2007-02-03

となりの 801 ちゃん (小島アジコ)

映画館からの帰り途、立ち寄った本屋で「となりの 801 ちゃん」を発見しました。

この本は、いわゆる腐女子 (♀,※) とオタク (♂) の実際の日常 (?) を描いた四コマ漫画で、同名のブログを書籍化したものになります。

※ 腐女子: 婦女子をもじった言葉で、男性同士の恋愛をテーマとした小説や漫画などの創作物をこよなく愛す女性のこと。またはオタク女性全般のこと。

発売元は宙出版。124 ページ。1050 円。初版発行の日付は、2006 年 12 月 21 日。帯には、「ネットランナー主催のベストオブ常習者サイト 2006 金賞受賞」と「緊急重版 10 万部突破」と書かれてます。

私はブログ「となりの 801 ちゃん」をフィード・リーダーに登録してて、本も立ち読み位いはしよう、と思っていたのですが、近所の本屋には置いてないんですね。流石に、「となりの 801 ちゃん」はありますか? と店員さんに聞く勇気もなくって (だって 「『801』を何て読むんですか?」なんて聞かれたら恥ずかしいじゃないですか!)。で、ようやく出会った、本の「となりの 801 ちゃん」。立ち読み出来ないようにビニルの包装が付いていました。

映画が観れなかったので、手元には 1000 円があります。

迷わず本をレジへ持って行きましたよ。

「となりの 801 ちゃん」は、内容の元ネタが日常生活なことと、作者さんが商業誌のマンガ家ではないことで、ボリュームは少なめです。でも、書き下ろしが多かったですね。1/3 〜 半分位いは書き下ろしです。

個人的には、オタク趣味を隠している外面な彼女自身を「擬体」と呼び、その中に「腐女子」な本物 (緑色の物体) が入ってて、崩え対象を見つけると「擬体」からチャックを開いて飛び出してくる、って設定というか擬人化は舌を巻いてしまいます。ノンフィクションなはずなのに、ここだけファンタジー、みたいな感じ。目の付け所と記号化の上手さに脱帽です!

本は、一時間もしない内に読み終わりましたが、下手なコメディーより面白いですね。特に「となりの (p.44)」の三段オチには声を立てて笑ってしまいました。ああ、あと「ツンばっかりで、デレがないよ」は名台詞ですね!

となりの801ちゃん

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