアナス・ブラジレイラス」は「ブラジル風バッハ」と訳されます。

それにしても、なんという自信! クラシック本家のソプラノ歌手をさしおいて、『きわめつけ』とはいかほどのものか? バエズもヴィラ=ロボスもそれほど多くは聞いていませんが、好きか嫌いかと聞かれたら「好き」な部類です。ちょっとした興味で買ってみました。

5 (Reis)

チェロ 8 本とソプラノのヴォカリーズ (台詞なしで歌うスタイル) で構成された「アリア」。最初にチェロが流れるように入るところから他と一線を画す感じ。バエズのヴォーカルが入って、チェロと絡み合うようにメロディーを歌い上げるのを聞き、これは格が違う! と驚きました。まさか、バエズがこれ程までに正攻法にクラシック音楽を歌い上げるとは思いませんでした。歌手名な知らせずに聞いたら、イタリアのソプラノが歌っていると間違えるのではないでしょうか?

実は「5」というアルバム、この一曲しかまだ聴いていないのですが、それはこの曲をリピートで聞いているからです。それほどに素晴らしい出来晴え。こんな出会いは久しぶりでした。

2010-06-05

Eva 2.22 Blu-Ray の売り上げが記録「破」り

発売前日に Amazon からヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 BD 版が届き、大いに楽しんでおります。好きな作品の評価が世間で高いと嬉しいもの。売り上げ (といった具体的な数字) が高いとなおさらです。しかし、エヴァを始めとして、私が好きになる映画は一つクセがあって大衆受けはしないようです。今回の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」もそうなるだろうと思っていたのですが、良い意味で予想を裏切ってくれました。

以下、Blu-Ray 版のお話しです。

初日発売記録

まずは、過去の記録を紹介します:

  • 「機動戦士ガンダムUC 1」 ... Blu-Ray アニメの最高初動記録(一週間) [5.6 万枚]
  • 「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」 ... Blu-Ray 初日記録 [12.2 万枚]
  • 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11)」 ... Blu-Ray アニメの最高累積記録 [12.5 万枚]

これらの記録に対して、エヴァ 2.22 はどうだったのでしょうか。

  • 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 (EVANGELION:2.22)」 ... Blu-Ray 初日記録 [19.5 万枚]

なんと、アニメ初動一週間の記録を塗り変えるどころか、「This is it」をはじき出した初日発売記録を軽々と抜き去ってしまいました。自身の前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11)」の累積記録すら抜いてしまうというおまけつき。記録「破」りにもほどがあります。

累積記録

それでは、Blu-Ray の累積売上記録は何でしょうか。

  • 「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」 ... Blu-Ray 最高累積記録 [35.1 万枚]

こちらも「This is it」なのですね。さすがです。面白かったし、家で何度も見たくなりますしね。家電量販店のテレビ・コーナーで何度も「This is it」がかかっているのを横目で見ました。何度も見てると欲しくなってしまいますね。

それに比べてエヴァはどうでしょう? エヴァを買おうという人間は、皆、予約で買ってしまったのではないでしょうか? 初日以降の伸びは厳しいのでは?

それではエヴァの最初一週間の売上を見てみましょう。

  • 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 (EVANGELION:2.22)」 ... Blu-Ray 初動記録 (6/7) [35.7 万枚]

一週で「This is it」の累計記録を抜いてしまいました。

エヴァ、半端ないです。しかし、この記録はまだ一週目。最終的にはどこまで行くのでしょう。楽しみです。

本当。好きな映画が売れてるのを見るのは楽しい。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.【初回限定版】 [Blu-ray]

2010-06-03

「This is it」の Blu-ray を買いました

マイケル・ジャクソンの「This is it」に最後にふれたのは、再上映決定のエントリーでした。

その後、ようやく一人で観に行くことが出き大感動。友達も誘って二度目の鑑賞 (こちらは一度目のシアターより音響が悪かったです)。そして実家・新潟に帰ってからは映画館に足を運ぶ余裕のある家族を誘って三度目の鑑賞 (新潟と侮りましたが、一番音響が良かったです)。気がつけば、映画館で三回も見てしまっていました。

