ハルモディア・ムンディというフランスのレーベルがあります。このレーベル、クラシックのレーベルなのですが、レパートリーが独特です。というのも、ルネッサンスからモーツァルト位いまでが中心なのです。ベートーヴェンやシューベルト以降には目もくれません (全くないかといわれると、そうでもありませんが...)。そのかわり、モーツァルト・バッハ以前に関しては、とても評価の高い CD を出しています。
そんなハルモディア・ムンディが、宗教音楽のボックス・セットを出しました。枚数 29 枚。お値段 7,614 円。
Sacred Music/Various (Ltd) (Box)
宗教音楽というと、レクイエムや受難曲、オラトリオが思い浮かびますが、その大半はバッハ以前に書かれました。特にルネッサンス時代からバッハまでは、教会音楽がクラシック音楽の主流を占めていました。ところが、クラシック音楽の主流は (やはり) バッハ以降なのですね。そのせいでしょうか、クラシック音楽を聞く人でも、これらの宗教曲には踈かったりします。私もその一人です。
このボックス・セットは、宗教曲の歴史を追うように CD が選ばれています。キリスト教初期の賛美歌集から始まって、グレゴリオ聖歌、ポリフォニー、ルネッサンス、バロックと年代を追うように選曲されています。旧き曲に興味を持つのに最適です。
個人的には、バッハのクリスマス・オラトリオがヤーコプスの指揮で、モーツァルトとフォーレのレクイエムがヘレヴェッヘの指揮で収録されてるあたりがポイント高いですかねぇ (それ以外の曲は、古すぎて知らないので、聞いてから判断です ^^;)
Amazon には収録曲の説明がありませんが、HMV に全 CD の収録曲が書かれています。
0 件のコメント:
コメントを投稿