あまあま (書籍扱い楽園コミックス)
志摩 時緒
白泉社 2012-03-30
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過去エントリー「7 時間目の音符 (ノート) 1巻目 (志摩 時緒) を読む」でも少し触れていた作品、「あまあま」が遂に単行本になりました。
恋愛ニヤニヤ系のマンガでございます。帯には「一読、床をローリング。」の煽り文句と、「2012 年度悶死セレクション ゴールドメダル確定」などという文字が躍っています。
主人公は高校一年生のカップル。特に際立ったものはないもののグッと来る言葉を放つ宮本祐司と、メガネクール美人・成積優秀・スポーツ万能な原美咲の二人。まあ、この原さんのクールっぷりと祐司くんへの惚れっぷりにまずガツンとくるんですよ。
原さんと言うと、押し倒し。彼氏を押し倒して... はい。彼氏が彼女を押し倒すんじゃなくて、彼女が彼氏を押し倒す。クール美人の意外な一面。
でも、宮本くんのメガネは外す。
原さん「別によく見えなくてもいいでしょ。私だって恥ずかしいんだから」
宮本君「自分で押し倒しといて、今更恥ずいってこの娘はほんとにもうかわいい」
なに、この床をグルグル転がり回りたい感じは!!
これが第一話の二人の会話ですよ。甘い。甘すぎる。
一巻目には八話までを収録。八回転がれるってもんです。
二人は隠れカップルなので、いつかはバレるんでしょうねぇ。その時の宮本君の反応が楽しみです。原さんの反応が楽しみです。他にも、修学旅行。大学受験。二巻目以降で、予想されるイベントは盛り沢山。たまりません。
すきな人ができました
「すきな人ができました」は、宮本くんの友達・高梨くんと、原さんの友達・神崎さんのカップルを描いたスピン・オフ作品。「楽園」web 増刊にて連載。「あまあま」一巻には「すきな人ができました」の第 1 話から第 3 話までが収録されています。
コンピューターを得意にしていながら言うのも何なんですけど、私はウェブ連載が苦手。マンガは手に取って読みたい派。なので、この「すきな人ができました」を読むのは、この単行本が初めてです。ウェブ連載でスピン・オフやって、本編単行本に挟むのは良いですね。
高梨くんと神崎さんのカップルはオープンな彼氏・彼女路線に入っていきそうな感じです。主人公カップルが隠れカップルで、友人達が恋人同士なのは知ってるけど、その友人は主人公達が付き合っているのを知らない。なんか覚えが... ああ、「謎の彼女 X」の主人公・椿/卜部カップルと友達の上野・丘カップルですね。作者の志摩さんは「謎の彼女 X」がお好きのようで。
あまあま prequel
単行本用の描き下ろし。宮本くんと原さんの出会いを描いています。
宮本くんの下心ない言葉が原さんの琴線を揺り動かすわけですが、、、いいなぁ。ほんの数ページで、心が揺れ動く感じがたまらない。もう、この時点で原さん陥落なんじゃないか? ってなもんですが、「本編」によると「宮本くんが告白をした」ということになっているので... 続きがめっちゃ読みたいです!!!
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