2008-11-28

モーツァルトのディヴェルティメント K.136-138

「クラシックがわかる超名盤 100」で紹介されている曲を聴いてみよう企画第一弾です。今回は、モーツァルトのディヴェルティメント K.136, K.137, K.138 を聴いてみました。1772 年作曲。モーツァルト 16 歳の時の作品です。

ディヴェルティメント

さて、ディヴェルティメントって何でしょう。上手く説明できないので、解説を引用してみます。

ディヴェルティメントは特定の演奏形態や楽曲の形式を示すものではなく、モーツァルトの時代、貴族の館で行なわれた婚礼や命名祝日など、即ちおめでたい祝いの試でのもてなしの音楽ということになる。そのため普通は楽章数も数多くなるのが一般的だ...

つまりは、18 世紀のバックグラウンド・ミュージックなわけですね。こういった曲は肩の力を抜いて聴けるのでいいですね。でも、逆を言えば交響曲を聴くみたいに、本腰を入れないのでながら聞きになってしまうのもいなめません。特にモーツァルトみたいにディヴェルティメントが沢山あると、どの曲もサラリと流してしまいます。

こういう時、何かしら名曲解説みたいな本があるといいですね。ちょっとしたエピソードも知れますし、何より曲に興味がわきます。

CD

本で推薦されていた CD は、トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団の演奏です。残念ながら、私はこのディスクを持っていないのですが、時折、顔を出すオーディオ・ショップにサンプル・ディスクとしてこの CD が置いてありました。といっても、私が聞いたのは、ディヴェルティメントではなくて、一緒に入ってたアイネ・クライネ・ナハトムジークだったりするんですけどね。アイネクは、教会で聞く感じのする澄んだ雰囲気でした。今度、行ったらディヴェルティメントの方も聞かせてもらおうかと思ってます。

さて、推薦 CD がないので、手元にあるディスクを引っ張り出してみました。

  • パイヤール指揮 パイヤール室内管弦楽団

低弦が歯切れよく鳴って、音楽に推進力が与えられる感じ。聞いてて、前へ前へと進みたくなる演奏です。ウィーンの香りのするモーツァルトですねぇ (パイヤールはフランスの人ですけど)。今、丁度、K.137 の第二楽章がかかっているんですが、楽しくてしょうがないです。K.136-138 はディヴェルティメントなのに、三楽章形式で短め。軽く聞ける所もいいです。

クラシックがわかる超名盤100 (ON BOOKS 21) モーツァルト : アイネ・クライネ・ナハトムジーク&3つのディヴェルティメント

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