モーツァルトのピアノ協奏曲第 1 番〜第 4 番は、モーツァルトが全てを書いたわけではありません。他の作曲家のピアノ独奏曲に、モーツァルトが管弦楽を付けてピアノ協奏曲の形にしたものです。1767 年の作曲ということですから、モーツァルト 11 歳の時の作品です。
さて、モーツァルトがピアノ協奏曲 (No.1 〜 No.4) を書くに当たって、誰の作品を元にしたのか気になっていたのですが、昨日図書館で借りた「モーツァルト名盤大全」に解説が載っていました。メモを兼ねてまとめてみます。
ピアノ協奏曲第 1 番ヘ長調 K.37
- ドイツの作曲家ヘルマン・フリードリヒ・ラウパッハ (1728-78) の作品 1-5 の第 1 楽章
- 不明
- レオンツィ・ホーナウアー (1730-90) の作品 2-3 の第 1 楽章
ピアノ協奏曲第 2 番ロ長調 K.39
- ラウパッハの作品 1-1 の第 1 楽章
- ヨハン・ショーベルト (17335-67) の作品 17-2 の第 1 楽章
- ラウパッハの作品 1-1 の第 3 楽章
ピアノ協奏曲第 3 番ニ長調 K.40
- パリで活躍していたドイツ系音楽家ホーナウアーのソナタ作品 2-1 の冒頭楽章アレグロ・ポンポーソ。
- パリのドイツ人 J. C. エッカルト (1735-1809) の作品 1-4 の第 1 楽章アンダンティーノ
- C. P. E. バッハ (1714-88) の性格的小品「ボヘミアン」ニ長調プレスティッシモ Wq.117
ピアノ協奏曲第 4 番ト長調 K.41
- ホーナウアの作品 1-1 の第 1 楽章
- ラウパッハの作品 1-1 の第 2 楽章
- ホーナウアの作品 1-1 の第 3 楽章
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