先日、007 カジノ・ロワイヤルの感想エントリーで。
と書きました。予告通り、カジノ・ロワイヤルで使われたポーカー・ゲームの解説をまとめてみます。
といっても、私はポーカーをやったことがありません。あくまでカジノ・ロワイヤルを理解するために必要な最低限のルールを紹介できればと思います。参考サイトは、下記の通りです。
ポーカーの基本
ポーカー・ゲームは、52 枚のカードで行なわれます。つまり、スペード、ハート、ダイヤ、クラブの各 13 枚です。ジョーカーは使いません (ジョーカーを使うポーカーをワイルド・ポーカーと呼ぶそうですが、カジノ・ロワイヤルではジョーカーなしのルールです)。
ポーカーは、5 枚の札でポーカー・ハンド (ポーカーの役) を作り、役の高さを競います。役を作る合い間に、ベット (賭け) を行ない、勝者に支払れるチップを決めます。
Texas Hold'em
ポーカーには、沢山の派生ルールがあります。カジノ・ロワイヤルのパンフレットによると、劇中で使われたのは「テキサス・ホールデム (Texas Hold'em)」というルールだそうです。
テキスサ・ホールデムは、手札 2 枚と共有の 5 枚のカードから役を組み合わせて、役を作ります。
ポーカー・ハンド (役)
ポーカー・ハンドは、あらゆるポーカー・ゲームでほぼ共通しているようです。弱い役の順からポーカー・ハンドの解説をします。全部で 10 種類あります。
- ノー・ペア
- 役なし。下記の役以外の全て。
- ワン・ペア
- 同じ数字のカード 2 枚からなるペアを一組。残りの 3 枚は何でもよい。
- ツー・ペア
- ワン・ペアを 2 つ。つまり、同じ数字のカード 2 枚からなるペアを二組。残りの 1 枚は何でもよい。
- スリー・カード
- 同じ数字のカードを 3 枚揃える。残りの 2 枚は何でもよい。
- ストレート
- 5 枚のカードの数字が連続並びになっている。スート (クラブとかハートとか) は何でもよい。
- フラッシュ
- 5 枚全てが同じスート。つまり、5 枚全部がクラブ。もしくはハート、もしくはダイヤ、もしくはクラブ。カードの数字は不問。
- フルハウス
- ワン・ペアとスリー・カードの組み合わせ。同じ数字のカードを 3 枚揃え、残る 2 枚も同じ数字のペアになっている。
- フォー・カード
- 同じ数字のカードを 4 枚揃える。残りの一枚は何でもよい。
- ストレート・フラッシュ
- ストレートかつフラッシュ。つまり、5 枚全てが同じスートでかつ数字の並びが連続になっているもの。
- ロイヤル・フラッシュ
- 同じスートで 10, J, Q, K, A を集めること。10 以上のカードでフラッシュをすること。ロイヤル・ストレート・フラッシュと呼ばれることもある。
なお、役の主要部の数字を併せて呼ぶこともあります。例えば、「KK876」は「K のワン・ペア」。「JJ663」は「J と 6 のツー・ペア」。「66622」は「6 と 2 のフルハウス」という具合です。
もし、同じ役を作った人がいたら、主要部の数字をまず比較します。例えば、「KK873」(K のワン・ペア) と「7742A」(7 のワン・ペア) は、同じワン・ペアですが、K の方が 7 より大きいので、K のワン・ペアが勝ちます。
テキサス・ホールデムのゲームの流れ
テキサス・ホールデムのゲームの流れを簡単に紹介します。なお、ベット・ラウンドについては後述します。
- ブラインド・ベッド: ディーラー左の 2 人はチップを強制的に賭けさせられる。いくら賭けるかは、ゲーム前に参加者の間で決められる。
- ディーラーは時計回りにカードを配る。配るカードは、一人に対して 2 枚。
- ベット・ラウンド 1
- バーン・カード: ディーラーはデッキの一番上のカードを捨てる (不正にカードを覗いた人がでないようにするため)。
- ディーラーはデッキの上から 3 枚のカードを取り、表向きにテーブルに出す (計 3 枚のカードがテーブルに曝される)。
- ベット・ラウンド 2
- バーン・カード
- ディーラーはデッキの上から 1 枚のカードを取り、表向きにテーブルに出す (計 4 枚のカードがテーブルに曝される)。
- ベット・ラウンド 3
- バーン・カード
- ディーラーはデッキの上から 1 枚のカードを取り、表向きにテーブルに出す (計 5 枚のカードがテーブルに曝される)。
- ベット・ラウンド 4
- ショー・ダウン: プレイヤーは自分の手札を曝す。
- ディーラーは、公開の 5 枚とプレイヤーの 2 枚の計 7 枚から 5 枚を選び、プレイヤーごとに役を宣言する。そして、一番強い役を作った人にチップを渡す。引き分けの場合は、同じ額のチップを山分けさせる。
テキサス・ホールデムでは、手札の交換はありません。
ベット・ラウンド
ベット (賭け) は、勝者が手にするチップをプレイヤー同士が決める作業です。ポーカーにおいて、一番スリリングなシーンではないでしょうか。
ベットは、ディーラーの左隣から左回りに進みます。プレイヤーには、自分のベットの時に、ゲームを降りる・賭けるチップを釣り上げる・同額のチップを払う、の三つの選択肢があります。誰かが賭けるチップを釣り上げたら、もう一周して全員が同額のチップを払うことを確認します。
例えば、ABCDE の五人が順に並んでいたとします。C さんが賭けるチップを釣り上げたら、続く D→E→A→B さんが同額のチップを払うかゲームを降りるかするのを確認します。もし、A さんが更に賭けるチップを釣り上げたら、今度は B→C→D→E さんの順で同じように同額のチップを払うかゲームを降りるのを確認します。
ここで、ベットに関する用語も抑えておきましょう。
- Raise (レイズ)
- 賭けるチップを釣り上げること。
- Call (コール)
- 前の人と同額のチップを払うこと。
- Fold (フォールド)
- ゲームを降りること。フォールドすると、それまでに賭けたチップは全て失うことになる。
これらの用語を使ってベット・ラウンドを説明すると、「レイズしたプレイヤー以外のプレイヤーが全員コールもしくはフォールドすると、ベット・ラウンドが終わる」ということになりましょうか。
なお、最終ベット・ラウンドに限っては、「オール・イン」と言って、レイズされたチップに足りなくても全てのチップを出すことでコールしたことにできるようです。
あとがき
以上でテキサス・ホールデムの解説はお終いです。これで映画をより楽しく観てもらえればと思います。今回は、映画で使われたテキサス・ホールデムのやり方に解説を絞りましたが、興味のある方は上記参考 URL などを参照して、ご家庭でも遊んでみては如何でしょうか。