クリスマス・シーズンになりましたね。クリスマス・ソングが街でもかかるようになりました。
私が好きなクリスマス・ソングの一つに、「あら野の果てに」があります。マライア・キャリーのクリスマス・アルバムで出会って以来、大好きな曲です。特に「グロ〜〜〜リア」と伸ばすところが好きです。
ところが、この「あら野の果てに」を CD で探すと実は以外と少なかったりします。賛美歌の一つとして入っているものは、合唱がいまいちだったりしますし、少年合唱団が歌うものは音程が不安定だったりします。そんな中、私が愛聴しているのはチェコの少年合唱団「ボニ・プエリ」のクリスマス・ソング集です。
ボニ・プエリの「あら野の果て」でも聞きどころは、「Gloria, in excelsis Deo」のところです。「Deo」のボーイ・ソプラノの声部のからみ具合がとても美しいです。たまりません。
ボニ・プエリについて
ボニ・プエリは少年合唱団と呼ぶには少し変わった形式を取っています。というのは、この合唱団。少年と青年の混成合唱団なのです。そのお蔭か、高音部がボーイ・ソプラノの美しさで満ちているのは当然として、低声部にも厚みが出て、曲全体も音程の不安定さをあまり感じさせません。他の少年合唱団よりも一レベル高いように思います。
収録はチェコのシティ・ミュージック・ホールで行なわれているようですが、まるで教会で収録されたようにエコーがかかっています。シティ・ホールなのにオルガンが伴奏に入っているのもポイントが高いです。
クリスマス・ソング集
チェコ少年合唱団“ボニ・プエリ”
曲名リスト
1. グレゴリオ聖歌~信仰の十字架(作者不詳)
2. 13世紀の行列聖歌:今こそ響け(作者不詳)
3. オラトリオ「メサイア」~ハレルヤ(ヘンデル)
4. もろびと声あげ(ドイツのキャロル)
5. いそぎ来たれ,主にある民(ラテン語聖歌)
6. もろびとこぞりて(ヘンデル/メイソン編)
7. ひいらぎかざろう(作者不詳)
8. あら野のはてに(フランスのキャロル)
9. 聞け,天使の歌(メンデルスゾーン)
10. 天使の糧(フランク)
11. まきびとひつじを(イギリスのキャロル)
12. いざ歌え,いざ祝え(ドイツのキャロル)
13. 天なる神には(ウィリス)
14. ああベツレヘムよ(レドナー)
15. チェコのクリスマス・キャロル~ベツレヘムへ/聞いて!よい知らせを/幸せなクリスマス/御子は生まれし
16. ポーランドのクリスマス・キャロル
17. キャロルの祭典~「デオ・グラチアス」(ブリテン)
18. ディン・ドン(作者不詳)
19. イエスの降誕(ラミレス)
20. きよしこの夜(グルーバー)
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