2007-02-07

狼と香辛料 (支倉凍砂)

「このライトノベルがすごい! 2007」というムックで 2007 度の一位を取ったのは、この本が処女作という支倉凍砂 (はせくらいすな) の「狼と香辛料」でした。電撃文庫。第 12 回電撃小説大賞〈銀賞〉受賞作品。

ちょっと変わった題名ですよね。舞台は中世ヨーロッパ風の異世界。では、主人公は剣を帯びた剣士でしょうか。それとも杖を持った魔法使いでしょうか。いえいえ。なんと、馬に荷を引かせるしがない行商人です! 力が強いわけでもなく、天才的な頭脳を持つわけでもない。独立して 7 年目の若手の行商人。それが本編の主人公クラフト・ロレンス。一つ一つの商談を実直にこなしながら、どこかに旨い話はないものかと目を光らせている彼が出会うのが、本編のもう一人の主人公ホロ。彼女は年若い外見ながら狼の耳と尾を持ち、自分を齢数百年 (?) を経た狼であると言います。つまりは人狼です。ホロは外見に似合わぬ老獪さで、ロレンスをたじたじにさせます。そんな二人 (狼=ホロ、香辛料=ロレンス) が、商会や遣り手商人相手に騙し騙される、というのが「狼と香辛料」の粗筋です。

主人公は商人で、剣と魔法の代わりに商談と経済が話の中心だというのですから、一位を取る程の作品なのかと最初は穿って物を見ておりました。しかし、ライトノベルとは思えぬ程しっかりとした世界観。処女作とは思えぬ筆の働び。ロレンスとホロのテンポのよいやり取り。なにより、「金貨の貨幣価値が上がる」だの「為替のしめ切りがいつだ」などといった、馴染みのない話題を違和感なく物語の中に組み込むプロット。どれも、舌を巻くばかりです。

もし、「狼と香辛料」がハヤカワ文庫ファンタジーで発刊されてて、「○○幻想文学賞」や「英国○○大賞」なんて帯に出ていたとしても、私は驚きません。パトリシア A. マキリップの「妖女サイベルの呼び声」なんかとはれるんじゃないかしらん。というか、むしろ、この本は海外に翻訳して是非出版して欲しいほどです。うん。その価値はあると思います。

そんな、私のストライク・ゾーンど真ん中な「狼と香辛料」は既巻 3 巻。そして、明日、最新 4 巻目が発売とのこと。う〜ん、楽しみです。

狼と香辛料 狼と香辛料〈2〉 狼と香辛料〈3〉 狼と香辛料 (4) このライトノベルがすごい!2007

2007-02-06

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ (Schneiderhan & Seemann)

友達が mixi に入会したそうで、メッセージをくれました。で、その中に「現在ブラームスのパールマンとアシュケナージのヴァイオリン・ソナタを聴いている」との言葉がありました。彼をクラシック音楽の世界に引きずりこんだのは私なので、今もクラシックを楽しんでくれてるんだなぁ、と思うと嬉しくなっちゃいます。

というわけで、我が友人を思い出しながらブラームスのヴァイオリン・ソナタを CD 棚から引っ張って聴いています。ブラームスは、ヴァイオリン・ソナタを 3 つ残しているのですが、どれもいい曲なんですよね。どれか一つを選ぶことなんてできません :) フランクのヴァイオリン・ソナタ、ベートーヴェンの「春」や「クロイツェル」と並ぶ名曲ですね。

今、聴いているのはヴォルフガング・シュナイダーハンとカール・ゼーマンのデュオ。シュナイダーハンは、ウィーン・フィルのコンサート・マスターを務めた人で、クライスラーに続くオーストリア生まれのヴァイオリニストです。ドイツ風の男らしくも、ゆったりとした彼の演奏が私のお気に入り。安心して、落ちついて聞けます :)

ブラームス:VNソナタ第1~3

ref

2007-02-05

角の沢山あるケシゴム「カドケシ」

お昼に文房具屋さんで、面白い消しゴムを見つけました。カドケシという消しゴムです。これは写真を見てもらうと一発なんですが、小さな立方体を交互に配置して、「角」を沢山持たせた消しゴムです。合計 28 個もの角があります。

普通の消しゴムは、一つの長方体の塊で、使ってると「角」がなくなってしまうものですね。でも、この消しゴムだと、角がなくなると次々に「次の角」が現れるのだとか。逆にスキマを空けて角を増やしてしまう。なかなか面白いアイデアですね。

実を言うと、シャーペンよりボールペンを使うので、消しゴムは要らないんですよね。なので買いませんでした。Amazon でも売ってるみたいなんで、1500 円 (発送無料になる値段) に足りない時に、注文してみようかしらん ;)

KOKUYO ケシ-U700 消しゴム<カドケシ> スチレン系エラストマー樹脂 20x50x20mm
KOKUYO ケシ-U700 消しゴム<カドケシ> スチレン系エラストマー樹脂 20x50x20mm

2007-02-04

火炉祭で鮎の塩焼き

京都は吉田神社の節分祭の一行事、火炉祭に行って来ました。

火炉祭というのは、吉田神社の本社、三ノ鳥居前に直径 5 m、高さ 5 m の八角柱型火炉に火をつける行事です。火炉には、参拝者の神札が積み上げられています。いわば、巨大な紙のキャンプ・ファイヤーみたいなものでしょうか。点火は、午後 11 時と遅く、火は 2〜3 時間に渡って燃え続けています。

