マイケル・ジャクソン一周忌ということで、トレインチャの「Never Can Say Goodbye」に続いて Orianthi の 2 つのアルバムを聞いています。
Orianthi (オリアンティ) は、マイケル・ジャクソンの「This is it」でギターを弾いていた女性です。「Black and White」のところで、マイケルが「もっと高い音を!」「ここは君が一番輝く場所なんだから」と言っていた女性ですね。
ファースト・アルバムは「Violet Journey」(2005)、セカンド・アルバムは「Believe」(2009) です。「Violet Journey」はセルフ・リリース作品で入手困難だったようですが、2007 年にユニバーサルと契約した際、改めて再リリースされて日の目を見たそうです。
個人的な好みで言うと、「Believe」よりも「Violet Journey」の方が好きです。若くて粗削りなんですが、ギターに比重が高いのが好き。自分の好きな風にやってる感じが何とも自然です。映画 This is it に見た彼女は、むしろこちらの方が近いかな。
一方「Believe」は、ちゃんとしたプロデューサーがついて大手のプロダクションがバックについて、逆に彼女の音楽性を檻に入れてしまったような窮屈さを感じます。ギターも「Violet Journey」時代より上手くなっているんですけど、本当にそういうギターを弾きたいのかな? と思ってしまう。それからアルバム作りがボーカル重視になっているのも This is it 好きからすると物足りないと思う。
結局、映画「This is it」の中での Orianthi の姿をアルバムの中で探してしまっているのですね。いけないと分かっていながらも、映画の印象って強烈でなかなか抜けきれません。もう少し時間が経ったら、「Believe」も楽しめるようになるのかしら。それまでは「Violet Journey」がヘビー・ローテーションしそうです。
Believe
Orianthi
曲名リスト
1. According to you
2. Suffocated
3. Bad news
4. Believe
5. Feels like home
6. Think like a man
7. What's it gonna be
8. Untogether
9. Drive away
10. Highly strung
11. God only knows
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