2007-02-21

五山の送り火

一日、間が空きましたが「life@aka: 祇園祭り」の続きを書きます。なお、本エントリーはフジキセキさんに頂いたコメントの返事を兼ねています。

五山の送り火

五山の送り火は、五つの山で、妙法・舟形・鳥居・大文字・左大文字の五種の文字・絵を形取った火を点ける行事で、精霊送りの意味を持つのだとか。古くは、五つの山以外でも送り火が行なわれていたそうです。

五山の送り火を見たのは、2004 年 8 月 16 日のことでした。見たのは、舟形以外の 4 つの火送りです。20 時頃に点火され、約一時間に渡って、送り火を見ることができました。

さて、祇園祭りなら四条に、鞍馬の火祭りなら鞍馬山に行かなければいけませんが、五山の送り火は、京都の平地にいれば、どこかの送り火が見られます。場所に拘らないのが、送り火のいい所です (全ての送り火を見るためのスポットはありますけどね)。

送り日を見るのに、問題になるのは、場所よりもむしろ日時です。送り日が行なわれる 8/16 日はお盆。京都に実家のない人達は、帰省をしてしまっているのですね。そのため、京都に何年も住んでいて、五山の送り火だけは見たことがないという人は多いです。(逆に、京都に住んでいなくても、実家が京都なので送り火だけは毎年見ている、という人もいらっしゃるかもしれません) この年は、帰省の休みを 8 月の頭にずらしていて、お盆には京都に戻っていたので、送り火を見ることができました。

大門寺焼き!?

五山の送り火は、一番有名な「大文字」から「大文字焼き」と呼ばれることもあります。しかし、この呼び方には注意が必要です。というのも、「大文字焼き」と「大門寺焼き」の音が同じだからです。これを聞くと、京都の人は怒ります。「大門寺は焼けてない!」「焼けたのは延暦寺だ」「お前は信長か!」あらぬ疑いをかけられないよう、五山の送り火と呼びましょう ;)

PS. 舟形とか妙法を「大文字焼き」と呼ぶのもアウトです :p

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