少年合唱団 Libera のアルバム「Free」に、「I vow to thee my country」という曲があります。聞いたことのあるメロディーだと思ったら、ホルストの木星 (Jupiter, the Bringer of Jollity 〜組曲「惑星」の第 4 曲) に英語歌詞を付けたものでした。
木星に英語歌詞を付けて歌ったというと、シャルロット・チャーチ (Charlotte Church) がファースト・アルバム「天使の歌声 (Voice Of An Angel) もあったなぁ。確か曲名は「マイ・カントリー」だったなぁ。Libera のバージョンの方がチャーチよりもいいなぁ。木星は音域の広い曲なので、ソプラノ一人が歌うより、合唱の方が合っているのかなぁ。
そんなこんなでチャーチのアルバムを取り出して、びっくり。チャーチの「マイ・カントリー」は英語曲名が「I vow to thee my country」なのです。Libera の曲名と同じなのです。もしかしたら、この曲はずっと昔からある曲なのでは? そう思って調べてみると、英語 Wikipedia のページがヒットしました。
I Vow to Thee, My Country is an English patriotic song and Anglican hymn, created in 1921 when a poem by Cecil Spring-Rice was set to music by Gustav Holst.
(訳)「I Vow to Thee, My Country」は、英国の愛国唱歌・英国教会の賛美歌です。1921 年、Cecil Spring-Rice が、ホルストの音楽に詩を付けることで作られました。
曲の成立が、1921 年。随分と昔からある曲なのですね。ホルストの惑星の初演が 1920 年 10 月 10 日なので、1 年も経たないうちに詩が付いたということになります。よほど、木星のメロディーがお気に入りだったのでしょうか?
ちなみに、I Vow to Thee, My Country の詩は、1908 年に書かれています。Wikipedia には、1921 年、木星のメロディーに合わせる際に削除された「オリジナル詩」の部分も読むことが出来るので、興味のある方はどうぞ。
そして、もっと沢山の I Vow to Thee, My Country を聴きたい方は、YouTube へ! 男声、女声、合唱。いろんなバージョンの「I Vow to Thee, My Country」と出会えます。
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