山本久美子作品が好きな安宅です。「あだしもの」第 4 話「閃光の獣」の感想です。
第 4 話は、またもセンター・カラーの 46 ページ。いかにジャンプ SQ が「あだしもの」に力を入れているのか分かる気がします。いやあ、すごいですねぇ。
さて、内容について —— 今話は小町さんの登場シーンは少なめ (ほとんどなし) です ——。
いきなり怪異に追われる少年とすれ違う主人公・灰塚くん。その怪異は狼の姿に雷を纏っていました。とばっちりで軽いケガする運のなさ。
教室に入ってみると、入学式からほとんど登校してなかった(?)古賀一将くんの登場です。なんと、彼こそ昨日出会った怪異の正体。なんてこったい。古賀くんから呼び出しを喰らったかと思えば、昨日の詫にとジュースをもらう始末。なんてこったい。弱気な「追われる少年」が現れて、事情を聞けるかと思えば、後ろから殴られて気を失う灰塚くん。なんてこったい!!
弱気な少年こそ、怪異に操られ悪さをしていたのでした。
灰塚くんを人質に誘い出される古賀くん。二人のピンチにクロトゲで形成逆転。古賀くんの「半妖」の力とクロトゲの力で怪異を一蹴です!!
バトル・パートが多めな第 4 話でしたが、古賀くんの想いを表に出す手腕は鮮やか。力に振り回されて、周りを傷つけてばかりの古賀くんは、一人悩んでいたのですね。それが孤立を生み、葛藤になっていた。閉じこもった心を開いたのは、同じ想いを知っている灰塚くん。良いね。良いね。
最後は、古賀くんも怪現部の一員だったと分かるオチ。
灰塚くん「先に教えてくれれば…」
小町さん「話も聞かずにどこかへ行ったのは誰?」
そうね。話を聞かないパートはここへの伏線。ちょっとコメディカルな終わり方でした。
というわけで、怪現部は部長・小町さん・古賀くん・灰塚くんの 4 人が登場。前話で話だけでた「お休み中のミズホ先輩」はいつ出てくるのでしょうか? 第 5 話も楽しみです。
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