この火炉祭の一番の見所は、火を点ける所だと私は思っているのですが、いつも人だかりが多く、私は点火の瞬間を見たことがありません。今年こそはと意気ごんでいたのですが、行ってみたら既に人垣が出来ていました。今年も出遅れ! 最近、こんなのばっかしです。

というわけで、火炉の写真はなしです。

最大の目的を失って、神社の中をうろうろ。出ている屋台を覗いて歩きました。

鮎の塩焼き

ちょっとお腹も空いていたので、鮎の塩焼きを売ってる台屋に入店。ちょっと塩を振り過ぎ。身も大きすぎかな (中国産の鮎だそうです)? でも、目の前の簡易囲炉裏で焼かれたばっかしの鮎にかぶりつくのはたまりません。外が寒いだけあって、熱いものを体に入れると、元気が出ますね。

店を出たら、地鳥の串焼きを一本買って、その後火炉で暖を取ってから家に帰りましたとさ。

2007-02-03

となりの 801 ちゃん (小島アジコ)

映画館からの帰り途、立ち寄った本屋で「となりの 801 ちゃん」を発見しました。

この本は、いわゆる腐女子 (♀,※) とオタク (♂) の実際の日常 (?) を描いた四コマ漫画で、同名のブログを書籍化したものになります。

※ 腐女子: 婦女子をもじった言葉で、男性同士の恋愛をテーマとした小説や漫画などの創作物をこよなく愛す女性のこと。またはオタク女性全般のこと。

発売元は宙出版。124 ページ。1050 円。初版発行の日付は、2006 年 12 月 21 日。帯には、「ネットランナー主催のベストオブ常習者サイト 2006 金賞受賞」と「緊急重版 10 万部突破」と書かれてます。

私はブログ「となりの 801 ちゃん」をフィード・リーダーに登録してて、本も立ち読み位いはしよう、と思っていたのですが、近所の本屋には置いてないんですね。流石に、「となりの 801 ちゃん」はありますか? と店員さんに聞く勇気もなくって (だって 「『801』を何て読むんですか?」なんて聞かれたら恥ずかしいじゃないですか!)。で、ようやく出会った、本の「となりの 801 ちゃん」。立ち読み出来ないようにビニルの包装が付いていました。

映画が観れなかったので、手元には 1000 円があります。

迷わず本をレジへ持って行きましたよ。

「となりの 801 ちゃん」は、内容の元ネタが日常生活なことと、作者さんが商業誌のマンガ家ではないことで、ボリュームは少なめです。でも、書き下ろしが多かったですね。1/3 〜 半分位いは書き下ろしです。

個人的には、オタク趣味を隠している外面な彼女自身を「擬体」と呼び、その中に「腐女子」な本物 (緑色の物体) が入ってて、崩え対象を見つけると「擬体」からチャックを開いて飛び出してくる、って設定というか擬人化は舌を巻いてしまいます。ノンフィクションなはずなのに、ここだけファンタジー、みたいな感じ。目の付け所と記号化の上手さに脱帽です!

本は、一時間もしない内に読み終わりましたが、下手なコメディーより面白いですね。特に「となりの (p.44)」の三段オチには声を立てて笑ってしまいました。ああ、あと「ツンばっかりで、デレがないよ」は名台詞ですね!

となりの801ちゃん

2007-02-02

「それでもボクはやってない」を見に行って...

isologue さんもブログの記事に取り上げておられた映画「それでもボクはやってない」を見に行って来ました。というのも、今日は映画の日 (もう日付は 2/2 ですけど)。一本千円で映画鑑賞できますからね!

Yahoo! 映画で上映館と上映時間を調べたところ、23:30 からレイトショーがありました。寒い中、自転車を 40 分近く走らせて (す、少ししか迷子になってないんだからね!) シネコンに着いてみると... エレベーターが動いていません。あれ? エスカレーターも、映画館の一階下で上に上がれなくなっています。これは、おかしいと映画館に電話をかけてみるも、機械仕掛のアナウンスが聞こえてくるばかり!

シネコン入り口に戻ると、上映スケジュール表がありました。

どれどれ。え〜と、23 時半からの上映分は、「ナイトショー (土曜日のみ)」!?

なんてことでしょう。今日は 23 時半の上映はないのです。もうこの映画館は閉まっているのです!

失意にかられて、駐輪場に戻ってみると、ちゃっかり駐輪代 150 円を要求されました。ふんだり、けったり。ギャフン。

2007-02-01

J. S. Bach のプレミアム・エディション 40 枚組、発売延期

去年末に HMV に発注して、入荷が遅れていた J. S. Bach のプレミアム・エディション 40 枚組ボックスですが、今日、正式に発売延期のメールが届きました。

【商品番号】CASCADE2100

【Artist】Bach , J. S.

【Title】Premium Edition(40cd-box)

ご予約の上記商品につきまして、発売日が2007/02/20へ変更となりました。

発売日は 2 月 20 日ですか。う〜ん、これは信じていいのかしらん。Cziffra の CD の時は、延期が続いて 3 か月も待たされましたからね。今回も心配です。

そういえば、このボックスと一緒に注文した、サーバタのヴェルレクもまだ入荷していません。大丈夫かな?