映画の日に、「007 カジノ・ロワイヤル」を観て来ました。カジノ・ロワイヤルは、イアン・フレミングの原作では 007 シリーズの一作目。映画では 21 作目にあたる作品です。ジェームズ・ボンドが 00 (ダブル・オー) ナンバーをもらう前のエピソードが最初に入り、その後主題歌。そして、本編、007 の初任務が描かれます。
今回、私が気になったのは、6 代目ジェームズ・ボンドを襲名したダニエル・グレイグ (Daniel Craig) です。新ボンドは、一体どんな演技をするんだろうってね。それで見てみたら、これがとってもいいんです。ちょっとニヒルで悪役っぽい表面に、感情の露出具合がピッタシはまってて、スパイが主役の映画を見てるんだなぁと思いました。ダニエル・グレイグと比べると、ティモシー・ダルトン (4 代目) とピアース・ブロスナン (5 代目) は美男子すぎるかなぁ。
スパイと言っても、ジョン・ル=カレが描くようなスパイじゃなくて、やっぱりスーパーヒーローのスパイなんですけどね。でも、最近の 007 はスーパーマンみたいに無敵ぶりが強調されてた感じ。今回の 007 は「ものすごく優秀なスパイ」です。自信満々すぎる態度を M に嗜められたり、それで敵に裏をかかれたり、とパーフェクトなスパイじゃないんです。その分、ハラハラするシーンが盛り沢山。特に、カジノのシーン。ダニエル・グレイグは、未完の 007 を上手く演じています。ピアース・ブロスナンでは (格子良すぎて) 演じきれなかったでしょう。
ストーリー文句を言うなら一点だけ。少し複雑です。テンポが早過ぎて、ちょっと筋を追うのが困難な所がありました。う〜ん、これはもう一回見なさい、という制作者側の罠なのでしょうか。
それからカジノ・ロワイヤルのクライマックスであるポーカー・シーン。映画の中でポーカーの説明が全くないのはいいとして (話の流れが悪くなりますからね ;)、パンフレットにはポーカーのルール解説を入れておいて欲しかったです。そういうわけで、次のエントリーでは、ポーカー・ゲームの簡単な解説をお届けしましょう。
- ref. life@aka: 今日は映画の日
面白そうですね、カジノ・ロワイヤル。
返信削除ダニエル・グレイグ、私もちょっと悪役っぽいところが気になっています。
以前にも「カジノ・ロワイヤル」というタイトルの 007 があったような気がするのですが、今回のはまた別物のようですね。
>ポーカー・ゲームの簡単な解説
これは楽しみですね。
海外映画ではよく出てきますもんね。
面白いですよー。最近の 007 の中では、一番楽しめました。
返信削除以前映画化された「カジノ・ロワイヤル」については、Wikipedia の解説が詳しいです。
ポーカー・ゲームの解説は楽しみにしていて下さい。といっても、私はポーカーを知らないので、どれだけ正しく書けるか分かりませんが ^^;