2011-02-11

テン・ホルトの Canto Ostinato (Wieringa & de Haas)

この前買ったシメオン・テン・ホルトのピアノ曲集が素晴らしい。

そこで、その中の一曲 Canto Ostinato をもう一枚買いました。レーベルは Et'cetera。値段は 1,789 円。演奏者は、Kees Wieringa と Polo de Haas の二人です。

Canto Ostinato
Holt Wieringa De Haas

B001B5CSO4
Etcetera 2009-10-13
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by G-Tools

前エントリーで紹介したボックスでは、Canto Ostinato は 4 人のピアノ・アンサンブル (4 台のピアノ) によって演奏されていました。しかし、今回の盤は 2 台のピアノで演奏されています。

4 台版 Canto Ostinato では、「浸る癒し」のようなものうたげなゆるやかさがありました。それもまた良いのですが、こちらの Wieringa と de Haas の演奏は趣きが違って別の良さがあります。

まず曲の入り方。これが速い。基本的にグイグイと推進力のある演奏です。ここに「浸る癒し」はありません。音の繰り返しの流れに巻き込まれて、一種フワリとするのですが、聞き流すよりも聞き込んでしまう魅力が彼らの演奏にはあります。それは、ピアノの数が 2 台になったり、スピードが速かったり、(おそらく) 繰り返しの回数が減らされていることも微妙に関係しているのでしょう。演奏時間は 75 分 29 秒。CD 1 枚に納まっているのも嬉しいところです。

ネットの説明を読むと、この CD はオランダで 15,000 枚の大ヒットを記録し、Winner of the Golden CD Award in 2001 に輝いたとか。それも納得の演奏です。これからは、テン・ホルトの CD をもう少し集めてみようかな?

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