ホルストの組曲「惑星」をスタインバーグ (William Steinberg) 指揮ボストン交響楽団の演奏で聞きました。HMV ではちょうど DG & Decca オリジナルスの CD が半額で発売されているので、丁度良いと購入しました。値段は 861 円でした。
この演奏を初めて聞いたのは友達の部屋でした。彼は LP でこの盤を持っていたのですが、曰く「大宇宙のようなスケールがなく、プラネタリウムで宇宙を見ている様な演奏」と評して気に入っていました。
私はその表現はどうだろ? と思いました。なるほど、確かにカラヤンの様なスケールの大きな演奏ではありません。テンポも早めで、盛り上げどころもサラリと流してしまいます (特に「木星」)。でも、この細やかなニュアンスの付け方はどうでしょう。「火星」のオープニングからピッツィカートを加えてひと工夫入れているところからして、これが単に流した演奏でないことは明らかです。聞けば聞くほど、これは名演の一つに数えられるとの思いが強くなります。
そういうわけで、この機会に CD を買いました。CD 盤を聞き直して、やっぱりこれは名演だと思いました。
蛇足
表紙がプラネット・マンみたいなのは、どうにかならなかったのかしらん...
0 件のコメント:
コメントを投稿