2008-06-29

2008 年第 26 週に借りたもの

The Book -- jojo's bizarre adventure 4th another day (乙一)

「ジョジョの奇妙な冒険」のノベライゼーションです。その名も The Book。

「The Book」に興味がないかと言われれば、そうでもありません。

とはいえ、本を買ってまで読むほど気合いもなく... (ここら辺がヘタレ)

誰かが持ってたら借りて読みたいと思う感じ。私の周りには、自称ジョジョ・ファンが多いので、誰か買うと思うんですけど。ダメかな

life@aka: The Book は読まないの? より引用

半年前、こうつぶやいたところ、「今、友達に貸してるからちょっと待って」との声が入りました。つぶやいてみるものです。

そして、今週。ついに借りることができました。といっても、6/28 から旅行に行ってしまいます。旅行に持っていって、汚しても大変ですしね。読むのは旅から戻る 7/5 以降になりそうです。ウ〜、ちょっとやきもきです。

The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day

2008-06-26

マタイ受難曲に目覚める

受難曲というと、私は J. S. バッハのヨハネ受難曲を愛聴します。ヨハネ受難曲の方が、(同じバッハの) マタイ受難曲より親しみやすい気がします。

そんな今日の夕食後。ふと口すさんでいたのは、マタイ受難曲のメロディーでした。

あの固〜い感じのする曲が、フッと自分の中に入って来ました。

何のタイミングか、何のきっかけかは分からりません。ただ、理解できない・好きになれない・良さの分からない曲。そんな曲が、私の中に「歯車が重なり合うように」カチリとハマりました。クラシック音楽を聴いていると、こんな時が何度かあります。

CD ラックから取り出したのは、トン・コープマン盤。これから、通しで聴きてみます。

Bach: St John & St Matthew Pas

2008-06-22

2008 年第 25 週に借りたもの

200CD ブルース (200CDブルース編纂委員会編)

先日、The Ultimate Jazz Archive という 168 枚組のボックスを買いました。そのうち 28 枚がブルーズでした。しかし、私は門外漢なものでどのアーティストも同じに聞こえます。勉強がてら、入門書を借りてみました。

本書は、ブルーズ・アーティストを 1 ページに 1 人ずつ紹介しています。

扱っているブルーズのカテゴリーは、11 個: カントリー・ブルース、シティ・ブルース、シカゴ・ブルース、テキサス & ウェスト・コースト、サザン・ブルース、ニューオーリンズ、ジャンプ & ジャイヴ、R&B/ゴスペル、モダン・ブルース、ロック/ホワイト・ブルース、80 年代・90 年代。1920 年代から 90 年代までと、幅広いです。

200CDブルース

ちなみに The Ultimate Jazz Archive は、HMV で 23,238 円です。HMV のアフィリエイトは商品画像が付かないので、Amazon のアフィリエイト・リンクも一緒にのせます。

Ultimate Jazz Archive

I vow to thee my country (Libera / Charlotte Church)

少年合唱団 Libera のアルバム「Free」に、「I vow to thee my country」という曲があります。聞いたことのあるメロディーだと思ったら、ホルストの木星 (Jupiter, the Bringer of Jollity 〜組曲「惑星」の第 4 曲) に英語歌詞を付けたものでした。

木星に英語歌詞を付けて歌ったというと、シャルロット・チャーチ (Charlotte Church) がファースト・アルバム「天使の歌声 (Voice Of An Angel) もあったなぁ。確か曲名は「マイ・カントリー」だったなぁ。Libera のバージョンの方がチャーチよりもいいなぁ。木星は音域の広い曲なので、ソプラノ一人が歌うより、合唱の方が合っているのかなぁ。

そんなこんなでチャーチのアルバムを取り出して、びっくり。チャーチの「マイ・カントリー」は英語曲名が「I vow to thee my country」なのです。Libera の曲名と同じなのです。もしかしたら、この曲はずっと昔からある曲なのでは? そう思って調べてみると、英語 Wikipedia のページがヒットしました。

I Vow to Thee, My Country is an English patriotic song and Anglican hymn, created in 1921 when a poem by Cecil Spring-Rice was set to music by Gustav Holst.

