2011-08-09

四方世界の王 6 すべての四半分は女の 15 (定金 伸治) を読む

四方世界の王 第 6 巻がようやく発売になって一安心。

前巻でようやくエレールを撃破したナムルとエリシュティシュタル。今巻でようやくシャズを奪還します。

と... そこからストーリーは大して進展しません。アッシュールの王シャムシ=アダドの若い頃の活躍が描かれたり (これはこれで十分面白かったです)、アッシュールはマリが攻める準備をしたり、南のラルサがイスィン侵攻にとりかかり始めたり。主人公ナムルの出番が少なくなってしまいました。

物語が大きく動き出す嵐の前の静けさの様な 6 巻目でしたね。7 巻目では、アッシュール vs マリ、ラルサ vs イスィンの戦いが描かれるとともに、ナムルとシャズも色々と動いてゆくことでしょう。楽しみです。

ところで、マンガ版の方が原作に追いついちゃいました。どうなるんでしょうね。マンガ版はペース速すぎ。原作ペース遅すぎです。あとがきによると、原作 7 巻の発売は 11 月を予定しているそうです。4 か月... 毎月発売の予定が、隔月発売に変更になって、いつの間にか更に発刊ペースが伸びて。ウーン、最初、飛ばしすぎたのかなぁ。全十巻完結の予定が十二巻に変更されたという情報もありましたが、その点についても「あとがき」ではノータッチでした。四方世界の戦況も混沌としていますが、それ以上に刊行ペースが混沌としている「四方世界シリーズ」です。願わくば、シリーズが完結しますように。

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