福地翼の短期集中連載「サイケまたしても」の Kindle 版がようやく予約受付中になりました。配信開始日は 2/16 (月)。
コミック発売が 2014 年 11 月 18 日。う〜ん、待ちました。
簡単な紹介
ジャンルはタイムループ SF。焦点は葛代斎下 (サイケ) の成長物語。
他人との関わりを避け、自分の殻に閉じ込もる主人公サイケ。そんな彼をかまうのが、幼馴染の蜜柑。サイケの邪険な態度にもめげず、彼の側に居続けようとします。そんな彼女が日常のワンシーンのごとくダンプカーに轢かれて死亡。
エッ! そんな唐突に。
でも、別れは訪れます。
絶望するサイケ。そして、池に身を投じたところ、蜜柑が死ぬ日の朝に戻っていました! (ここまでが、連載第一話)
彼の「後ろ向きな」手段は、ことごとく運命に抗うことができず、蜜柑は死へ。自分が死ぬ恐怖を抱えながら、二度三度と池へ身を投じるサイケ。何度と徒労を重ね、サイケも精神的に追いつめられてゆきます。
果たして、サイケは蜜柑を救うことができるのか!?
あとがき
作者の福地翼は「うえきの法則」シリーズで人気を博しました。
ただ、「うえきの法則」シリーズは展形的な少年マンガ・バトル物。また、連載開始当時は「金色のガッシュ」の二番煎じとも言われていました。まあ、それでも王道的な展開でシリーズを長く続け、代表的な作品になったことは素晴らしいと思います。
しかし、「うえきの法則」の作者が、まさかこんな「成長ドラマ」を描いてくるとは思いませんでした。マンガの説明には「新境地」などと書かれていますが、当にその通り。こうして、作者が自分の殻をやぶって、今まで描いていなかったモノを、オリジナリティの高い作品を、作ることに出会えるのは嬉しいものです。
「サイケまたしても」は、既に第 2 巻に相当する短期集中連載が終了。ちょっと「うえきの法則」っぽく異能力バトルものに発展していってしまうのか不安な面もありますが、第一巻は、第一巻だけは持っていたいと思い購入しました。第 2 巻もいい感じにサイケが成長しているので、発売されたら買うと思います。
願わくば、第 3 回の短期集中連載で、読者の予想もしない世界へつれていってくれることを望みます。
0 件のコメント:
コメントを投稿