(訳)「I Vow to Thee, My Country」は、英国の愛国唱歌・英国教会の賛美歌です。1921 年、Cecil Spring-Rice が、ホルストの音楽に詩を付けることで作られました。

I Vow to Thee, My Country - Wikipedia より引用

曲の成立が、1921 年。随分と昔からある曲なのですね。ホルストの惑星の初演が 1920 年 10 月 10 日なので、1 年も経たないうちに詩が付いたということになります。よほど、木星のメロディーがお気に入りだったのでしょうか?

ちなみに、I Vow to Thee, My Country の詩は、1908 年に書かれています。Wikipedia には、1921 年、木星のメロディーに合わせる際に削除された「オリジナル詩」の部分も読むことが出来るので、興味のある方はどうぞ。

そして、もっと沢山の I Vow to Thee, My Country を聴きたい方は、YouTube へ! 男声、女声、合唱。いろんなバージョンの「I Vow to Thee, My Country」と出会えます。

Free Voice of an Angel

2008-06-20

オーケストラ指揮法 〜 すべての人の心をひとつにするために (高木 善之)

クラシック音楽が好きです。オーケストラの指揮者に関する本だと思って、本書を借りました。図書館では、第一章をパラパラめくって、エッセイ風な「音楽」の本だと思いました。しかし、改めて「前奏 (まえがきに当たります)」を読んで、思い違いをしていることが分かりました。

オーケストラ指揮法は究極の人間関係、究極の経営です。

オーケストラ指揮法を通して人間関係について述べます。

「人間関係」の本でした。作者は、NGO「地球村」の代表者ということです。

本書は 4 部構成です。全部で 320 ページ程。そのうち第一部 (約 120 ページ) は、オーケストラの指揮について書いてあります。ここは文句なしに面白かったです。オーケストラの入門、指揮者の役割が、素人にも分かるように書いてあります。

例えば、オーケストラについての説明。

管楽器は音が大きく、弦楽器は音が小さいため、音量のバランスを取るために管楽器 1 人に対し、第 1 ヴァイオリン 4 〜 6 人、第 2 ヴァイオリン 4 〜 6 人、ビオラ 2 〜 4 人、チェロ 2 人、コントラバス 1 〜 2 人 程度必要です。

知りませんでした ^^;

もしくは、指揮者の仕事のまとめ。

  • 曲の解釈
  • テンポを決める
  • 強弱などの表現
  • 気分の高揚、イメージづくり
  • アインザッツ (Einsatz, 休止後の曲の入りの指示)

他の人に、「指揮者って何をしているの?」と聞かれた時、物知り顔で答えるのに役に立ちそうです :p

クラシック音楽 (管弦楽曲) を聴き始めたばかりで、オーケストラについて基礎知識を得ようという場合、難しく書いてないので本書はおすすめです。

第 2 部以降

第 2 部以降は、高木氏の人生経験が書かれています。交通事故に遭ったこと。入院中に今までの人生を振り返ったこと。復帰してからの活動。

内容が音楽から離れてます。二部以降は、管理者に興味がある人向きな内容です。音楽にしか興味がなければ、読まなくてもいいでしょう。そういう意味では、音楽好きが図書館で借りてパラパラっと読むのに適しているように思います。

最後に、第 3 部で、目から鱗な文章があったので備忘録がわりに引用します。

仕事の目的は、仕事の成功ではありません。

コンピュータを作ることは目的ではなく手段です。

利益を上げることも目的ではなく結果です。

仕事の目的は、仕事を通じて幸せになることではないでしょうか。

管理職の仕事の目的は、メンバーの幸せを現実することではないでしょうか。

メンバーの幸せを実現すれば、仕事はおのずとうまくいくものです。

私はここまで達観できません。でも、仕事量に追われる毎日に、思い出したい言葉です。

新版 オーケストラ指揮法 すべての心をひとつにするために

2008-06-16

Souldelic のライブを観に行って来ました

mixi 日記で告知「ライブをやるので観に来てね」を受けて、行って来ました。「六本木 Edge」。昨日の夜 19 時から 22 時頃まで。

クラシックのコンサートやミュージカルの舞台、オーディオ系の試聴会 (ミニ・ライブ含む) を除けば、「ライブ公演」に行くのは 5 年振りです。その時も、友人がライブやるからとチケットを渡されたのでした。というか、この手のライブには知り合いが出演するとでもないと観に行ってません ^^;

