「パーカッションがメインのクラシック音楽はないですかね?」
そんな質問をしてきた友達が、是非にと勧めてくれた作品がコレ。「Touch the Sound」。
イギリスのパーカッショニスト、エヴリン・グレニー (Evelyn Glennie) のドキュメンタリー映画 (製作はドイツ/2004)。彼女は耳が聴こえないのですが、「音」は聴くだけじゃない、触れて・見て・感じることも出来るんだ、といいます。
音楽は「聴く」ものだとばかり思いこんでいる身としては、少し目から鱗の落ちる思いでした。友達が、パーカッションの入ったクラシック曲を求める理由も分かった気がします。
グラミー賞受賞歴
さて、DVD のパッケージには、「2 度のグラミ賞受賞アーティスト」とあります。エヴリン・グレニーがどんな賞を取っているのか、少し調べてみました。
一回目は、1989 年のグラミー賞。クラシック部門、Best Chamber Music Performance (室内楽のベスト・パフォーマンス)。アルバムは、バルトークの「二台のピアノと打楽器のためのソナタ」。ここで、エヴリン・グレニーは打楽器を担当しています。ちなみに、指揮者はゲオルグ・ショルティ。ピアニストは、マレイ・ペライアとデビッド・コクヒル (David Corkhill)。このアルバムは、Amazon で見つけることは出来ませんでした。
二回目はおそらく 2002 年のグラミー賞。同じくクラシック部門、Best Classical Crossover Album (クロスオーバーのベスト・アルバム)。アルバム名は「Perpetual Motion」。このアルバムの「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」は、Best Instrumental Arrangement 賞も受賞しているとのこと。
機会があれば、こちらも聴いてみたいものです。
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