2006-02-26

ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女

昨日、「ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女」(以下 ナルニア) の先行上映を観て来ました。私の中で、ナルニアといえば J. R. R. トールキンの「指輪物語」と並ぶファンタジーの二大双璧なのですが、久しく読み返していないので細かい筋を忘れていました (まだ本上映は始まっていないので、ストーリーについては書きません。知りたい人は原作をお読み下さい :)。

さて、今回のナルニア。私としてはかなり楽しめました。最初、主人公である兄弟姉妹が登場するあたり、ごちゃごちゃしてるかな〜と思っていたのですが、後半に入るあたりからテンポが良くなってきて、観終わったら汗をかいていました。「ロード・オブ・ザ・リング」と違い一話完結なので、盛り上がり所がはっきりしているのも好印象でした。期待していなかったというのもありますが、良い意味で私の予想を裏切ってくれた出来でした。

少年少女の成長の物語でもあるので、子供が観ても楽しめるでしょう。脚本も下手に子供向けになっていないので、大人が観ても感動すると思います。とても、バランスの良い出来なんじゃないかしらん。

配役について

まずアスランの声をやったリーアム・ニーソン。声、渋すぎ。かっこいい! いやぁ、こんなイイ声出せるのねぇ、とちょっとドキドキしてしまいました。私の語彙の少さが憎いほど。

それで俳優ですが、白い魔女をやったティルダ・スウィントンとフォーン役のジェームズ・マカヴォイがいい。

魔女のティルダ・スウィントンは、物語が佳境に入れば入る程、いい演技をしているように感じました。こういう言い方は良いのか分かりませんが、ディズニー映画の魔女が現実世界に現れたかのよう。演技過剰になることがなくて、それでいて冷い感じが出ていて、演技の抑制具合が上手いなぁ、と思いました。

フォーンのジェームズ・マカヴォイはスクリーンに現れるや否や、なんか温かい感じにしてくれる存在。「ロード・オブ・ザ・リング」のメリーとピピンを足して二で割ったような、「我が道を往く」のバリー・フィッツジェラルドが 30 歳位い若くなった感じ。ちょっと、これから注目したい俳優さんです。

あとがき

ワクワクする映画です。ナルニアを楽しむ一本。是非どうぞ。公開開始は 2006-03-04。

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