映像・音響を合わせて、これは映画館で見るに値する映画ですねぇ。よほどのホーム・シアターを組まないと、家では楽しめないと感じました。

Blu-ray 買っちゃった

といいつつも、Blu-ray 版を買っちゃいました。発売日に。。。

Blu-ray を見る機器もないのに。

いや、これには理由があるのです。実は「サマーウォーズ」の Blu-ray を予約していて、サマーウォーズの Blu-ray 発売日 (3 月末) までには Blu-ray 視聴環境を最低限構築するというお題目が立っていたのです。

それならば「This is it」も DVD 版より Blu-ray 版を買っておく方が良いよね。すぐに見られる環境が出来るんだからさ。と考えたわけです。「最低限」の環境が、気がつけば一寸大きな環境になってしまったのは、まぁ別の話で。

とにかく、Blu-ray で見る「This is it」も良いですね。映画館での感動を何度も味わえて大満足です。

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(特製ブックレット付き) [Blu-ray]

2010-06-01

「アイアンマン 2」(Iron Man 2) 試写会に行ってきました

Blogger 向け試写会ということで、Oracle 社が案内するアイアンマン 2 の試写会に昨日 (5/31) 行ってきました。

アイアンマン及びアベンジャーズ (アイアンマンが活躍する別のシリーズ) の感想は過去記事をどうぞ。

試写会について

試写会に行くのは「スター・トレック」以来のことです。前回もブロガー招待でした。スタートレックは面白くて、2 度、3 度と映画館に足を運び、結局 DVD も買ってしまいました。

前回の試写会は映画館で見るということで、良い席を確保できませんでした。今回のアイアンマン試写会は、都内にあるパラマウント映画の試写室での試写でした。画面は映画館に比べて小さいですが、好みの場所を取ることが出来た上、音響もちゃんとコントロールされていたので、とてもよく楽しめました。

今回の試写会。面白いのは日本オラクル (Oracle) が案内するという形を取っていた点でしょう。オラクルといえば、商用 RDBMS (データベース・システム) の雄。そんなオラクルが何故「アイアンマン」かというと、「アイアンマン」を発行している「マーヴェル・コミック」社のシステムに Oracle のそれが採用されているから、なんだそうです。

そんな理由で アイアンマン 2 には、オラクル社の人間が何人かカメオ出演していました。でもって、そういう人達が現れた時に笑いが起きる辺り、流石ブロガーを集めた試写会だと思いました。

アイアンマン 2

今回のアイアンマン 2 は、アイアンマンが心臓に埋め込んでいる装置から毒が出て、アイアンマン自身を蝕んでいるという設定。半ば自暴自棄になる主人公から友人・仲間が離れていくなか、アイアンマンとほぼ同じ力を持つ敵が現れます。

試写会の感想というのは、どれだけネタバレして良いのか分からないので難しいですね。

映画としては、主人公がヤケになってるシーン・周りから友人が離れていくシーンが重くて、すこし疲れました。その割に、復活した主人公は敵をバッタバッタと倒すんですね。それが爽快と言えば爽快。アッという間と言えば、アッという間でした。

むしろ、2011 年公開を予定されているという「The Avengers」との繋がりが、「アイアンマン (1 作目)」よりも強く現れていて、そういう伏線がファンにはたまらない展開になっていると言えるかもしれません。そういう意味では、早くアベンジャーズを見てみたいし、アベンジャーズでアイアンマンと一緒に活躍するという Thor や Captain America という映画も用意されているようなので、そちらも見てみたい。

一作だけ見て満足もしますが、より周りの映画群との連携を睨んだ映画作りになっているように思いました。

アイアンマン (2枚組) [Blu-ray]アイアンマン デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]