ちょっと小さめの会場に、ちょっと小さめの舞台。そう、4 人がバンドを組むと、ちょうどよい広さでしょうか。で、知り合いが入ってる Souldelic というバンドは総勢 12 人。ヤバくない? と思ってたら案の定。大変なことになってました。ボーカルが 4 人並んだら、後ろの人達が見えない。

そして、会場も大入り。満員。

かかる曲は 70 年代の音楽。私が知ってたのは「天使にラブ・ソングを 2」のエンディング・ロールでかかった「Ain't No Mountain High Enough」。ごっきげんです。あとは知らない曲ばかりでしたが、まぁ、同じような選曲でとてもソウルフルでした。曲を知らなくても、楽しくなっちゃいましたよ。

会場狭すぎという他は、とても楽しいライブでした。今度は、もう少し広い会場で :)

PS. Souldelic の前にやった、ビートルズのコピー・バンドもテンション高くて良かったです。

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

インディ・ジョーンズ・シリーズ最新作 (4 作目)、「クリスタル・スカルの王国」を先行上映で観てきました。122 分。以下、ネタバレありの感想です。

「クリスタル・スカルの王国」は面白いか?

この質問に力強く「面白い」と答えられない自分がいます。正直言うと、期待していた程の面白さでなかった、気がします。ここで言う「期待」は、「最後の聖戦」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」クラスの面白さです。コメディーとアクションが程良く調和して、かつハイ・クオリティーなものを指します。「クリスタル・スカル」はアクション・シーンの連続ですが、コメディーな部分が一歩引っ込んでいた印象があります。

それともう一つ。インディ・シリーズ 3 作を見た者としては、解説めいた展開が多いように感じました。くパンフレットに載っていたスピルバーグの言葉が、理由を示しているように思います。

これは典型的なファミリー映画だと思う。この映画はインディアナ・ジョーンズを知らない人のための映画だ。DVD でも、ビデオでも、テレビでも見たことがない人のための。インディアナ・ジョーンズとは一体何者なのか、何の事前情報もなく見られると思うし、簡単に物語に入っていけると思う。ファンのためだけではなく、シリーズを見ていない人のためのものでもあるし、この男がこれまでにどういうことをしてきたかを知らなくても、インディがどんなことに関わっていくのか、この映画でそれを目撃することになるだろう。観客は一緒に冒険に出るんだ。

インディーを知らない人達のための配慮が、インディーを既に知ってる私にはテンポを悪くしているように感じられるのです。同時に、クリスタル・スカルの王国には、インディーの過去 (旧 3 作や TV 版) を知る人達へのネタも満載でした。例えばヘビ嫌いなところとか。その最たるものが、マリオンの再登場でしょう。マリオンは、レイダースの時のヒロインですね。私はパンフを見て思い出しました。

まあ、そんな感じでインディーを観るのが初めての人、インディーのコアなファンにとって、楽しい映画になっているのではないでしょうか? どっちつかずの私には、少ししっくりと来なかったですけどね。

2008-06-15

2008 年第 24 週に借りたもの

ActionScript 実践プログラミング volume 1 (Colin Moock)

そろそろ、Flash (ActionScript) にも手を出さないといけないかな? と思い借りてみました。簡単な Flash アプリを作れればと思っています。

ActionScript 第2版〈VOLUME 1〉実践プログラミング

FLASH OOP 〜 ActionScript によるオブジェクト指向プログラミング (加藤 達雄)

