月刊少年シリウス 2014 年 6 月号にて、押切蓮介氏の長期連載「ゆうやみ特攻隊」のケース 90「暁光」が掲載されました。最後のページには 次号、押切蓮介最長連載堂々の完結!!
の文字がありました。
1, 2 巻の助走を経て、3 巻から休むことなく 鉄 一族・ミダレガミとの戦いを描き続けた本作。
ゆうやみ特攻隊の見せ場と言えば、「花岡隊長」の鬼神の如き強さでありました。大人数をものともせず、霊体すら制し、神経毒を打たれても不屈に戦い続ける女子高校生。どんなピンチでも、隊長が現れただけで絶望が希望へと変わったものです。
その花岡隊長が 10 巻で倒れます。主人公・翔平を救うため、致死毒の粉が舞う中、霊体との戦いに身を投じたのです。とはいえ、無双っぷりが通常運転な隊長のこと。すぐに復活してくれると信じていました。カエが「動かなくなってる」と言うまでは...
「心臓も...」
えっ? マジで?!
無双神話が終わりました。。。
そして、翔平の覚醒。思い浮かぶのは、隊長の「あの動き」。次第、隊長の戦う姿が翔平と重なります。八部衆を前に、「30 秒でかたをつけな」と鼓舞する声。対鉄翠戦で瞳術にハマッた翔平に「サッさと目を覚ませ」と一喝する隊長。ミダレガミの幻術地獄に落とされた翔平の前に現れ、「私が道を作る」と幻術空間からの出口を作る隊長。そして、悪霊ミダレガミを打ちのめす力を授ける隊長。死んでからも隊長無双にブレーキがかからない!!
ここからはネタバレ。
そしてケース 90。全ての戦いを終え、隊長の前に座った翔平を前にして、頭に手をかける花岡隊長。隊長、復活!!
彼女ならやってくれると信じていました!
ヘタレな翔平が覚醒しミダレガミと対峙することをクライマックスとするなら、心で技術で肉弾で翔平をサポートし続けた花岡隊長は本作のバックボーンでした。いや、マジで格好良かったです。
次号、最終回が楽しみです。
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