2010-12-03

チャーリーとチョコレート工場 (Charlie and the Chocolate Factory)

チャーリーとチョコレート工場 [Blu-ray]

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ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-21
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ウィッチマウンテン / 地図から消された山でサラ役を演じた女の子アンナソフィア・ロブ (AnnaSophia Robb) が美少女で演技が上手だったので、アンナソフィア・ロブ出演作品を借りています。本作「チャーリーとチョコレート工場」もその一作です。

あらすじ

世界最大手のチョコレート工場が閉鎖されて数十年。労働者は全員解雇されたはずなのに、営業は継続され、店にはチョコレートが並んでいる。そんな不思議なチョコレート工場の主ウィリー・ウォンカが、5 人の子供達を工場に招待するという。

選ばれた 5 人の少年・少女は

  • チョコレート大好きな少年
  • 大金持ちで何でも欲しがる少女
  • 強くて何でも一番になりたがる少女
  • 天才だけどチョコレート嫌いな少年
  • 主人公チャーリー

アンナソフィア・ロブ

今回のアンナソフィア・ロブは、「強くて何でも一番になりたがる少女」。ぶっちゃけ、主人公チャーリー以外、他人に心遣いできる子供が居ない設定です。なので、今回のアンナソフィア・ロブはぶっきらぼうで嫌味な少女の役を演じていました。演技が上手いせいか (?)、いや〜な女の子役でしたねぇ。

それを言うと、他の 3 人の少年・少女も、いや〜な男の子・女の子を上手く演じていました。逆にそれで主人公チャーリーが引き立つわけで、みんな演技が上手かったですね。

アンナソフィア・ロブとしての活躍度はほとんどなかったです。「ジャンパー」より長く出演していたのが良かったかな。

感想

まず物語が素晴らしい。原作は読んだことがないのですが、「チャーリーとチョコレート工場」というと、どこの図書館にも入っている有名な児童文学です。作者はロアルド・ダール。

監督と音楽は、ティム・バートンとダニー・エルフマンのコンビ。この二人の作品では「シザーハンズ」や「バットマン ('89)」といったダーク・ファンタジーが有名です。そんな二人が子供向けの作品を作れるのでしょうか? 実はこのコンビ、クリフ・コロンバス (代表作「ホーム・アローン」「ハリー・ポッターと賢者の石」) に負けない位い子供向けの作品が得意。特にちょっと暗いけどミュージカル・テイストあふれた作品を作らせたらピカ一なんです。その代表作が「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」。今回の「チャーリーとチョコレート工場」も彼らの良の面が前面に出て来た素晴らしい作品に仕上がっています。音楽も良いので、サントラを買おうか思案中。

さて、この映画のもう一人の看板である「ウィリー・ウォルカ」氏についても一言。広い工場の中、人付き合いを断ち、新作のチョコレートを作り続ける人。いわゆる変人。こういう役をやらせると、抜群に上手いのがジム・キャリーなんですよね。と思って途中まで観ていたんですが、どうも顔が違う。調べてみたら違いました。ウォルカ役はジョニー・デップでした。あの「パイレーツ・オブ・カリビアン」でキャプテン・ジャック・スパロー役をやった人ですね。そういえば、この映画はティム・バートンとジョニー・デップが組んだことが話題になった映画でした。すっかり忘れてた。で、流石ジョニー・デップ。性格俳優ですね。挙動不審なウォルカ役が見事にハマっていました。

最後にウィリー・ウォルカ氏の父親役。なんと、クリストファー・リー様です。ロード・オブ・ザ・リングのサルマン! スター・ウォーズのドゥークー伯爵! 古くは元祖ドラキュラ伯爵!! ウィリー少年のトラウマの原因になった人物。いやぁ、こんな人が歯医者で父親で厳しく躾をしたら、トラウマにもなりますよ。というか、ウィリー少年と対話するリー様の声にシビレてしまいます。本当、いい声しているなぁ。

そんなわけで、もう配役も音楽も演出もバッチリで素晴らしい児童文学の映画化に成功した作品として楽しめました :)

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