2011-01-25

きいてほしいの、あたしのこと -- ウィン・ディキシーのいた夏 (Because of Winn-Dixie)

きいてほしいの、あたしのこと〈特別編〉-ウィン・ディキシーのいた夏 [DVD]

ウィッチマウンテン / 地図から消された山でサラ役を演じた女の子アンナソフィア・ロブ (AnnaSophia Robb) が美少女で演技が上手だったので、アンナソフィア・ロブ出演作品を借りています。本作「きいてほしいの、あたしのこと -- ウィン・ディキシーのいた夏」(以下「きいてほしいの〜」と略記) もその一作です。

原作

本作は、ケイト・ディカミロ (Kate DiCamillo) による同名の児童小説の映画化とのことです。原作はディカミロの処女作で 2000 年に出版。2001 年のニューベリー賞ノミネート作品になったそうです。

きいてほしいの、あたしのこと―ウィン・ディキシーのいた夏 (ポプラ・ウイング・ブックス)

ストーリー

物語は、「町に引っ込してきた主人公が、最初は疎まれながらも町の人達の心を開き、皆を幸せにしてゆく」という王道物です。映画で言えば、古くは「我が道を往く」、最近では「天使にラブ・ソングを…」など同様の作品は数多いです。この手の作品の共通点として、映画を観終わった後の感動がとても爽やかなことが挙げられます。

「きいてほしいの〜」が他の作品と異なる点は、

  • 主人公が少女であること
  • 主人公と父親の間に (少なからずの) 溝があること
  • 「心を開く」きっかけが、少女と犬 (ウィン・ディキシー) との出会いであること

特に三点目の少女とウィン・ディキシーとの出会いを「きっかけ」にしている点が本作の最大の魅力です (犬好きなら、必見と言えましょう!!!)。

ウィン・ディキシーは、少女に出会ったこともない町民との出会いを提供します。少女はウィン・ディキシーを守るために、自己を強く確立していきます。ウィン・ディキシーを介して出会った人達との交流で、少女も町民も少しずつ心が開かれていきます。

アンナソフィア・ロブと感想

アンナソフィア・ロブの役はウィン・ディキシーと出会う少女オパール。つまり主人公です。映画全編で爽やかな笑顔を見られます。10 歳の少女という多感な感情を見事に演出しています。一言で言えば、「最高」です。

映画も原作・脚本が良いのでしょう。とても心温まる作品に仕上がっています。自分の家の犬が映画の中に出てるんじゃないかと勘違いするほど、ウィン・ディキシーの「犬」らしさが自然体です。そしてウィン・ディキシーの笑った顔がたまりません。

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