2006-08-18

むれ源平 石あかりロード

香川県は高松市牟礼町の「石あかりロード」を見て来ました。

牟礼町という町は、二つのことで有名です。一つは、源平合戦。那須の与一が「扇の的」を射たとされる史跡が残っています。

もう一つは、石の町。牟礼町は良質な花崗岩の産地 (?) で、その石は庵治石 (あじいし) と呼ばれるそうです。彫刻家ノグチ・イサムも、1969 年からは五剣山と屋島の間にあるこの地 (牟礼町) にアトリエと住居を構え、以降 20 年余りの間、石の作家である和泉正敏をパートナーに制作に励みました。 (イサム・ノグチ庭園美術館/The Isamu Noguchi Garden Museum Japan) とのこと。町には、イサムノグチ庭園美術館もあります。

石あかりロードは、牟礼町の石の町としての顔を見るイベントです。

具体的には、コトデン八栗駅から駒立岩までの約 1km の道沿いに並べられた約 170 個の石灯籠を鑑賞するというものです。1 km の道のりの半ばには、休息所が一か所設けられています。歩き疲れても、大丈夫です :p。

ちなみに、石あかりロードの石灯籠は、時代劇に出てくるような大人の背丈ほどもあるようなものばかりではありません。一番小さなものは、机の上に置ける程の大きさです。石灯籠は、二つとして同じものはなく、一つ一つが様々な趣向の凝らされた藝術品です。例えば、古代エジプトのテーベ神殿を型取ったものとか、月でうさぎが餅つきをしている形をあしらったもの、などなど。石をこんなに細工できるのかと感心してしまいます。そのうちのいくつかは、家にインテリアに持って帰りたくなるほどです (実際、石灯籠の大半は値段がついているので、買って帰れそうです。お値段は、最低一万円、最高八十万円)。

展示されてる石灯籠のサンプル写真は、PDF で下記サイトから見ることができます。

このイベントは、2006-08-05 から始まっていて、2006-09-30 まで続くとのこと。もちろん、灯籠に灯の入った所を見ないと面白くありませんから、日没に弁礼町をお訪ね下さい。石あかりは、毎日点灯して、夜十時位いまでやっているそうです。駐車場もあるので、車でのアクセスも可能です。

夕涼みを兼ねて、弁礼町まで足を伸ばしてみるのもよいかもしれませんよ。

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