Streets of London (Mary Hopkin)

Camomile Smile

Audio Accessary 137 号 (2010 夏号) に、藤田恵美さんへのインタビューが載っています (pp.282,283)。藤田恵美さんのカモミール・シリーズ最新作「カモミール・スマイル」についてのインタビューです。藤田さんのカモミール・シリーズは録音が良いのでオーディオ・マニアに好まれています。そのため、Audio Accessary といったオーディオ系雑誌のインタビューを受けたのでしょう。

Audio Accessory (オーディオ アクセサリー) 2010年 07月号 [雑誌]

このインタビューの中で、藤田さんは『カモミール・スマイル』について「思い出の曲や知って欲しい名曲をカバーしました」と答えています。

camomile smile
藤田恵美

曲名リスト
1. Imagine
2. Your Song
3. Eternal Flame
4. Streets of London
5. Both Sides Now
6. I Honestly Love You
7. I Believe
8. Laughter in the Rain
9. Smile
10. Blue Moon
11. The Perfect Moment
12. From a Distance
13. Danny Boy

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そして、私が嬉しく思った一文がこちら。

有名な曲を選んでいる一方、ほとんど知られていないけれど、このアルバムをきっかけに知って欲しいなという曲も選んでいるんですよ。「Street Of London」や「Blue Moon」は前のアルバムの選曲で候補に挙がっていて、いい曲だな、と思っていたんです。

Streets of London

Streets of London は「悲しき天使」で大ヒットになった (けれど、The Beatles の Hey, Jude がずっと全米チャートの一位に貼り付いていたため、結局全米 2 位に終わった) Mary Hopkin のセカンド・アルバム「Earth Song」に収録されている曲です。

彼女のセカンド・アルバムはアコースティック・ギターをベースにした弾き語りがメインで、「悲しき天使」のようなポップな曲作りが主体ではありません。しかし、Mary Hopkin 自身はポップな曲よりアコースティックで静かな曲作りがしたかったようですね。

私は Earth Song を流してかけることが多く、曲名をチェックしていなかったのですが、アルバムの中間あたりに好みの曲があると認識していました。で、今回の藤田さんのインタビュー記事を読んで、アルバムを見直してみたところ、自分が気に入っていた曲名が「Streets of London」でニヤニヤとしてしまった次第です。

アコースティック・ギターとハーモニウム (リード・オルガン)、たった二人のバック・コーラスだけで歌う Mary Hopkin はとっても素敵。急ぐでもなく、声を張り上げるでもなく、ほんとに静かに進んでいくメロディーにうっとりするばかりです。

CD の入手

残念ながら、Amazon を見ると Earth Song は廃盤のようですが、10/25 に再販されることが決まっています。価格は 1,589 円。

Earth Song Ocean Song
Mary Hopkin

曲名リスト
1. International
2. There's Got To Be More
3. Silver Birch And Weeping Willow
4. How Come The Sun
5. Earth Song
6. Martha
7. Streets of London
8. The Wind
9. Water, Paper and Clay
10. Ocean Song
11. Kew Gardens [Bonus Track]
12. When I Am Old One Day [Bonus Track]
13. Let My Name Be Sorrow [Bonus Track]

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10/25 まで待てないのであれば、「ベスト・オブ・メリー・ホプキン」というベスト盤を買う手もあります。2,829 円。16 曲目に入っている「ロンドン通り」が「Streets of London」に当たります。こちらのディスクもつい 2, 3 か月前まで廃盤だったのですが、めでたく復活を果たしました。

ただしこのアルバム、「ベスト」と銘打ってはいますがその名には少し違和感があります。というのも、このアルバムが LP で出た時は、ファースト・アルバムの「Post Card」から「悲しき天使」を持ってきた以外、全てアルバムに収録されなかったシングル・カットの曲を集めた編成だったからです。これが、CD 化されるに当たりセカンド・アルバムの「Earth Song」から 3 曲が新たに加えられました (この他 3 曲、計 6 曲が CD 化で追加されています)。これを Mary Hopkin のベストと呼ぶべきか? 個人的には、「Post Card」「Earth Song」を聞いてから 3 枚目のアルバムとして買って欲しい CD です。

ベスト・オブ・メリー・ホプキン
Mary Hopkin

曲名リスト
1. 悲しき天使
2. グッドバイ
3. 夢みる港
4. 未来の子供たちのために
5. しあわせの扉
6. ケ・セラ・セラ
7. 瞳はるかに
8. スパロー
9. ヘリテッジ
10. フィールズ・オブ・セント・エティエンヌ
11. ジェファーソン
12. 私を哀しみと呼んで
13. キュー・ガーデン
14. ホェン・アイ・アム・オールド・ワン・デイ
15. 涙の白樺林
16. ロンドン通り
17. 水と紙と粘土

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