ワーナーから、バッハ大全集が出ます。ワーナーはテルデックとエラートという二つのレーベルを持っているので、これらの音源を中心に構成されています。基本は、2000 年に出たというボックスの廉価・コンパクトボックス版です。
発売予定日は 2012 年の 3/13 日 (延期されると思いますが...)。価段は現在、Amazon で 23,454 円・HMV で 24,174 円です。割引も含めると、Amazon なら輸入盤 2 枚買って 10% OFF で 21,109 円、HMV は予約商品 10 ボイント分を入れて 21,757 円となります。
収録内容について
ボックスの魅力は、ボックスに含まれる演奏の出来・不出来に大きく関わっています。本ボックスは、Teldec と Erato という二大レーベル、足りない分は他レーベルからのライセンス供給でまかなっていて非常にレベルが高いです。そのレベルの高さは、演奏者を見れば大低のことが分かるのですが、ボックスの内容説明にコンパクトにまとめてあったのでそのまま引用しちゃいます。
アーノンクール&レオンハルトによる教会カンタータ全集、コープマンのオルガン作品集や、ルージイチコヴァやアラン・カーティス、スコット・ロスのチェンバロ演奏、イル・ジャルディーノ・ アルモニコのブランデンブルク協奏曲、コルボの指揮によるミサ作品。
アーノンクールとレオンハルトによる「教会カンタータ」集は、二人の指揮者によって担当別に作成したものの、確か初のカンタータ全集として有名になったものです。二人とも、古楽では有名な指揮者ですね。トン・コープマンはチェンバロ・オルガン奏者として五指に入る才人。スコット・ロスは 38 歳の若さで亡くなった天才チェンバリスト。イル・ジャルディーノ・アルモニコはイタリアの合奏団で、スリリングな古楽演奏を聞かせることで有名。コルボは「合唱の神様」とも呼ばれた合唱を含む管弦楽曲 (特に古楽) のエキスパートです。
あとがき
1 枚当たり 138 円 (Amazon 割引価格で計算)。演奏は高水準。Hänssler ボックスにも優るとも劣らない、絶好のバッハ全集ですね。私は早速、予約ボタンをポチリと押しました。
ちなみに、アーノンクールとレオンハルトの「教会カンタータ」全集は 2008 年に 60 枚組ボックスとして発売済です。Amazon 価格 19,000 円。マーケット・プレイスで 13,699 円が最安。カンタータだけ欲しいなら、こちらのボックスを狙うのも手ですね。
考えようによっては、19,000 円プラス 2,000 円ちょっとで全集が買えてしまう。という魅力もあります。
追記
ワーナー、ヘンスラー、ブリリアントの各バッハ大全集の比較記事を書きました。併せてどうぞ。
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