2010-09-14

Rodrigo Y Gabriela (Rodrigo Y Gabriela)

「Rodrigo Y Gabriela」。演奏者の名前をアルバム名に持ってきた、彼らのファースト・アルバムです。

ギター好き (聞くのも弾くのも好き) な友達に聞かせたところ、大アタリ。「ギター好きでこのアルバムを好きにならないなんて...」とまでの賛辞を頂けば、曲を紹介した私も嬉しいというものです。

二人はメキシカン。メキシコと言えば、元スペイン支配の国です。熱い熱いスパニッシュなギター・サウンドが奏でられます。友達に聞かせたのは一曲目の Tamacu という曲。弦を弾く、ギターを叩く。コード進行・メロディーラインだけでない「ギター」の持つ旨味を全て拾い上げたかのような演奏技術に加えて、酒場の熱気をそのままアルバムに封じ込めたような熱さのある楽曲に仕上がっています。

収録曲は全て同スタイル。全く歌はありません。ギター・デュオのみ。それだけ、曲作りにも自信があるのですね。もちろん、全曲聴いて飽きるなんてことはありません。

一つだけ例外。5 曲目の SATORI という曲。ここにハンガリー・ヴァイオリニストのロビー・ラカトシューが参加しています。曲の構成は前半ギター・デュオ、後半ヴァイオリン付き。後半にヴァイオリンが入ると、曲調が変わってしまって、おや? 楽曲構成を失敗したかな? なんて思ってしまいます。でも、よ〜く耳をそばだてて聞いてみて下さい。ラカトシュ氏、前半部分からピッツィカートの形で楽曲に参加しているのです。ギターじゃない柔らかい弦を弾く音がそれです。つまり、少しずつ彼の存在は曲の中で現れていて、弦を弾くところで大きくクローズアップされるというわけ。この前振りを聞きの逃していると、曲の印象が大分変わってしまうのですね。きっと、ライヴで見てたら、そういう仕草が「目」で見られるので分かり易く楽しかったのではないかと思います。

Rodrigo Y Gabriela
Rodrigo Y Gabriela
Rodrigo Y Gabriela
曲名リスト
1. Tamacu
2. Diablo Rojo
3. Vikingman
4. Satori
5. Ixtapa
6. Stairway To Heaven
7. Orion
8. Juan Loco
9. PPA

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2 件のコメント:

  1. 昨日とあるところで「ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ」というカタカナで書かれたアーティストの曲が流れ気になったもので調べて見ると・・・「Rodrigo Y Gabriela」でした。

    うん、読めなかったんだ(笑)
    私が聴いたのが11:11と書かれた黒いジャケットのものだったので、恐らく別のアルバムですが合わせて買わせていただきます。
    情報ありがとうございます!

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  2. > 昨日とあるところで「ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ」という...
    > ...うん、読めなかったんだ(笑)

    イェイ。

    > 私が聴いたのが11:11と書かれた黒いジャケットのもの...

    ああ、それ。ぼくも買いたいと思っているんですよ。でも、ちょっとちゅうちょしているんですね。安くないし。最近、買い物も多いので。

    もしよければ、今度、感想を教えて下さいな。

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