11/1 は映画の日。かねてより観たいと思っていた「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」を観てきました。朝一から観ると、丁度、前編終了後に後編が始まるスケジュールだったので、スムーズに前後編を観ることができました。
TV 版について
TV 版「魔法少女まどか☆マギカ」は最終回放映日の Twitter が、なんか凄いことになっていたので興味を持っていました。後日、アニメ好きな友人から名作と言われて、一通り見ていました (一晩で全 12 話、6 時間を見せられました)。第三話の衝撃展開。第十話の神回。やられました。
私のアニメ人生は、ある意味「新世紀エヴァンゲリオン」によって終止符を打たれたと思っていました。エヴァ以降、TV アニメで見たい・見続けたいと思うものがなくなりました。それほど私にとってエヴァの存在は大きいものでした。
まどか☆マギカは、エヴァ以来に衝撃を私に与えた TV アニメでした。思えば、TV 版を見て劇場版を観たアニメはエヴァとまどか☆マギカ以外にありません。強いて言えば、エヴァは「マグマ・ダイバー」(デイヴィッド・ブリンの「サンダイバー」のもじり)、「世界の中心で愛を叫んだけもの」(ハーラン・エリスンの短編小説及び同小説を含む短編集の題名)、「まごこころを君に」(ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」の映画版の邦題) といった外の世界へと繋がる形も大事にした作品でしたが、まどか☆マギカは「魔法少女」という既成概念を崩すほかは内へと凝縮していった作品だった様に思います。
まどか☆マギカの良さは各ブログ・メディアで激賞されているので、にわかファンは口をつぐみます。客観的には受賞歴の多さを挙げれば良いでしょうか。第16回アニメーション神戸賞作品賞・テレビ部門受賞、第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞、ニュータイプアニメアワード 12 部門受賞 (作品賞含む)、第43回星雲賞メディア部門受賞。そして、日本SF大賞ノミネート。選考委員の宮部みゆきは、『誰かの幸せを願った分、別の誰かを呪わずにいられない』。劇中で繰り返されるこの言葉は、見事に人間の業を言い当てています。それが、年齢性別を問わず、観る者の心を揺さぶるのです。今回、小説の方に桁違いの傑作があったことで損をしてしまいましたが、私には忘れがたい作品でした
と述べています。ちなみに、日本SF大賞を受賞した小説は「華竜の宮」。これは過大評価すれば、小松左京が「日本沈没」で到達した場所をスタート地点にした重厚な SF。相手が悪うございました。
劇場版
劇場版は前編 130 分、後編 90 分。計 3 時間 40 分。TV 版の総集編という形で作られていました。といっても、TV では味わえない大画面。素晴らしい音響。そして細かな修正の数々。TV 版を見た人も十分楽しめる作品に仕上がっていました。
- see also. via. 「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編」はTV版のダイジェストじゃない(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース
特に TV 版第 10 話が、ほとんどカット無しで入っていたのは嬉しかったです。ほむらちゃんの想いに、泣きました。TV 版で免疫があるはずなのに。
翌朝、ぼくに TV 版まどか☆マギカを見せてくれた友達に伝えました。ぼくは劇場版の BD を買うよ... と。
そしてネットで第 10 話を繰り返し見て、何度も泣きました。
今朝、TV 版の BD 盤を Amazon に発注しました。劇場版の BD 発売まで待てなかった orz。
魔法少女まどか☆マギカ 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
家族のみんなには、内緒だよ。ごめんね、わけわかんないよね。
にわかファンでもああらしい視点での見解が聞けるなら語って欲しいな エヴァが外に開く物語,まどかが内に凝縮する物語というのは初めて聞いた.(普通は逆の言われ方をする)
返信削除コメントありがとうございます。
削除> にわかファンでもああらしい視点での見解が聞けるなら語って欲しいな
ありがとうございます。
見解と言っても、ネットを見ると私の思っていることは言いつくされてる感もあるので、今さら書くのは恥ずかしいのですが ^^; でも、がんばってみます。
> エヴァが外に開く物語,まどかが内に凝縮する物語というのは初めて聞いた.
>(普通は逆の言われ方をする)
そうなんですか。
こういうのを知らない所が、「にわか」だったりします。
何故、そういうとらえ方を私がしたのか? を書けば素人なりの感想になるかしら。