コミック エール 6 月号の告知曰く、「純真ミラクル 100 %」の第一巻が 7 月下旬に発売されます。そして、今日、アマゾンで予約受付が開始されました。もちろん、予約ボタンをポチリ。
純真ミラクル100% 1 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)
発売予定日は 7/28。今から待ち遠しいです。
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発売予定日は 7/28。今から待ち遠しいです。
先日読んだ「オーデュボンの祈り」。そのレビューをブログに書いていて、作者名にひっかかるものがありました。
「伊坂幸太郎」。私がこの名前を目にするのは、「オーデュボンの祈り」が最初ではありません。そこで探してみると、ありました。マンガで、私は伊坂幸太郎と出会っていたのです。
現在、週刊サンデーで連載中の「魔王 -- Juvenile Remix」。これが伊坂幸太郎の作品「魔王」のマンガ版になるのですね。ここで、「Juvenile Remix」というのは、「子供向け編集」というような意味です。これは予想ですが、原作では大人だった主人公を「高校生」に変えているあたりが、「Juvenile Remix」ということなのではないかと思います。
「魔王 -- Juvenile Remix」は、サンデーの連載の中でも私のお気に入り。人は一人じゃ弱くって大勢にはかなわない。そんなことは十分分かっているんだけれども、逃げない。逃げたくない。そんな主人公が大好きです。
この作品、続きが気になって原作を買おうと調べたのですが、まだ文庫化はされていないもよう。現在、文庫化待ちな状態です。図書館にでも入ってると、借りられるのですが...
そうそう、伊坂幸太郎のマンガ化といえばもう一つ。コミック・チャージというマンガ雑誌でも、「グラスホッパー」のマンガ化が始まっています。今号で連載 2 回目だったかと。
コミック・チャージは、第 1・第 3 火曜日発売。こちらも、チェックしなくては!
「オーデュボンの祈り」。サスペンスな一冊ということで、友達が貸してくれました。「ミステリーな一冊」と言わず、「サスペンスな一冊」というあたりが、この作品の徴妙な立ち位置を現しているように思います。
(ココからネタバレあり)
スジを一言で言えば至って簡単。「未来が見えるカカシが何故殺されたのか?」
まずは、カカシが喋ります。ええ、あのカカシです。オズの魔法使いの中に登場するカカシと同じものです。ただし、こちらのカカシは、話すことは出来ても歩けません。田んぼの真ん中に突っ立っているだけ。でも、喋ります。
そして、このカカシは未来が見えます。ちょっとした予言師です。遠くの未来は分からないけど、一、二週間先のことなら、ほぼ分かると言います (でも、あまり人に未来を教えてくれることはないようです)。
そんなカカシが殺されます (壊されます)。
「未来が見えるのに、何故、自分の死が見えなかったのか?」「何故、自分の死を回避できなかったのか?」
これが、この本のミステリー。
カカシが喋るあたりファンタジーです。でも、「カカシは予知が出来て喋る」というルール以外、本書はこの世の理 (ことわり) を逸脱しません。そういう意味では、この本は SF ミステリーに非常に近い作品です。読んでいて、アシモフの「鋼鉄都市」を読んでいる既視感に襲われました。
もちろん、ミステリーとしても十分楽しめます。そして、プロット・筋運びも一流です (この作品が処女作とは思えない!)。読後感も十分。当たりな一冊でした。
先号に引き続き、Vol.6 も Amazon で買いました。
相も変わらず「純真ミラクル 100 %」は面白く。7 月下旬にはコミック一巻発売との告知。ヤッタ〜。
その一方で残念な知らせも。
ちなみに、「純真ミラクル 100 %」以外では、「溺れるようにできている」(シギサワカヤ)と御伽桜館 (天乃咲哉) の二連載が気になってます。機会があれば、life@aka で取り上げることもあるかもしれません。
と書いた一方の連載「溺れるようにできている」が、今号で連載終了。話が盛り上がって来たと思っていたのに、ちょっと肩すかしです。次回作に期待。
時代劇専門チャンネルで放送された「大岡越前」の第一部第一話を見ました。大岡越前と言えば、ナショナル劇場で、1970 年から約 30 年間も続いた長寿番組です。
私が時代劇を好きなったのは、大岡越前 (と水戸黄門) のおかげといっても過言ではないのですが、その第一部となると全く知りません。まぁ、その当時、私は生まれていなかったわけで、再放送を見る機会もなかったんですね。そんな大岡越前の第一部、それも第一話が放送されると聞いて、大喜びです。
見れば、一番最初に登場するのが八代将軍 (紀伊大納言) の吉宗。徳川吉宗役は山口崇。ちょっと世間に疎いけれど、憎めない将軍様という役柄で、実は何気に全シリーズ通しての出演なのですね。そんな彼が、大岡越前シリーズの冒頭を飾ります。
ついで、大岡越前役の加藤剛と親友榊原伊織役の竹脇無我が登場。二人とも端正な顔立ち。この頃は、まだ奉行と補佐という立場ではなかったのですね。二人のやり取りも、後半のシリーズと全く違っているのでびっくり。特に、火事場に向かう大岡越前を追って、「こんな所に一人置いておかれちゃ、たまらん」と言う榊原先生には大爆笑。それで結局迷子になるんだから、やってくれます。
それから、登場する役者さんが皆若い。辰三役の高橋元太郎 (水戸黄門の八っつぁん役) なんか、艶々としているではありませんか。
最後に忘れていけないのが、片岡千惠藏が演じる大岡忠高役 (越前のお父さんね)。門の前を通り過ぎる魚屋に声をかけて
「なんでそんな面してる?」
「いえ、お屋敷の前を通るのに、何のお伺いもしないってのは気がとがめるんで」
「(ツケが) たまってるのか?」
「ええ、そりゃもう、たんと」
「そうか、じゃあ、中に入っていくらか (お金を) 持っていけ」
「いえ、あの奥さまと会うと、あっしはつい魚を置いてっちまんで。おかげで出入り禁止をくらっちゃまいました」
「なに! 奥にか?」
「いえ、あっしのかみさんにです」
記憶で書いてるので少し曖昧ですが、こんなやり取りでした。もう、楽しくてしょうがないですね。
記念すべき第一話は、大納言時代におバカやってる吉宗を山田奉行だった大岡が手ひどくこらしめ、その数年後に将軍になった吉宗から江戸へ呼び出されるというもの。町人や南町奉行の面々を小さなエピソードを交えつつ紹介。そして、江戸城にて、吉宗から直々に南町奉行就任のさたを受けるところで、第二話に続きます。
話のテンポが話くてキビキビしているし、会話もシャレてて続きが気になりました。