アメリカのヴァイオリニスト マイケル・レビン (Michael Rabin)。1936 年生まれ。1972 年没。たった 35 歳で亡くなったヴィルトゥオーゾです。
私は彼の録音を聞いたことがありません。しかし、噂は嫌でも耳に入ってきました。曰く「ハイフェッツの再来」。パガニーニの「24 のカプリース」の代表盤。等々。
没後 40 周年
今年は、そのレビンが亡くなってちょうど 40 年になります。そこで、レビンの CD が多く復活するようになりました。特に嬉しいのは、レビンのスタジオ録音を集大成した 6 枚組のボックスが復活したことです。さて、このスタジオ録音。二つのレーベルから出ています。一つは EMI。もう一つは Testament です。
この 2 つのボックス、収録曲は違うのでしょうか? 少し調べてみました。曲目リストは HMV にあります。
- マイケル・レビン EMI、キャピトル録音集 (6CD 限定盤) (EMI)
- マイケル・レビン スタジオ録音集 1954-60 (6CD) (Testament)
結論を書きますと、収録曲は全く同じです。収録順が違うくらい。一点、EMI 盤の方に「イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品27の3(1楽章のバラード)」という記述があって一部しか収録していないのではないかと心配にさせますが、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第 3 番は 1 楽章しかない曲でその 1 楽章目が「バラード」なのでこう書かれているだけです。ですから、全く心配の必要はありません。
収録曲が同じなら、どちらを買おう? という話になりますよね。
一般に Testament は古い録音の復刻に定評のあるレーベルです。一方、EMI はスタジオ録音をしたオリジナル・レーベルというアドバンテージがあります。どちらの方が音質が良いかは一概に言えないことです。誰か 2 つを聞き比べて下さるとありがたいのですが Xp
値段も比べてみましょう。2011 年 11 月 23 日現在の値段を表にしてみました。
販売元 | EMI 盤 | Testament 盤 |
---|---|---|
Amazon | 4,355 円 | 6,448 円 |
HMV | 1,904 円 | 5,286 円 |
HMV での値段はマルチバイ価格です。Amazon での Testament 盤の扱いは 12/13 日からとなっています (HMV は発売中)。値段だけ見ると、HMV の EMI 盤が最安です。
注文
EMI 盤と Testament 盤の音質の差が分かりません。困ったことです。
値段を比べると、HMV の EMI 盤が圧倒的です。この安さにやられてしまいました。
そんなわけで私は HMV で EMI 盤を購入しました。届くのが楽しみです。
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