2006-09-15 のエントリーでシフラのライブ録音が含まれると紹介した CD (10 枚組)「グレート・ピアニスツ」。2006-09-20 の発売予定が 2006-10-31 に延期されたと前エントリーで書きましたが、本日、再延期のお知らせが届きました (泣)。新たな発売日は 2006-12-01 とのこと。楽しみにしていたのに、また一か月もおあずけです。このまま、発売されないなんてことがなければよいのですが...
2006-10-31
2006-10-27
神山の秋定食
鞍馬の火祭りエントリー、第二弾です。
- See also life@aka: 鞍馬の火祭り
神山は、鞍馬駅を出てすぐにある食事処です。駅を天狗の顔の像がある側から出て、最初の交差点に「神山」の看板があります。交わった道を左に折れると由岐神社です。道を横切った先にある細い道は、火祭りの迂回路になります。
過去二度の火祭りで、私は毎年「神山」に入って食事をしています。一昨年はぼたん汁セット (1830 円)。去年はきのこ御飯セット (1480 円) を頂きました。他の食事処を知らないので、惰性で入ってる感もなくはないのですが ^^; 今年も、半ば惰性で (他の食事処を試すこともなく) 神山に入りました。今年注文したのは、秋定食。今まで食べた中で、これが一番美味しかったです。
写真右奥の豆腐はごま豆腐。ご飯の上にあるのは、こんにゃくに練り梅 (?) を付けたもの (本当は二枚あったのですが、写真を撮るのを忘れてて、一枚先に食べてしまいました)。その奥にあるのが、子持ち鮎の甘露煮 (絶品!) です。後は、ご飯、赤だし、煮物、一品 (大根とおあげを煮たやつ)、香の物。これで、1800 円位いでした。
値が張り過ぎな気もしますが、観光地のお食事ってこんなものでしょうかね。
鞍馬の火祭り
2006-10-22、友人と「鞍馬の火祭り」を観に行って来ました。火祭りを観るのは、今年で三年目です。去年・一昨年の反省を活かして、昼の一時頃から鞍馬に行って場所取りをしました (祭りのクライマックスは 22 時頃です)。防寒対策もしっかりと、12 月末の寒さを想定してコートを着こんで行きました。長丁場に耐えるため、行きがけに黒飴を買い込みました。
しかし、今年の鞍馬の火祭りは空振り続きでした。
黒飴「かぜよけ 黒ニッキ (ダイイチ)」は、予想よりもニッキが強くて舌が痺れました。結局、食べたのは二ツだけです。
今年の鞍馬の夜は、涼しかったです。寒くありませんでした。少し暖かい恰好をすれば十分でした。コートが重かったです。
場所とりは、全く意味がありませんでした。警官に、場所を動けと言われました。
写真は、由岐神社の階段前の様子です。階段から向かって右より写真を撮ったのが分かるかと思います。この地点に、私達は場所を取っていました。ところが、鞍馬の火祭りというのは、右側の観客は歩きながら祭りを見ることになるのですね。右側に居る人達は、坂の下から上に向かって、祭りの行進と並進する形で進み、階段前の広場から右に折れて迂回路を回り、坂の下に出ます。停まって観ることは許されていません。特に祭りの始まる前は人の数が少ないので、一か所に留まっていると目立って警官が寄ってきます。
しかし、祭りも酣になると、人の歩みは止まります。歩道には人が並んで三列程の幅があるのですが、祭りの行進側から、一列二列と渋滞を起こし、夜 8 時を過ぎる頃には場所を陣取って動かない人達が現れます。私が去年・一昨年と火祭りに来た時は、遅く鞍馬に到着したため、この動かない列しか見ておりませんでした。
さて、今の話は、階段から向かって右の話です。一方の左側はどうでしょう。左側には迂回路などないので、人は動くことが出来ません そのため、早く来て場所を取った人達が有利になります。警官は、「左側の人達も動いてもらう」と言いますが、それは嘘です。
鞍馬の火祭りを楽しむには、階段左側を午後 3 時頃から場所取りをすべきでした。気付いた時には、にっちもさっちもいかなくなっていましたけどね。
2006-10-14
クラシック、これを聴いてから死ね! (大嶋逸男)
「クラシック、これを聴いてから死ね!」という本を読んでいます。出版社は青弓社。187 ページで、1800 円。副題には、こうあります。
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、マーラーなどの 14 曲、これこそが死ぬまでに聴いておかなければならない曲だ!
