映画「ティム・バートンのコープス・ブライド」(2005) を DVD で見ました。
監督はティム・バートン。ティム・バートンというと、「シザー・ハンズ」や「バットマン」の監督として有名です。彼の映画は全体的に暗めの印象があります。そんな彼ですが、実はロマンティックな作品も得意。本作品はアニメとして製作されいて、それがまた良い味を出しています。
死者と誤まって結婚してしまったビクター。彼には愛すべき婚約者ビクトリアがいました。でも、この死者の花嫁 (コープス・ブライド) も不幸な生いたち。愛する男と駆け落ちした日に殺されてしまったのです。以来、花婿が来ることを待っていたというわけ。悪い娘ではないのです。墓場で結婚式の練習をしていたビクターの間抜けさが生んだ不運です。三人の関係はどうなるのか? そこら辺がストーリーの見せ場でしょうか。
音楽
本作品の魅力。それは音楽です。ディズニーがミュージカル映画を作らなくなってしまってから、本当にアニメで良いミュージカル映画がなくなってしまいました。ティム・バートンのアニメは、その不足を補って余りある名ミュージカルに仕上がっています。
音楽を担当するのはダニー・エルフマン。ティム・バートン監督とよく組んでいる作曲家ですね。
ティム・バートンとダニー・エルフマンのアニメというと、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」という作品がありました。あの作品をご存じの方なら予想できることでしょう。彼らのミュージカル映画が非常に高水準なことに。
ストーリーを邪魔しない音楽の入り方。美しい音楽。ピアノ・ソロから合唱曲。ジャズっぽい明るい曲から、オーケストラの落ちついたバックグラウンド・ミュージックまで。
ミュージカルに飢えているなら、是非見て欲しい一本です。
Tim Burton's Corpse Bride [Original Motion Picture Soundtrack]
Danny Elfman
曲名リスト
1. According to Plan
2. Remains of the Day
3. Tears to Shed
4. Wedding Finale
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