ジャンプ・スクエアを買いに行ったら、隣にぶ厚いマンガ雑誌が置いてありました。どれだけ厚いかというと、ページ数が 1012。昔のアフタヌーンやガンガンを思い出させる厚さです。雑誌名は「月刊少年ライバル」。知らない名前だと思ってみれば、友達に「これ」が創刊号なんだと教わりました。
で、やっぱりブログのネタに、買っとかなくちゃ駄目かな? と思い、レジへ。
最近、こういうどうしようもない理由で必要でないものを買ってる自分がいる気がします。いや、きっと気のせいでしょう。
レビュー
ライバル創刊号の掲載作品は 21。全部レビューするのは大変なので、気になった作品だけピックアップで小レビューをば書きます。
エンマ (待屋 計/ののやまさき)
ライバルの中で、一番魅力を感じた新連載が「エンマ」です。チャンピオン風の絵柄。媚びのないストーリー運び。回りの作品とは、毛色が違うように感じました。
本編の主人公は閻魔王の使者エンマです。エンマは問います。「好きな相手のためなら死んでもいいって思うもんなのか?」閻魔王は答えます。「我々は世の秩序を守っていれば、それで良い」何とも突き放した台詞ですが、その人間味のなさがイイ。
エンマは一話完結型のようですが、この人間味のない閻魔王と人情のドラマのバランスを、どれだけ保てるかで、この作品が名作になるか打ち切りになるかが分かれるように思います。
アンカサンドラ (斐文士吾郎 / 天道 グミ)
予言の書かれたノートを持つ男の子と、鏡の中に未来を見る女の子の出会いを描いた第一話。不幸な未来を改変する、という意味では「未来日記」に近いものがありますが、物語の性質上、予知能力者の数は二人が適当なのかなぁと思ったりもします。「未来日記」はバトルという形で盛り上げ所を作っていますが、アンカサンドラはどうするつもりなのでしょう。こちらも二話目から以降の方向性次題ですが、期待の一作です。
モンスターハンター オラージュ (真島ヒロ)
「RAVE」や「FAIRY TAIL」で売れっ子の真島ヒロの作品です。ゲーム「モンスター・ハンター」をベースにマンガ化しているようです。マンガ化されたゲームというと、ドラゴン・クエストを思い出してしまいますが、さて、モンスターハンターは成功するでしょうか。
はじめの一歩 外伝 (森川ジョージ)
そつなくまとまった短編でした。千堂さんのエピソード。千堂スマッシュが好きな人には、たまらないでしょう。
あとがき
レビューに挙げる作品を数えてみると、4 つしか残りませんでした。これを多いとみるか、少ないと見るか。う〜ん、難しいところです。
ただ、近くのマンガ喫茶にも入荷するようなので、来月からはライバルを買わなさそうな気がします。
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