「ブラム学園!」が届きました。
BLAME! の続編・パロディが 5 編。それ以外の短編が 5 編。計 10 編。フルカラーです。
以下、収録作品の紹介と簡単な感想をば。
ZEB-NOID (チャンピオン RED '04 年 7 月号)
6 ページの短編 SF。ハエと人間の戦いを描く。よくこんなネタ思いつくなぁ。
ブラム学園! (アフタヌーン '04 年 5 月号)
ブラム学園! 京都奈良相合傘 (アフタヌーン '07 年 10 月号)
ブラム学園! 桜咲く塔の下で (アフタヌーン '08 年 5 月号)
ブラム学園!。名作 SF マンガ BLAME! の同人誌的パロディ。今までに描かれた全三話を収録しています。
BLAME! ファン以外が読んで楽しめる作品ではなく、BLAME! と比べると泣きたくなるストーリーながら、読み返しているとハマってくる「毒」な作品です。本編とパロディーの差の大きさとして、本作を越えるマンガはないのではないでしょうか (同人誌ならともかく、本編を連載していた商業誌にのせたという意味で)。
小包 (商業誌未発表作品)
二瓶氏のシュールさ溢れる小編。
ネットスフィアエンジニア ('05 年 別冊モーニング 4 号)
おそらく、本短編集の本命。BLAME! の正統的続編です。ボリュームは 46 ページ。
「造換塔」「駆除系」「メガ・ストラクチャー」。BLAME! ファンにはたまらない用語がポンポンと飛び出します (でもキリイは登場しません)。時代的には、BLAME! 本編から千年後を描いているようです。
せっかくのカラー化ですが、駆除系は「白色」なのでカラーの意味ないです ^^;
ポンプ (商業誌未発表作品)
SF 小編。非 BLAME! ものでは、一番好きかも。この作品を読んで思い出したのは、ブライアン・W・オールディーズの「地球の長い午後」です。こーゆー世界観、好き。
BLAME!2 第八系子体プセルの都市構造体脱出記 ('08 年 モーニング増刊 マンダラ 2 号)
本短編集のもう一つの本命。BLAME! のもう一つの正統的続編です。ボリュームは 18 ページ。
主人公は人間じゃなくて、桂素系生命体のプセル。桂素系生命体の視点から描かれているので、キリイは「厄災」と呼ばれています。世界観もより BLAME! に近くて、メガ・ストラクチャーの中を旅する物語です。
ネットスフィアエンジニアより短いですが、BLAME! 的にはこっちの方が面白いです。
沼の神 (アフタヌーン '08 年 10 月号)
ほんと、おばかな作品。
戦翅甲蟲・天蛾 ('07 年ヤングガンガン No.03)
SF、SF な作品。
解説
本短編集の「解説」がまた、ぶっとんでます。
月刊アフタヌーン (中略) は、「喪作品」の牙城、「喪の九龍城」と化している。かくなる上はいっそのこと『BLAME!」のみならず、アフタヌーンのマンガ全部を萠え化したアンソロジー増刊を読んでみたいところです。
と、あって妄想を繰り開げるのですが... 「謎の彼女 X」を取り上げるにあたって暴走。
『謎の彼女 X』は個人的には最高の萌えマンガだが、萌えアフタヌーン増刊ではネコミミ & ネコシッポをはやした、巨大眼球うるうるの美琴が「パンツじゃないから、恥ずかしくないもん!」と照れながら謎の UFO とハサミ片手に空中戦だ!
言葉になりません。
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