1 曲ごとに CD を厳選して、特徴を丹念に解説する。音楽がもたらす豊かな潤いを感受しながら生きていくためのガイドブック。
いわゆる、クラシック音楽の名盤紹介本の一つです。二章構成になっており、第一章「死ぬまでに聴いておくべき厳選曲全 14 曲」が 139 ページまで。第二章「年代順・作曲家別、なるべく聴いておくべき曲」は 30 ページ足らずです。第一章がメインで、第二章は落ち穂拾い的な感じです。
第一章で取り上げられた曲は以下の通りです。
- アルビノーニ: オルガンと弦楽合奏のためのアダージョ ト短調
- J. S. バッハ: 無伴奏チェロのための 6 つの組曲 BWV.1007-1012
- J. S. バッハ: マタイ受難曲 BWV.244
- J. S. バッハ: アリア BWV.1068 より (G 線上のアリア)
- モーツァルト: ピアノ・ソナタ第 11 番 イ長調 K.331「トルコ行進曲」
- モーツァルト: ピアノ協奏曲第 21 番 ハ長調 K.467
- モーツァルト: 交響曲 40 番 ト短調 K.550
- モーツァルト: レクイエム (死者のためのミサ曲) ニ短調 K.626
- ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第 8 番 ハ短調 Op.13「悲愴」、ピアノ・ソナタ第 14 番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
- ベートーヴェン: 交響曲第 5 番 ハ短調 Op.67「運命」
- フォーレ: レクイエム (死者のためのミサ曲) Op.48
- マーラー: アダージェット (交響曲第 5 番第 4 楽章)
- バーバー: 弦楽のためのアダージョ
「厳選全 14 曲」とありますが、実際には 13 曲しかありません。どこかで原稿を遺失したのでしょうか?ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 8 番・14 番を 2 曲分に数えて、14 曲なんですね!
さてその厳選の 13 曲ですが、一曲ごとに、エピソード、曲の編成、曲の説明を書いた後、(この本の焦点である)「演奏比較」に入ります。どの曲にも、最低 20 の CD をリストアップし、各々に解説を加えています。解説の長さは、短いもので二行。長いものでは、一ページを丸々使っています。ここら辺は、CD ごとに思い入れの違いがあるのでしょう。というか、それが自然ですよね。私は、無理やり同じ長さの解説を入れていない所が好きです。
ちなみに、本屋でこの本を手に取った時、私はモーツァルトのトルコ行進曲とベートーヴェンのピアノ・ソナタの項を開きました。そして、大好きなピアニストであるギーゼキングの演奏に「推薦」と入っているのを見て、本をレジに運んだ次第です (CD リストには「無印」「推薦」「超推薦」の三つの印が付きます)。私的にはギーゼキングの演奏は「超推薦」なのですけどね :p。
また、解説の合間に「ヘルベルト・フォン・カラヤンについて」といったコラムが入ります。いいタイミングで入るので、好きです。
この本は、選曲・推薦の CD ともに個人の趣味に偏った内容ですが、コアなクラシック・ファンの話を聴いている感じで (私は) 楽しく読んでいます。
ところで、作者の大嶋逸男氏は一体何者なのでしょう。著者略歴には、1952 年生まれ (54 歳?)。行政書士・社会保険労務士で、一音楽・ファンとしかありません。どうも文筆 (特に音楽批評) は本業ではないようです。そのせいでしょうか、文章が冗漫だったり、つっかかったり、一読で理解できなかったりします。プロの音楽批評家と比べて、筆の力不足分だけ損をしていると思いました。特に、文章の捻れや、複文の多用、不思議な日本語 (ex. ピアノが弾く) などが目に付きました。編集者が注意してあげればよいのに...
この書で取り上げている CD は、定番的なものが多いですが、クラシック音楽の入門書としては向いているかもしれませんね。
クラシック、これを聴いてから死ね!
大嶋 逸男
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2006-10-09
今、何を聴いてたっけ?
モーツァルトの交響曲 40 番、41 番を聴こうと、CD を再生させました。モーツァルトの交響曲 40 番といえば、あの有名なテーマ曲です。チャララー、チャララー、チャララ〜ラー。こんなメロディーを期待して待っていたら、かかったのはちょっと馴染のない曲でした。
あれ、交響曲 39 番とのカップリングだったっけ?
モーツァルトの交響曲は、後期 3 大交響曲として、39、40、41 番がカップリングされることが多いのです。よくはチェックしなかったけど、この CD もそうだったのかしらん。そう考えて、(作業に集中していたこともあり)、気にとめることもなく音楽を鳴らしておりました。
そしたら、びっくり。声楽が入ってくるじゃありませんか!
いくら何でも、モーツァルトの交響曲に声は入りません。自分は一体、何の CD をかけているのだろう。この曲は何だろう。疑問ばかり浮かんできます。
結局、CD を取り出す時に調べてみたら、メンデルスゾーンの交響曲 2 番「賛歌」でした。う〜ん、モーツァルト (Mozart) とメンデルスゾーン (Mendelssohn) って、頭一字しか同じじゃないんですけど ^^; どういう間違いを私はしたのでしょうね。ホントに、もう。
Mendelssohn: Symphony No. 2 "Lobgesang"
Peter Maag Maria José Suarez Valentian Valente
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