The Columbia Studio Recordings
Simon & Garfunkel
Sony Music 2010-11-08
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サイモン & ガーファンクル (Simon & Garfunkel) はお好きですか? 私は好きです。ビートルズ、カーペンターズ、サイモン & ガーファンクルは全てのアルバムを買おうと大学時代に強く思ったものです。その彼らのコロンビア時代のアルバムが全集で発売されます。
CD 5 枚組。発売日は 2010 年 11 月 8 日。定価 2,103 円。Amazon 価格は 1,987 円です。なかなかお手頃価格ではないでしょうか?
アルバムについて
Amazon に収録アルバムの情報がないので、推測を交えながらアルバムの解説をば。
サイモン & ガーファンクル (以降 S&G と略記) は 1964 年結成。1970 年解散。その間、サントラを除いて 5 つのオリジナル・アルバムを残します。その後、S&G は再結成、解散を繰返してアルバムを何枚か出します。今回収録されているアルバムの数が 5 枚とのことなので、1970 年に解散するまでに出したオリジナル・アルバムを集めたボックスと思われます。
アルバムのタイトルは次の通り
- 水曜の朝、午前 3 時 (1964: Wednesday Morning, 3 A.M.)
- サウンド・オブ・サイレンス (1966: Sounds of Silence)
- パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム (1966: Parsley, Sage, Rosemary and Thyme)
- ブックエンド (1968: Bookends)
- 明日に架ける橋 (1970: Bridge Over Troubled Water)
個人的に注目して欲しいのは、「水曜の朝、午前 3 時」に収録されている「サウンド・オブ・サイレンス」です。彼らのファースト・アルバム「水曜の朝、午前 3 時」は売り上げ的には失敗の部類で、S&G 自身も別々の道を歩き出します。
ところが、プロデューサーのトム・ウィルソンがこの曲は良いじゃないかと気に入り、S&G には無断で曲をいじってしまいます。オリジナルの「サウンド・オブ・サイレンス」はアコースティック・ギターだけで演奏されていたのですが、これに追加する形でエレキ・ギターやドラムを足したのです。これがヒットして、S&G は再びアルバム作成に復帰します。
さて、私達が普段聞いている「サウンド・オブ・サイレンス」はアルバム「サウンド・オブ・サイレンス」に収録されているバージョンでしょうか? それとも「水曜の朝、午前 3 時」に収録されているバージョンでしょうか?
答えは「サウンド・オブ・サイレンス」に収録されているバージョンです。そういうわけで、S&G が作ったオリジナルの「サウンド・オブ・サイレンス」をほとんどの人は聞いたことがないのですね。というわけで「水曜の朝、午前 3 時」に収録されたオリジナルの穏かな「サウンド・オブ・サイレンス」を聞いて欲しいと願うわけです。
蛇足
私はブックオフで S&G の古い全集を見つけて既に購入済みです。この時、Amazon で見つけた S&G の全集は 4 千円を越えていました。一方ブックオフで見つけた全集はそれより安かったわけです。でも、2 千円は切っていなかったように思います。もし、全集が 2 千円を切ってリリースされると知っていたら、あの時買わなかったかもしれません。まあ、時は戻りませんから今言っても仕方のないことですね。
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