上と同じ理由で借りました。ぶっちゃけ言うと、図書館に置いてあった Flash (ActionScript) の本がこの二冊しかなかったんです。Flash は全くいじったことがないので、もう少し薄い本で良かったんですどね ;p

FLASH OOP (Advanced Web design books)

2008-06-08

2008 年第 23 週に借りたもの

CD 名曲名盤 100 声楽曲 (國土潤一)

クラシック音楽の声楽曲は英語で歌われるものが少ないので、メロディーを聴くだけになってしまいがちです。そんなわけで、少し解説本を借りてみました。

この本に決めた理由は、シューマンの「ゲーテの『ファウスト』からの情景」の解説がのっていたからです。興味本意で買った CD ですが、曲がマイナーなせいか (?) あまり情報がないので困っていました。

CD名曲名盤100 声楽曲―ベスト・オブ・クラシック (ON BOOKS)

新版 オーケストラ指揮法 〜 すべての人の心をひとつにするために (高木善之)

先日、「オーケストラの指揮者は何をしているのか?」という議論をしている人達がいて、いろいろ突っ込みたかったのですが、考えてみたらちゃんとは知らないな、と思い当たりました。それで興味を持っていたところに、この本と出会いました。

第一章を読んだ感じでは、エッセイ風でお固い本ではないようです。

新版 オーケストラ指揮法 すべての心をひとつにするために

ハッカーのたのしみ 〜 本物のプログラマはいかにして問題を解くか (ヘンリー・S・ウォーレン、ジュニア)

帯には、「超 A 級プログラマの秘密の「技」を公開」とあります。魅力的ですね。プログラマーの自覚があれば、手に取ってみたくなるのではないでしょうか。

「推薦の辞」の 1 ページ目を引用しましょう。

例えば ascii コードの 0 から 9、a から f を入力し、対応する 16 進力を出力する関数は、(0 から 9 のコードは 48 から 57、a から f のコードは 97 から 102 なので) 常識的には

c2n(x)
  {return x-(x&64?87:48);}
と書くであろう。

こう書けば目的を達することは分かります。三項演算とビット演算を使っただけの、それほど難しい関数でもありません。しかし、これを「常識的」と言える常識を私は持っていません。どこの常識ですか?

更に、先の文章はこう続きます。

しかし、私は

c2n(x)
  {return x%87%48;}
と書きたい。(中略) 実はこういう精神が本書に漲っているのである。

最初の一ページ目で挫折しそうです。半年程前、この本を初めて紹介された時、私は無理と思いました。

今、おそらく第 1 章で破れるであろう、最初の挑戦をします。

ハッカーのたのしみ―本物のプログラマはいかにして問題を解くか

LIBERA free (LIBERA)

Celtic Woman を私が聴くということで、LIBERA の CD を貸してもらいました。LIBERA は、ボーイ・ソプラノ・グループですね。何度かショップで見かけて気になっていたので、聴くのが楽しみです。

Free

New Year's Concert 2002 (Zeiji Ozawa, Wiener Philharmoniker)

友人にブラームスの交響曲第 4 番 (ザンデルリング指揮、旧盤) を貸したところ、お返しにということで小沢のニュー・イヤー・コンサート (2002 年) を貸してもらえました。一曲目収録が、こうもり序曲なのにびっくり。ポルカ、ワルツ以外も演奏するものなのですね。

2002 New Year's Concert [Hybrid SACD]

2008-06-06

スネーク・キューブにはまる

キューブをもらいました。よくお目にかかるルービック・キューブではなく、スネーク・キューブの方です。

スネーク・キューブ スネーク・キューブ (一部分解)

写真を見てもよく分からない。。。かな? 参考リンクもどうぞ。

ハマル

バラバラにした状態から、元に戻すのに 3 日かかりました。

友達に貸したところ、彼はギブアップしました。

少し格好いいところを見せようと、返してもらったその場で元に戻そうとしました。

できませんでした。

昨日の夜のことです。

すぐに出来ると思ったんですが、なかなか手ごわい。それから一時間? 二時間? 本気で取り組んでも解けません。一気にヒートアップ。

結局、キューブを解き終えるのに、1 時過ぎまでかかりました。寝る前に時計を見たら、丁度 2 時だったので、そう。1 時を回っていたと思います。おそらく 4 時間くらいかかりきりになっていたんじゃないでしょうか。

