「ジュリー・ロンドン・オリジナル紙ジャケ・コレクション」という Julie London の全アルバムを紙ジャケで発売している企画がありまして、そちらに収録されている「彼女の名はジュリー (Julie is her name)」がモノラル録音ということで購入してみました。
「Julie is her name」は Julie London のファースト・アルバムで、1955 年に発売されました。一曲目は、彼女をスターダムに押し上げた「クライ・ミー・ア・リヴァー (Cry Me A River)」。この他、ガーシュウィン兄弟の名曲「ス・ワンダフル ('S Wonderful)」、ナット・キング・コール・トリオのヒットで知られる (そして私がこのアルバムで「クライ〜」に続いて好きな) 「ノー・ムーン・アット・オール (No Moon At All)」、映画「ローラ殺人事件」のテーマ曲「ローラ (Laura)」、名作「風と共に去りぬ」に触発されて書かれた「風と共に去りぬ (Gone with the Wind)」(映画「風と共に去りぬ」のテーマ曲に詞をつけたわけではありません。あれは「タラのテーマ」。全く別の曲です)。とたった 13 曲の中に聞きごたえ満点な歌曲が詰まったアルバムです。
ところで、「Julie is her name」に Vol.1 と書かれている通り、Vol.2 が 1958 年に発売されています。Vol.1 はモノラルでしたが、Vol.2 はステレオ録音です。そして私はこの Vol.1 と Vol.2 がセットになった CD を持っています。
すると、何故、改めて紙ジャケ版を買ったかという話になりますよね。実は、私の持っている盤は Vol.1 が擬似ステレオ化されているのです。この「擬似ステレオ」がクセモノで、気にならないと全く気にならないのですが、一度気になりだすと音が変に聞こえ始めるのです。もともとモノラルで録音されていたものを、強引にステレオ化しているのですから、無理があってしょうがないのですね。そして、最近になって「擬似ステレオ」の音がどうにも気になってしょうがなくなってしまったのです。そんなわけで、(変に手を入れず) モノラルで収録されている紙ジャケ版を買った次第です。
彼女の名はジュリー Vol.1(紙ジャケット仕様)
バーニー・ケッセル ジュリー・ロンドン
曲名リスト
1. クライ・ミー・ア・リヴァー (MONO)
2. アイ・シュッド・ケア (MONO)
3. 恋の気分で (MONO)
4. アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー (MONO)
5. キャント・ヘルプ・ラヴィン・ザット・マン (MONO)
6. アイ・ラヴ・ユー (MONO)
7. セイ・イット・イズント・ソー (MONO)
8. イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド (MONO)
9. イージー・ストリート (MONO)
10. ス・ワンダフル (MONO)
11. ノー・ムーン・アット・オール (MONO)
12. ローラ (MONO)
13. 風と共に去りぬ (MONO)
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