待ちに待っていた Bob Baldwin のアルバム「Never Can Say Goodbye」が届いたので聞いています。アルバム名から想像が付く通り、マイケル・ジャクソンへのトリビュート・アルバムです。
同名のアルバムを出しているトレインチャは自身のアルバムを「トリビュートではない。マイケルの音楽に何も加える要素がないし、彼自身もトリビュートされることを望んでいないと思う」と言ったそうですが、Baldwin のアルバムには題名にちゃんと「A tribute to Michael Jackson」と書いてあります。アルバムを作った人の思いはともかく、どちらのアルバムも楽しめました。
閑話休題。
Baldwin のアルバムをジャンルで分類すると Jazz です。ボーカルなしの、ピアノを主体とした小編成ジャズです。ジャズはあまり聞かないのですが、オリジナルのメロディーをアレンジするイメージが強いです。その中には、オリジナル・メロディーのかけらも残っていないアレンジもあったりして、私はそういうのは苦手です。Baldwin のアルバムはそういうものではなく、ちゃんとメロディーの残ったものでした。でも、オリジナルを聞きこんでいないとメロディーをちょっと追えないかもしれません。この匙加減が Baldwin アルバムの楽しさに思えます。ポップス好きには、少し敷居が高いトリビュート・アルバムかもしれません。ん? もしかして、ジャズなアルバムってそういうもの?
収録曲は以下の通りです:
- Bad (「バッド」に収録)
- Human Nature (「スリラー」に収録)
- The Girl Is Mine (「スリラー」に収録)
- I Can't Help It (「オフ・ザ・ウォール」に収録)
- I'll Be There (Jackson 5 時代の 5th シングル、アルバム未収録?)
- Prodigious
- I Wanna Be Where You Are (モータウン時代の 1st アルバム「ガット・トゥ・ビー・ゼア」に収録)
- The Lady in My Life (「スリラー」に収録)
- Let Me Show You
- She's Out of My Life (「オフ・ザ・ウォール」に収録)
- Don't Say Goodbye
- Never Can Say Goodbye (Jackson 5 時代の同名アルバムより)
このうち「Prodigious」「Let Me Show You」「Don't Say Goodbye」に関してはオリジナルの収録アルバムが分かりませんでした。選曲のマニアック度が高いですね。
私は「オフ・ザ・ウォール」以降のアルバムを一応持っているのでその辺りは楽しめるのですが、モータウン時代の曲などはオリジナルが分からないためか楽しむまでに至りませんでした。
Never Can Say Goodbye (Dig)
Bob Baldwin
Trippin & Rhythm 2010-06-21
Amazonで詳しく見る by G-Tools
0 件のコメント:
コメントを投稿