初回は、いろいろ考えて理路整然と解いた気がします。でも、解き方なんてすぐ忘れるんですね。今回はそんなことなく、力ずくにやってたらいつの間にか解けていました。もう二度と、このパズルを分解したくないです :p

2008-06-04

「金剛番長」の登場人物紹介が面白い

「金剛番長」は週刊少年サンデーで連載中の鈴木央氏の熱血マンガです。サンデーでは、マンガの登場人物紹介がページの端に二行でまとめられているのですが、「金剛番長」の人物紹介があまりに面白いので吹き出してしまいました。

一つ引用してみましょう。居合番長の人物紹介です。

  • 居合番長●本名・桐雨刀也。日本の伝統文化や歴史を大切に思っているが、廃刀令のことは知らないようだ。教室でも真剣を手放さない、歩く銃刀法違反。

マンガの中ではクールに侘む彼も、人物紹介にかかってはこの通り。「日本の伝統文化や歴史を大切に思っている」の件りまでは普通なのですが、後半はツッコミ以外の何ものでもありません。

もう一つ、敵役・粘着番長の人物紹介を見てみましょう。

  • 粘着番長●台東区を統括する番長で、粘り強くコツコツと努力するのが好き。

「努力好き」? そんな設定あったの? と思わず叫びたくなってしまいます!

「金剛番長」の人物紹介は、ほとんどこんな感じです。

人物紹介は、そのマンガのファンであれば逆に読み飛ばしてしまう所です。なので盲点でした。チェックすらしていませんでした。

「金剛番長」のファンには、是非とも残りの人物紹介も読んで欲しいものです。

金剛番長 1 (1) (少年サンデーコミックス) 金剛番長 2 (2) (少年サンデーコミックス)

2008-06-01

ナルニア国物語 第二章 カスピアン王子の角笛

昨日、(映画の日の前日ですが) 映画を観て来ました。ナルニア国物語の第二章、「カスピアン王子の角笛」です。第一章の感想は、過去記事をどうぞ。

第一章公開 (2005 年) から、もう三年も経つのですね。

第一章を観た時は、

後半に入るあたりからテンポが良くなってきて、観終わったら汗をかいていました。

life@aka: ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女 より引用

と書きましたが、今回も、同じく汗をかきました。思い入れがあるせいでしょうか、テンションが高くなってしまうのです。

アスラン

さて、カスピアン王子の角笛では、アスランの登場シーンが少なくなっています。アスランの声は、前回に続いてリーアム・ニーソン。ニーソンの声は、第一章の時大絶賛しました。

まずアスランの声をやったリーアム・ニーソン。声、渋すぎ。かっこいい!

life@aka: ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女 より引用

相も変わらず、いい声にウットリ。リーアム・ニーソンには、全シリーズを通してアスランに声をあてて欲しいものです。

ストーリー

映画を観たら、原作の筋をほとんど忘れていることに気づきました。ショック。なので、原作との比較が出来ないことが痛いところ。

映画単体での感想を言えば、全篇活劇で良い出来、だったように思います。

不満を言えば、四兄妹の脚本が少し幼いことでしょうか。彼らは、第一章の最後で 30 歳程になっているはず。その後、魔法で (?) 子供の姿に戻ってしまっているわけです。

ですから、大人な脚本が欲しかったです。

実を言えば、演技の端々に、大人な演技が入ってはいるのですけどね。徹底して欲しかったです。

あとがき

ナルニア国物語では、冒険が終わると主人公達は「ナルニア」と別れ、現実世界に戻って来ます。その後、ぼくら観客は「映画」に別れを告げて、現実に戻らなくてはなりません。

つまり、ナルニアを観ると、ぼくらは「二度」の別れを体験しなくてはならない、ということです。私にはそれがツラい。ナルニアの中にずっといたい。そう思いながら、映画館を後にしました。